第六部 第一章 第三話 連合国家ノウマティンにて
魔獣アバドンの侵攻は、ライが殲滅し一度止まるまで実に四ヶ月もの間続く。
その間対応に追われていた各国は、余裕のある国とそうではない国に明暗が分かれることとなる。
その理由として挙げられるのは魔獣の発生地……。
トシューラ国北西部──商業都市メニオ。
その近郊の森から突如出現した魔獣は、法則性無く捕食行動を開始。
メニオの住民に生き残りは存在するものの、街は事実上壊滅。その後トシューラは、各地に甚大な被害を受け続けることになる。
王家や貴族達は魔獣殲滅に動き出したが、増殖する魔獣の前に消耗戦は意味を為さず被害は拡大するばかり。
結果、貴族達は自らの安全を最重視。民は犠牲を強いられる結果となった……。
救いとしては、『ロウドの盾』とエクレトルによる援護が迅速に行われたこと。これにより数十万を超える民が救われた事実は、トシューラの体面を大きく傷付けたのは言うまでもない。
そんなトシューラ国の中で最も安全だったのは、皮肉にもかつて枯渇させた南の荒野だった……。
その土地に住まう地竜達は、魔獣から逃げ延びた人々を受け入れた。竜達が人々を魔獣から守り抜いたことは、トシューラの民の心に深く刻まれることとなる。
魔獣の発生源であるトシューラに次いで被害があったのが、国境を隔てた隣国……。
頑強に守りを固めていた大国は、対応が早く水際での防衛に成功。シウトやアステは魔獣の侵入を一切許していない。
しかし……小国は増殖する魔獣に対し、どうしても物量で押し負ける。その為に壊滅した国も出てしまった程だ。
そこでエクレトルから要請を受けたシウト、アステ、トォンの三国は、未だ残る魔王級脅威に対する防衛力を残し、小国の防衛と魔獣殲滅に当たることとなる。
そこには一部恩売りという各国の思惑も含まれているが、今後結束の足掛かりという意味でも必要な対応だろう。
無論、六大国以外でも自国の力のみで防衛を果たす国も存在する。
『高地小国群』──かつてそう呼ばれていた五つの国が一つとなった『連合国家ノウマティン』もその一つである。
基本的な体制は以前と変わらないが、『ノウマティン』となった今は以前の小国群よりも遥かに結束が固く強い国となった。
経済・軍事など繋がりは完全に一つの国として成り立っており、各王家同士は互いの親類を婚約させるなど血の繋がりにまで踏み込んでいる。
ノウマティンの権力中枢は『猫神の巫女』……信じられない話だが、それはつまり宗教国家であることを意味していた。
「ふぅ……何とか倒したみたいね」
そんなノウマティンの上空──トシューラとの国境付近に浮かぶ猫耳少女が一人。
メイド服を基にした巫女武装【猫かぶり】。白地に薄紫を組み合わせた露出度の高い衣装に猫耳カチューシャ。腰のベルトの背中側には感情に反応して動く尻尾……。
その手には、ハート型に翼を付けた柄の鞭型武器を携えている。
そんな黒髪ツインテールの少女──ベルガは、うんざりといった声を上げる。
やはり国境沿い……見えない程大きく間隔を空け防衛線を張る猫耳少女達は、全員で七名。
彼女達こそがノウマティン最大防衛戦力にして最高権力者、『猫神の巫女』である
(リプル。皆の方はどう?)
(ベルガちゃん……ちょっと待ってね)
巫女服に赤のアクセントのある巫女リーダー・リプルは仲間達の状態確認を始める。
(チェルシーちゃん、ミネットちゃん、クーネちゃん、ミソラちゃん、フラーマちゃん、大丈夫?疲れてない?)
