第四部 第七章 第八話 魔女の島


「う~ん……あ、あれ?私は……何か嫌な夢を見ていた様な……」


 リーブラ労働施設で出会った少女の心傷トラウマは回避された……。


 少女は事態を理解していない様だが、その方がライにとっては都合が良い。

 


「も、もしもし?」

「え?はい?何ですか?」


 何とか受け答えは出来る事にようやく一安心……でもない。まず素性を確認しないとならない。


 幻覚魔法に抵抗を見せたと言うことは、魔術師の類いと見て良いだろう。

 収容施設の結界管理に常駐しているトシューラの魔術師は幻覚の中……少なくとも、そこいらの魔術師よりは優秀と見て間違いない。


「ね、ねぇキミ?どうやってここに?それに何しに来たの?」

「え?あ……!」


 今更ながら“ しまった ”という表情を浮かべる少女。見つかったことが不味いということらしい。


「大丈夫だよ、俺も内緒で行動しているクチだから。それでキミは何をしに来たの?」

「それは……」

「あなた!あたしを追い回しておきながらダンマリは許さないわよ?」

「……あ!妖精!」


 再びウィンディに手を伸ばそうとした少女にライは痺れを切らし、小型の《雷蛇》を放る。


「びぴっ!」

「悪いけど時間が無いんだよ。キミがここに何しに来たのかを聞きたいんだけど」

「あ、ああな、あなたは?」

「俺はライ……通りすがりの勇者だよ。ここに来たのはリーブラ国の人達を救う為だ」


 勇者という言葉に眉を潜めた少女は、まだどう答えるか考えている様だ。

 しかし、ライが困った様な笑顔を浮かべ《雷蛇》を掌の上に発生させると、少女は姿勢正しく自己紹介を始めた。


「わ、私は偉大なる魔女・リーファム様の一番弟子、アンリと言います。お師匠様の命で妖精を探しに来ました」

「………え?妖精?それって、あたしのこと?」

「はい。リーブラ国王城跡に妖精が居るから連れて来いと……」

「何で?リーファムなんて知らないわよ、あたし?」

「さぁ……私は言われただけなので……」

「……ねぇ、ライ?付き合って貰える?あたしだけじゃ怖いから」


(時間が無いのに次々と……呪われてるのか、俺は?)


 今更ながらに己のトラブル体質に呆れるライ。だからと言って見捨てることも出来ないから困る。


「……ん?リーファム?リーファムってもしかして『リーファム・パトネグラム』?【火葬の魔女】の?」

「……ち、違いますよ?お師匠様は【博愛の白魔女】ですよ?…………自称」

「………自称なんだ」


 マリアンヌから聞いた要注意人物の一人、【火葬の魔女・リーファム】──気に入らないからという理由で小国の王子を焼き殺したという魔女は、報復に来た小国の兵を全員焼き付くしその骨を送り返したという逸話がある。


 要はヤバイ相手だ。


「……俺はまだやることがある。ウィンディ……骨は拾ってやれないが、幸運を祈ってるぜぃ!」


 ビシッ!と親指を立てるライ。ウィンディはライの耳にしがみつき意地でも巻き込む姿勢を見せる。


「逃がさないわよ!あなたが行かないなら私も行かない!悪いのは全部、この『ライ・フェンリーヴ』よ!魔女にそう伝えなさい!」

「くっ!ウィンディ、汚いぞ!」

「あなた約束したでしょ?妖精を捜すって」

「……チッ!分かったよ。でも、先にやること終わってからだ。何度も言うけど時間が無い」


 それを聞いていたアンリは首を傾げている。今更ながら、この地に見慣れぬ衣装の勇者がいることに疑問が生まれた様だ。


「何をそんなに急いでいるんですか?」

「俺の役目はリーブラ国民の救出なんだよ。出来るだけ多く助け出さなきゃならない。その為に一時避難させる場所や移動方法も考えなくちゃならないし……」

「……では、やはりあなたもお師匠様に会うべきです。お師匠様は対価を払えば大概のことを果たしてくれますから」

「………対価って?」

「その時々で違うので何とも……だけど、生き肝とか心臓とかは言わない筈です。…………多分」

「……………」


 かなり不安なライは、取り敢えずメトラペトラに相談することに……。


(メトラ師匠~)

(……ん?何じゃ?もう終わったか?)

(いえ……それがまだ全然)

(は?今まで何やっとった?)

