第4話 Haru Rei

「Haru、お疲れさま」


「あぁ」


「今回のmissionとても大変そうね」


「そうだな


まぁ、大丈夫だ、必ず成功する」





Lail「Haru、バーチャル地球


最終確認してきたが、なかなかの出来だ」


Haru「ありがとうございます」


Lail「期待しているぞ


HaruもReiも特殊能力のレベルをさらに


上げられるようあの場所で日々


訓練をするように」


Rei「はい」


Haru「えっ、日々ですか?」


Lail「そうだ、万が一に備えてだ」





Haru(万が一とは切り離す時のことを


言っているのか?)





Rei「Haru、せっかくあなたが作った


バーチャル地球を確認してみましょうよ


あなたの能力はまだまだ伸びると思うの」


Haru「あぁ、じゃあ後で行ってみるか」


Lail(Reiには随分と素直だな)





Lail「Reiはどんな特殊能力を


持っているんだ?」


Rei「私は人の気持ちが分かったり


過去世が見えたりします


それから今後は地球で少し開花した


ヒーリング能力を伸ばしたいと


考えています」


Lail「そうか


ヒーリング能力をさらに伸ばすといい


必ず何かの役に立つ」


Rei「はい、ありがとうございます」





ピピピ


ピピピ


Lail「こちらLailだ」


カツカツカツ

(Lailが去っていく)





Rei「そういえばHaru、Ritoくんの見守り


自ら名乗り出たみたいね」


Haru「あぁ」


「目標にしてた幹部になることを


断わってまで見守りになったんだから


すごいと思うわ」


「いや、別にそれで断ったわけではない」


「フフフ」


「何だ」


「ううん、別に」





「それより君もSeiaの見守りを


名乗り出たんだろ?」


「えぇ」


「君とSeiaはあまり関わりがない


気がするんだが


本来、見守りは同性という規則があるのに


わざわざお願いするなんて


よほどのことだろ」


「まぁ、そうね」


「何か特別な理由があるのか?」


「まぁ、そうね」





Haru(何なんださっきからまぁそうねって


俺には話せないことなのか?


まぁ、いい


俺には関係ないことだ、俺には


俺は何でイライラしてるんだ?)





「Haru、そういえば今回


普通転生者、10名も抱えてるのよね」


「あぁ、そうだが」


「怒ってる?」


「いや」


「フフフ」


「だから何なんだ」





「ううん、リストは確認した?」


「まだ詳しくは」


「私、普通転生者は3名なの」


「ほら」


「ほんとだな、俺のリストはこれだ」


「すごい、こんなにたくさん


えっ......」


「どうした?」


「Haru、ここ」


「ん?


Ru.....i.....」


「Haru、Ruiって.......」


「あぁ、彼だな


彼はKailやMiiaと特別missionに


参加した時に自ら命を絶っているから


普通転生者からやり直しだったな」





「そうね、彼が3.5次元世界をつないで


Haruがそれを封印した


で、今回Haruが彼の見守りをするなんて


すごいわね」


「あぁ」





ピピピ


ピピピ


日々の任務ご苦労


1時間後にB20で特別missionのことで


もう一度会議をする


各自時間になったら来るように


一部missionの内容を変更する


Lail





「Haru、通知来た?」


「あぁ」


「変更って何かあったのかしら?」


「色々と試行錯誤なんだと思う


今までとは違うってことだな」


「そうみたいね」


「じゃあ、また後で」


「うん」

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