返事は全員無事とのこと。
そこで一旦集合し休息を取ることにした巫女一同。上空には猫耳カチューシャと連動した球体型の敵影感知神具【猫の目】が配置され休憩へと移る。
「何とか全部やっつけたみたいですね」
地上の野原に腰を下ろした巫女達は、全員疲労の色を浮かべている。
「しかし……もう四ヶ月ですよ?こんなこと、いつまで続くのでしょうか?」
そう零したのは、巫女の中で最年長のミソラ。玩具の様な剣を腰に下げ黄緑色を配った戦闘服を纏う元騎士の彼女は、今や完全に巫女としての役割を背負わされている。
しかし、人は慣れる生き物──己の重責を理解したミソラは、羞恥心と日々戦いつつも役割を果たすことに専念していた。
「ん~……。多分、もうすぐ終わる?」
「クーネミアさ……ちゃん。根拠は?」
「………勘?」
「………」
銀髪で長い髪のクーネミアは水色系の巫女服。少し眠そうな目でミソラに答えた。
「でも、案外クーネミアの勘て当たるんだよね……。あの虫が出る前に嫌な予感がするって言ってたし」
橙色系の巫女服に身を包むミネットは、幾分髪が伸び肩の辺りに掛かっている。
「クーネミアは何か力があるんじゃない?」
「………分かんない」
「じゃあ、次変な感じがしたら言ってよ。そしたら多分間違いないから、後でコーチにでも聞いてみよう?」
この言葉でピコンと尻尾を立てたのは、黄色の巫女服を着た最年少のチェルシーだ。
「お兄ちゃんに会いに行くの?」
「うん。もしかしてクーネミア、凄い力があるかもしれないでしょ?」
「………。フッフッフ。そしたらコーチ、クーネに惚れるね」
「そんなこと無いもん!チェルシーに惚れるんだもん!」
相変わらず本人の知らぬところではモテモテの『某勇者さん』。クーネミアとチェルシーは視線で火花を散らしている。
「私コーチに会ったことはありませんが、随分慕われている方なんですね~」
少し間延びした話し方の女性は、引退したミーシアの代わりに入った新メンバーのフラーマ(二十一歳)。
実はミーシアの従姉妹に当たる人物で少しだけ外見が似ているが、輪を掛けておっとりした性格をしている。
ミーシアから受け継いだ巫女衣装と武器を身に付けているフラーマは、先代に劣らぬ豊満ボディ。見事、お色気担当というポジションも引き継がれていた。
「でも、フラーマちゃん。巫女を受け継いだ時コーチの姿見たって言ってなかった?」
「あ~……。そう言えば~……」
『猫神の巫女』は美少女限定が絶対の掟……という何処ぞの痴れ者勇者の願望により、巫女の後継者はアクト村にある魔石により選定を受けなければならない。
あの忙しい最中そんなことに心血を注いでいた残念さはこの際置いておくとして、魔石にはライの判定機能が付加されている。
この点に関して女同士の『カワイイ』が当てにならないことを知る者ならば、ライの気持ちは分からなくも無いだろう……。
因みに……アクト村の魔石は《迷宮回廊》を利用した訓練場としても使用が可能なので、巫女達は度々アクト村に帰還し合宿を行っているのは余談である。
「それで、判定というのはどんな感じなの?」
「えぇ~とですねぇ~……私が魔石に触れて見えたのは~、凄っごく幸せそうな顔の男の人です~。親指を立てて頷いていました~」
「……へ、へぇ~。……そうなんだ。判断がかなり漠然としているわね……」
呆れるベルガ。しかし、確実にミーシアの装備が受け継がれたことには安堵を覚えた。
今やフラーマは大事な仲間。現状は姫達からすれば貴重な体験であり、仲間達は掛け替えの無い存在でもあるのだ。
「それにしても……強い巫女服や武器、訓練の場まで用意していたのは、こんな事態が起こると知っていたのでしょうか?」
リプルの疑問は皆が考えていたことである。
ノウマティンの防衛はハッキリと言えば『猫神の巫女』無しには成り立たない。それを可能にしたのはライが残した神具の数々……それが何の意図も無く行われたというのは少々違和感がある。
そんな疑問に答えたのは、騎士としての経験があるミソラだった。
「恐らくライ殿は……」
「ミソラ。『コーチ』だよ?」
「わ、わかりました、チェルシーさ……ちゃん。恐らくコーチは脅威に対する備えとして身を守る力を用意してくれたのでしょう」
「脅威……ですか」
騎士としての経験があるミソラは、神具に頼らずとも【纏装】が使える。と言っても飽くまで少しばかり使える程度であり、神具の力には遠く及ばない。
だが、だからこそミソラには理解出来るのだ。巫女の装備は明らかに一線を画したものである、と。
事実、巫女衣装には【黒身套】の力まで宿っていることを彼女達は知らない。
魔力は魔石で集めることが出来るが、生命力たる『氣』は魔石で補充することは出来ない。それを無理矢理生命力に還元しているのは、【吸収魔法】と【回復魔法】を組み合わせた《生命力変換》という魔法が組み込まれている為である。