(えぇと……記憶を送ります)


 大聖霊紋章を利用した記憶の念話伝達。これも初めてのことだが上手く行った様だ。


(流石はトラブル勇者……いや、もはや『呪われし勇者』じゃな)

(うぅ……返す言葉も無い)

(まぁ良いわ。今からそちらに行く)


 念話を切った途端、メトラペトラはライの頭に出現した。


「うぉう!転移って一回行った場所にしか行けないんじゃ……」

「一回来たじゃろ、上空に。目の届く範囲はそれと同義じゃよ。じゃから戦闘中に小規模転移を多用出来る訳じゃ」

「成る程……流石は師匠です」


 しかし、ライの頭にはサクリと爪が食い込んだ。


「ヌッフッフ……そんな世辞で騙されるとでも思うたかぇ?」

「痛い!何故に?」

「ホレ?言ってみ?『ワタクシのトラブルに巻き込んでばかりでスミマセン』との?」

「巻き込んで済まねぇ!愛してるぜ、ニャンコ!」

「敬意が足りんわ!?」


 “ シャーッ ”と唸るメトラペトラト。だが、これに異議を唱える者が居た。


「ちょっと、あなた!やり過ぎよ!」


 妖精ウィンディはメトラペトラの眼前に飛翔し指を突き付けた。


「大体いきなり現れて、あなた何様?」

「あ~……紹介がまだだった。このニャンコは俺の師匠、大聖霊メトラペトラだよ」

「……大聖霊……だ、大聖霊?嘘っ!あの大聖霊?この猫が?」

「本当だよ。ね?メトラ師匠?」


 メトラペトラを頭上から胸に移し抱えたライ。しかし、メトラペトラは返事をしない。獲物を狙う狩人の様な目でウィンディを凝視している。


「な……何?怒ったなら謝るわよ?」


 続く無言……。時折舌舐めずりをするメトラペトラ。良く見れば涎が垂れかけている……。


「ね、ねぇ、ライ?私、食べられちゃうの?」


 ブルブルと震えているウィンディは動くに動けない。蛇に睨まれたカエル……ならぬ、猫に睨まれた妖精だ。


「ハハハ……大丈夫だよ。メトラ師匠はグルメだから。ね?師匠?」


 この言葉に応えたのはメトラペトラの胃袋の音だった。遂にウィンディは錯乱を始める。


「い~や~っ!食べられるぅ~!?」


 高速飛翔で逃げるウィンディ。しかし、メトラペトラは転移で回り込んだ。勝負は一瞬……メトラペトラはグッタリしたウィンディを咥えている。


 ライの元まで戻ったメトラペトラはウィンディを“ ペッ! ”と吐き出した。


「メトラ師匠……からかい過ぎですよ」

「フン……生意気な口を利くからじゃ。妖精なんぞ喰う気も起こらんわ」

「まあまあ……それで、師匠が来たってことは何か考えがあるんですね?」

「まぁの。では向かうとするかのぅ?」

「何処へです?」

「【火葬の魔女】のところに決まっておろうが。あの女には貸しがあるんじゃよ」

「知り合いだったんですか……」

「昔、ちいとばかりの……」


 【熱】を司る大聖霊と【火葬】の魔女、確かに関わりが有りそうな気もしないでも無い。


「ちょっと待ってて下さい。その前にリーブラの人達に色々説明して来ますから」


 アスレフの元に向かい収容施設内の安全が確保された旨を伝えたライは、リーブラ国の民が囚われていそうな場所を聞き出した。


「アスレフさん。ここはあと二日は安全です。それ以上放置するとトシューラ兵が死んじゃうので、その前に隠れる場所を見付けて迎えに来ます」

「……本当に大丈夫か?お前一人では……」

「一人じゃないですよ。それに、今から向かう場所に居る人は協力してくれる可能性があるみたいですし……」

「わかった。………無理はするなよ?」

「はい。トシューラ兵の件、出来ればで良いのでお願いします」


 アスレフにはライという人物が不思議で仕方無かった。話を聞く限りオルネリアやプラトラムですら敵だった筈だ。

 それが迷いもなく救うことに踏み切るだけでなく、敵であるトシューラ兵すら救おうとしている。


 矛盾……。だが、アスレフはライを信じると決めたのだ。


 そしてアスレフはライの行動に報いる為、トシューラ兵の殺害を防ぐ行動を始めた──。





 一方……メトラペトラ達の元に戻ったライは、早速【火葬の魔女】の元へと向かうことに。


「で、何処へ向かえば良い?」


 アンリにリーファムの居場所を確認したライだが、ふと疑問が過る。


