応援コメント

第六部 第三章 第七話 勇者の休息⑤」への応援コメント

  • いや、何も人間が作った物渡さなくても、装備品ならライが神具を作った方が早いし効果も桁違いに高いだろう...大事な人間を守るためならその選択は悪手じゃない?

    作者からの返信


     コメント、いつもありがとうございます!


     赤村、作中に説明入れてないですね……申し訳ありません。


     ライの作製する魔導具・神具は殆どが魔法の射出器みたいなものでして……。


     ライが作製する魔導具・神具の一例は──


     ライ作製・剣(鉄)【《物質変換》、または一般流通品への《付加》】

     攻撃力 10~30(物質強化時70)

     耐久性 30(物質強化時150)


     対してエルドナやラジックの魔導具・神具は……


     攻撃力 70~200(強化済み)

     耐久性 300(強化済み)


     といった具合です。簡単に言えば元になる素材の質が違う訳です。

     素人が造る武器と名工が造る武器では全く効果が違ってくるのですが、ラジックは知人に熟練の鍛治屋が居て、エルドナにはエクレトル内にそういった部署がある。

     ディルナーチは名工の手による武器や防具、更に刀に適した玄淨石もあるのでまた微妙に違いますけど……。


     加えて魔法。ライは自らの魔法を《付加》していますが、エルドナやラジックは道具その物に刻み込まれています。
     この場合《魔法式消失》系統の魔法を受けるとライの武器は普通の武器に戻りますが、エルドナやラジックの武器は武器そのものの在る姿なのでかなりの確率で耐久できます。


     そしてライ作製の武器は、魔法威力が高い分武器を扱う側にも注意が必要ですが、エルドナやラジックは安全装置の様な機能も付けています。


     最も大きな違いは進化する機能ですね。

     エルドナやラジックの魔導具・神具の中でも一点物系は持ち主に合わせた作りになります。癖やバランスを学習し、更に自己修復や進化を行う。今回のライの竜鱗装甲アトラまでは行かなくても近い進化をする可能性がある訳です。
     流石に進化する道具までは今のライには作製出来ませんので依頼した方が良いと結論に至ります。

     魔法式はライから伝わりますので餅は餅屋に……勿論、小型でホイホイ造れないもの(後に出てくる空間収納庫)などはライの方が簡単に造れますし、通信機なども耐久性を気にするものでもないので一概には言えません。ただ、装備などは上記の事情で依頼した方が良い訳です。


     但し、作製には時間を要します。後にライは自らの作製する武器を更に強化出来るようになりますが、やはり個人ごとの装備はプロに任せるのが最適かと……。


     長文になりました……劇中に説明が足りず申し訳ありません。 

    編集済