更に巫女衣装に施された【黒身套】は、『猫神の巫女』達の力を引き上げる効果も宿している。神具を使い続ける程に魔力や生命力が力を増し、やがて巫女衣装無しでもその身に宿る力は達人並にまで引き上げられる。
これにより巫女装備は更に力を増すという構図となる。
そんな力に振り回されぬよう、負担無く力の使い方を覚えられるアクト村の魔石。
それらは皆、猫神の巫女たる彼女達の身を守る為……そして彼女達の大事なものを守る為の配慮なのである。
「それが今、こうして役に立っているなんて……」
「……それにしても不思議な方でしたね。結局ノウマティンであの方を知るのは、『猫神の巫女』を除けばアクト村の方々とイシェルド王のみ。どれ程の恩恵があったのか殆ど誰も知らないなんて……」
ミネットは同意する様に頷いている。
「ミソラちゃんの言う通りだよね。でも、私達が悪用したらどうするつもりだったんだろ?」
「………その時はスッポンポン」
「あ……。そ、そうだったね……」
クーネミアの指摘に全員が『悪用は止そう』と心に誓った……。
「そ、それはそうと、フラーマさ……ちゃんはもうお役目に慣れましたか?」
「はい。戦いの方は大変ですが、歌や踊りは楽しいですよ~?」
「……私とは逆ですね。羨ましい」
「ミソラちゃんは、歌や踊りは嫌いなんですか~?」
「そういう訳では無いのですが、この格好を衆目に晒すことがどうしても慣れなくて……」
『猫神の巫女』のお役目は三つ。
一つ目はノウマティンの調整役。政治に関するものは基本王達に任せているが、正しくないと判断した政策の取り消しが可能である。
二つ目はその力を以て国防に当たること。
これは並みの戦力では太刀打ち出来ない場合、ノウマティン各地に配置した魔石が反応し猫神の巫女に伝わる仕掛けとなっている。
そして三つ目──各地を巡り歌や踊りでノウマティンの存在をアピールし、同時に収入を得る役目。
実は猫神の役目でこれが一番重大とも言えた。
シウトとの同盟成立の際、代表として訪問団に加わった猫神の巫女。そこで知り合った一人の商人……それはライの友人、ティムであった。
ライの行動を聞いたティムはしばらく白眼になってカタカタと震えていたが、我に返ると力強く頷きあれよあれよと『猫神の巫女』のプロデュースを始めたのである。
結果……ティムはダンスと歌のレッスンコーチを用意し、運営企業としてのノウハウをノウマティンに授け、純利益の五パーセント報酬で全面サポートを行うことになった。
始めこれを甘く見ていた巫女達とノウマティンの国王達。
しかし……ラジックを巻き込み歌を録音した魔石を販売したところ、人気が大爆発。グッズ販売と合わせての利益は、ノウマティンに無くてはならない収入源となったのである。
「……。今やペトランズ大陸で私達を知らない人は居ない、とティムさんが言っていましたね」
リプルさんは、遠い眼差しで半笑いだった……。
思い返せば、イシェルドの城に突撃を掛けたライに連れ去られ『猫神の巫女』となったリプル。あれからまだ一年と経過していない。
トシューラの侵略を恐れていた高地小国群は、今や六大国に迫る経済と領土。激変と言っても過言ではない。
「でも、忙し過ぎるのも問題だよ。私、遊べるから巫女になったのに……」
「ミネットの言う通り。チェルシー、もっと遊びたい!」
「それに関してはティムさんが私達の後輩を選出しようと言っていましたね」
多忙ならば他にも巫女を用意すれば良い……利益も増え万々歳だとティムはリプルに語っていたという。
戦えずとも経済には不可欠な後続巫女は、現在選出中とのこと。勿論、ノウマティン出身者を中心にするそうだ。
「………そうすれば少しは楽になる?」
「はい。クーネちゃん、時間が出来たらどうしたいですか?」
「………コーチに会いに行く」
「あ~!チェルシーも~!」
「良いね。どうせなら皆で行こうよ。ティムさんの話じゃまだ戻ってないらしいけど」
ワイワイと賑やかな巫女達……。
と、そこに上空で索敵をさせていた神具【猫の目】に反応があった。
「………また虫が出たみたいですね~」
【猫の目】はフラーマ用の神具……というより、アクト村所有の偵察神具の一つを借りている。
「それじゃ皆……もう少し頑張りましょう!」
リーダーであるリプルの掛け声で全員立ち上がり戦いに備える。
巫女衣装には自動回復機能も付いているので、疲労も魔力も充分といったところだろう。
「がんばります~」
「さっさと片付けてお茶にするわよ」
「………クーネ、コーチに誉めてもらうの」
「チェルシーも~!」
「アハハハ……でも、私もコーチに誉めて貰える様に頑張ろっかな」
「皆さん、油断しないで下さいね」