 ウィンディはその小ささから結界の綻びを抜けられる可能性はある。そうでなくてもライの幻覚魔法に抵抗出来た霊位存在の妖精なのだ。

 だが、そもそもアンリはどうやって結界の内側に入ったのかが分からない。まさか、ライの様な変態的手法は使っていないだろう。


「このまま転移します。どのみち転移でしかお師匠様の元には行けませんので」

「凄いな……。アンリはそんな若さで転移魔法が使えるのか……」

「いえ……私は使えませんよ?来る時はお師匠様に送って頂きました。帰る時は……」


 そういってアンリは胸元を開き首から下げていた物を取り出した。


 それは、赤と青が絡み付いた様な形状の魔石。ライはその神具に見覚えがあった。

 かつてライが囚われていた魔石採掘場。その脱出の際に使用した『転移用神具』──それに瓜二つなのである。


「師匠……あれ、フローラが持っていたものと同じですか?」

「正確には試作品じゃな。最大で十人程しか送れんが魔力が溜まるのが早い。ワシが持っとった物をリーファムの泥棒ネコが盗んで逃げたんじゃよ。恐らくそれじゃな」

「割りとトンデモナイ人ですね、リーファムさんて……ってか、度胸あるというか命知らずというか……」


 メトラペトラを本気で怒らせたら一堪りもないだろうに……と、妙な感心をするライ。そんなメトラペトラ大先生はお怒りで毛を逆立てている。


(リーファムさん!逃げてぇ!いや、逃げられると困るけど……やっぱ逃げてぇ!)


 そんなライの心配など知らないアンリは、一声すら掛けずに【空間転移用神具】を発動。ライ達は心の準備も無く転移と相成った。



 気付いた時には森の中。鬱蒼とした森は如何にも魔女が暮らしていそうな雰囲気である。ただ、夜の森ではないことにライはかなり驚いていた。


「昼になってる………ここって何処?」

「ここはペトランズ大陸の東の海に向かい船で四日程の位置……【魔の海域】と【唄鯨海】の境にある小さな島です」

「だから昼夜の差が……。そんな場所に住んでてアンリは寂しくないの?」

「はい。お師匠様が居ますから」

「良い娘だなぁ……アンリは」


 お師匠様は天下の大聖霊の持ち物をかっぱらって逃げたのに…… と口に出し掛けたが、慌てて止めた。

 仮にも師匠を貶されて嬉しい者は居まい。


「でも、お師匠のだらしないことったら無いんですよ?いつもぐうたらの癖に来客の時だけ気合い入れちゃって……料理も下手だし、お小言はうるさいし、え~っと……がめついし、態度大きいし、気は短いし」


 ……訂正。弟子はその限りに非ず。どうやらアンリさんは相当に鬱憤が溜まっていた様である。


「へ……へぇ……。そ、それで、お師匠様の居る場所はまだ先?」


 感知纏装を伸ばせば直ぐに分かることだが、一応失礼に当たらない様にとライは感知範囲を抑えている。

 それに加えて、この島は誰かに魔力の流れを握られている様だ。


 無論、それは島の主の仕業で間違い無いだろう……。


「この森を抜けたら直ぐですから。ただ、対価が必要なんですが……」

「用意してくれば良かった?」

「いえ……お師匠様はその人を見てから対価を決めるんです。ですから、普通は後からになりますね」

「対価を払わないとどうなるの?」

「……以前払わなかった方は財産全て焼かれました」

「………財産没収、じゃなくて焼かれるの?」

「はい。全て焼かれました」


 何か焼くことに執着があるのだろうか……?マリアンヌが危険視した意味が少しばかり理解出来たライであった……。


 更に森を少し進んだ先。そこには草原が広がっていた。穏やかな陽射しと風……時折潮風が流れてくるが、海が見えない為に不思議な感覚に襲われる。


 その草原の中。赤い屋根の大きな古びた洋館が陣取っている。洋館の背後には大樹が一本、聳え立っていた。


 近付くにつれ洋館の古さを目の当たりにしたライは、手入れの適当さに少し呆れていた。


「………この島って、リーファムさんとアンリしかいないの?」

「はい。他には誰もいません」

「……疑問だったんだけど、どうやって生活してるの?」

「お師匠様は【真理の糸車】という魔術結社から依頼を受けて動きます。対価は直接依頼人から頂き、それを売って生活に。島には水や果物、畑もありますから食うには困りませんが、時折街に買い出しに行く程度はしますね」