飛翔した巫女達は再び国境沿いに展開。近付く魔獣を確認し防衛を開始した。
リプルはステッキから魔法を射出するが、やはり魔獣には効果が低い様子……。
「やっぱり魔法は効きづらいみたいですね。なら……」
続いてステッキに【黒身套】を纏わせたリプルは、杖の先から連続射出。強力な黒い弾丸が魔獣に降り注ぎ『核』を破壊して行く。
ベルガは【黒身套】を纏わせた鞭を限界まで伸ばし、魔獣に向けて振るう。尽く分断される魔獣。分裂し小型の魔獣へと変化を始めたのを見計らい、遥か上空からミネットが弓での追撃。
一発一発が《金烏滅己》の威力を誇る魔法の矢は、小型魔獣を尽く炭化させて行った。
クーネミアとミソラは魔獣の群れに飛び込むと神具の力を解放。
ミソラは持ち前の剣技と合わせた無数の闘気剣斬撃。クーネミアは斧に付加された《範囲内分身》で発生させた無数の斧を操り、まるで竜巻の様に回転させ魔獣を切り刻んでいる。
そんな中、今一つ動きが悪いフラーマに気付いた上空のミネット。
「フラーマちゃん!どうしたの?」
「え~?虫さんをやっつけるのが可哀想で~」
「……あ~、もう!フラーマちゃん!『猫神様』はあの虫をやっつけて欲しいんだよ?」
「猫神様が……?」
「うん!だから、頑張って!」
「わかりました~」
途端にキュ~ピン!と光るフラーマの眼差し。杖の先から巨大な黒身套の塊を出現させ魔獣の中へと飛び込んで行く。
そして行われたのは圧殺、圧殺、圧殺──。
純粋な笑顔を浮かべ嬉々として魔獣を叩き潰して行くフラーマの姿に、ミネットは寒気がした……。
「ア、アクト村の人達って怖いなぁ……」
猫神信奉の最も強いアクト村……そこで生を受けたフラーマは、やはり敬虔な猫神信奉者。
猫神様の願いならば虫を殺すことなどに躊躇は無いのである。
粗方の魔獣殲滅が終わり掛けた頃、魔獣の背後に現れたのは新手の魔獣……。恐らくトシューラ国ドレンプレルで駆逐され、こちらに一部が流れてきたのだろう。
しかし、巫女達は全く動じる様子はない。
巫女達の中で最強の攻撃力を誇る者が控えているのだ……。
(リプル……あれ、やっちゃって良いの?)
(はい。お願いね、チェルシーちゃん)
(チェルシー、任されたの)
そう答えたチェルシーが取り出したのは『猫じゃらし』──。
一見して全く攻撃力が無い様に見えるそれは、ライが最も力を注いだ一品だ。
猫じゃらし単体でも強力な打撃武器になるが、本質は別。チェルシーは上空に猫じゃらしを掲げクルリと弧を描くと、天空に光の魔法陣が出現した。
それを確認したチェルシーが『猫じゃらし』を降り下ろせば、同時に天空の魔法陣から数百数千の魔法が降り注ぐ。
多重魔法無詠唱操作神具【猫じゃらし】── そのまんまの名前である……。
猫じゃらしが弧を描くことにより魔法陣が発生。陣の回転が魔法詠唱の代わりとなり、魔法式を構築。更に魔法陣は持ち主の意図を反映し、思いのままの魔法を発動させる……という代物だ。
少なくとも、チェルシーに神具を託した時点でのライの全ての力が『猫じゃらし』に備わっている。それは、最年少のチェルシーをより危険に晒さぬ為の配慮だった。
因みに猫じゃらしの柄の中には純魔石が隙間なく敷き詰められているのは余談である。
そんな大規模魔法。当然そう連発は出来ないが、一度発動すると壮絶な破壊力となる。
一同の視界の先に巻き上がるきのこ雲が、その威力を物語っていた……。
(………。ね、ねぇ、リプル?)
担当域の魔獣を殲滅し終えその光景を確認したベルガは、気不味そうな声でリーダーに語り掛けた。
(あれ、やりすぎじゃない?地形変わっちゃったんじゃ……)
(だ、大丈夫ですよ、きっと……。《千里眼》で人が居ないことは確認していましたし……)
(で、でも、アレ……トシューラの領地でしょ?何か揉めたりしない?)
(………ベルガちゃん。私達は何も見ていない、だから何も知らない。良いですね?)
(………。了解ですわ、ボス)
事実の隠蔽を画策するリプル。そして生温い目できのこ雲を見つめ同意する巫女達。
ただ、チェルシーだけはとても誇らし気だったという……。
後に『魔王の仕業』として語られることになるドレンプレル領内の大爆発。真実を知るのはノウマティンの巫女達のみ……。
ともかく、彼女達の活躍でかなりの魔獣が駆逐されたのだ。ドレンプレルとしては、事実はどうあれ救われた部分がかなりある筈。
そして、それから数日後……。
クーネミアの言葉通り世界の魔獣は一度殲滅され姿を消した。
上空から降り注いだ氷の槍は魔獣を貫き大輪の花を咲かせた。それが誰の仕業か……真っ先に気付いたのが『猫神の巫女』達であったことは言うまでもない。
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