「成る程……」


 男手が無い為に屋敷はボロのまま……魔法で何とか出来そうな気がしたのだが、リーファムはその辺もずぼらなのかとライは考えていた。


 が、屋敷の中に入るとその考えは改めさせられることになる。


「おぉ……スゲェ……」


 屋敷の中はほぼ新品。落ち着いた家具類や装飾、明かりの入る部屋、何処からか花の良い香りすら漂っている。


「魔女の館っぽくはないけど、素晴らしい……」

「それはどうも、お客様。私はリーファム。この館の主よ」


 玄関口から二階に通じる階段の先から響く、良く通る声……。そこに居たのは赤髪、赤いドレスの女性。大胆に開かれた胸元が豊満な身体をより印象付ける。

 少しダルそうな目をした女性は蠱惑的な色気ある美女……外見は二十台半ば程に見えた。


「おかえり、アンリ。で、見つかったかしら?」

「はい。確かに連れてきました」


 ライに視線を移したアンリはウィンディを見せるように促した。

 着物の胸元を開きウィンディを確認すると、虚ろな目で何やらブツブツと呟いている。


「ネコがくるよぉ……大きな口がくるよぉ……」


 どうやらメトラペトラに狙われた事が相当堪えた様だ。どおりで大人しい訳である……。


「ウィンディ。しっかりしろ」

「うぅ……死にたくないよぉ……。食べられたくないにょ~……」

「に、にょ?だ、大丈夫だって。俺が守ってやるから。だから出ておいで!」

「……ホント?」

「勇者、嘘つかない」


 ライが『割りと嘘吐き勇者』であることを知らないウィンディは、その言葉で元気を取り戻し飛翔した。


「で?あたしに何の用なの?」


 ライの胸元から飛び出しビシッ!とリーファムを指差したウィンディ。リーファムはマジマジと確認し頷いた。


「妖精ウィンディで間違い無いみたいね。実は貴女を探して欲しいという依頼は、『彷徨う森』の妖精族からの依頼よ」

「え?皆から?」

「『彷徨う森』が見付からなくて困っているだろうって頼まれてね。依頼はかなり前に受けたんだけど、それからずっとリーブラを見張ってたのよ」

「で、皆は何処なの?」

「屋敷の外、大樹の上に居るわ。『彷徨う森』は無くなってしまったから代わりに住み処を提供した。行っておあげなさい」


 チラリとライを確認したウィンディは、ライが頷くと涙を浮かべ天窓の隙間から出ていった。


「……これで依頼は終わり。ご苦労様、アンリ」

「はい、お師匠様。……それで新しい依頼人なのですが……」

「ええ。ウフフ……随分良い男を引っ張って来たじゃない。で、ご依頼は何?」


 ライに近付いたリーファムは、ライの首元に悩ましげに指を伸ばすと“ ツイッ ”と顎を持ち上げた。

 ライの視線はその胸元に釘付けだ!


「フッフッフ……色ボケ魔女め!四百年も生きて若いつもりかぇ?」

「なっ!だ、誰よっ!?」

「ワシじゃよ、ワシ」


 屋敷に入る際、メトラペトラはライの背後に張り付きずっと隠れていた。

 そう……魔女リーファムを驚かせる、ただそれだけの為に……。


 しかし、効果は抜群だった……。


「げっ!メ、メトラペトラ!」

「フッフッフ……気付かなんじゃろ?島に来た時から気配を遮断しておったからのぅ?」


 気付かれれば逃げられるのは間違いない……メトラペトラはそう確信していた。

 何せメトラペトラの宝具をかっさらい逃げる相手である。したたかさは半端では無いだろう。


「くっ!アンリ……何てヤツを連れて来たの!」

「これもお主の運の尽きよ……さあ、仕置きを受けるが良い!」


 リーファムに襲い掛かるメトラペトラ。だが、それを妨げる者が居た。


「とぅ!」

「ニャニャッ!」


 メトラペトラに飛び付きシュタッ!と着地したライ。小脇にメトラペトラを抱え片膝を着き妙なポーズを決めている。


「ニャにをするんじゃ、ライ!」

「時間が無いんですってば。お仕置きなら俺が代わりにしますから、今回は見逃してやって下さい」

「そうはいかん!ワシは此奴をキッチリ型に嵌めんと納得行かぬのじゃ!」

「う~ん……では、ゴニョゴニョ……」

「………良かろう」


 何やら耳元で囁かれたメトラペトラは、妙に納得して引き下がった。


「えぇ~っと……俺はライと言いまして大聖霊メトラペトラの弟子です。あなたに依頼があって来ましたが、師匠がオカンムリなんで……」

「代わりにあなたが私を?」


 リーファムに近付いたライは、その耳元で一つの提案をした。


(メトラ師匠が暴れだしたら屋敷も大樹も島もメチャクチャになるでしょ?だから避ける為に俺のお仕置きで妥協して下さい)

(……わかったわ。で、何をするの?)

(あなたに幻覚魔法を掛けます。四半刻掛からずに目覚めると思いますが、けっこうキツいですよ?でも、そのくらいでないとメトラ師匠も納得しないと思いますし)

(………わかったわ。お手柔らかにね?)


 リーファムは提案を承諾した。メトラペトラに本気で追い回されるよりはマシ……と判断したらしい。


 だが……リーファムにとってこの選択は寧ろ失敗だったと言えるだろう。


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