第四部 第七章 第四話 国家連合の産声



 ライ……そして猫神の巫女達が向かったエクナール国は、想像通り他国より対応が厳しかった。



 王との謁見は許された──しかし、やはり連合に加わるつもりは無いようだ。


「近隣国の姫達……何だ、その巫山戯た格好は?」

「これは猫神の巫女装束です、国王様」

「猫神だと?そんな怪しい神など私は認めない」


 エクナール王は不快そうに鼻で笑う。これに憤慨したベルガは、強めの口調で王に現状を伝えた。


「失礼ながら、エクナール国以外は連合加盟しました。猫神の力を改めて確認し加盟した国もあります」

「………だからどうした?私は認めないと言った」

「待って下さい!国王は親類が居るから連合に参加しない、そうハッキリとおっしゃったら如何です?」

「分かっているなら聞くで無い。話は終わりだ……お引き取り願おう」

「ですが……!」


 食い下がる巫女達。しかし、エクナール王はとりつく島もない。


 その時、謁見の間に響く声があった……。現れたのは二十代の若い男。エクナール国の王子・スティオだ。


「父上。彼女達に事情を説明するのが礼儀だと思います。彼女達は何も利益を求めている訳では無いのでしょう?」

「下がれ、スティオ。これは王と使者の話だ」

「……では、言い方を変えましょう。我がエクナール国は『高地小国群』の中で背後に山を背負い、他国に囲まれる様な土地に存在しています。トシューラ国と協力した場合、軍事的な地理としては挟み撃ちに向いている。だが、連合が確かとなれば逆に挟撃され不利になる。違いますか?」

「………………」

「猫神の巫女……でしたか?連合は最終的にシウト国の傘下に加わるつもりなのでしょう?」

「……はい。そのつもりです」


 どうやらスティオは、連合の意義に気付いている様だ。


「そうなると連合は更に強力なものとなる。ところで父上?エクナール国の流通は何処を通っていますか?」

「………何が言いたい?」

「連合が出来た時点で我が国は流通を握られた状態に陥るのです。このままでは物資が止まる。エクナール国は衰退してしまいますよ?」

「……………」


 スティオは巫女達に向き直ると頭を下げ謝罪した。


「実は、我が国はトシューラに大きな借りがあるのです。今から八年程前、この国は災害に見舞われた」

「それは……【悪夢の崩落】のことですか?」

「御存知でしたか……我が国は小国の中でも山際に建国されています。その山が地震で崩落した際、エクナール国に落ちた岩の被害が殊更酷かった。水源が塞がれ、農作物が潰され、住民も多大な犠牲になった。その際、頼ったのがトシューラの親類なのです」


 国として豊かな訳ではないエクナール国は蓄えも乏しく、かつ災害を何とか出来る者も存在しなかったのだ。

 食料、復興労働力、そして金銭……。多くのものを借りてしまったが故に無下に縁切り出来ない……それが連合に加盟出来ない理由なのだと。


「父上の伯母に当たる方は既に他界しています。しかし我が国は、伯母の嫁いだ貴族……つまり伯母の子息に未だ借りを返し切れていない」

「具体的にはどれ程の負債なのですか?」

「八年掛りでようやく二割返せたかどうか……。特に水源は、未だトシューラからの魔導具を借りて水を下流の湖から引き上げている始末……返せる目処が立たない」


 下流から水を引き上げる魔導具は定期的な魔石交換が必要で、その度更に費用が掛かるとのこと。完全に弱味を握られた状態だった。


「つまり水源を握られ、更に借金がある……」

「簡単に言えばそうです。だから連合には協力出来ません」

「良く今まで乗っ取りをされませんでしたわね、エクナール国は……」

「そこは父の才覚です。最低限の友好……しかし過剰に譲歩はしない。恩に報いつつも依存を良しとしなかった。私はそれを誇りに思います」

「しかし……それではいつか限界が来るのでは?」


 そこでそれまで沈黙していたエクナール王が語り始めた。


「それでもどうしようもない。伯母亡き後、一度水源確保の魔石を変換する話で脅された。今の我が国では抗うことは出来ぬ。例え連合の力を借りてもな?」


 切実な問題……それを聞いていた巫女達は半ば諦めるしか無かった。


(もうっ!コーチ!何とかならないの?)


 巫女達の猫耳カチューシャは情報端末。周囲の探知や魔法感知、そして念話の機能がある。

 ベルガは思わず念話でライに問い掛けていた。


(了解……ちょっと調べるから待ってて)


 上空待機のライは眼下を確認し探知纏装、及び千里眼を発動しエクナール国全土を把握した。


(ふむふむ……成る程ねぇ)

(どうなの?何かわかった?)

(じゃあベルちゃん、今から俺が言う話を伝えてくれる?あ……一応、猫神様からの天啓ということで……)

(ベ!べルちゃん!……ま、まあ良いわ!)


「今、猫神様から天啓がありました。水源の問題は解決するそうですよ?」

「な!何だと?戯言を述べるな!」

「本当でございます、国王様。それどころか縁を切る口実も出来ました。良ろしいですか?」


 ベルガが語り始めたのは水源枯渇の原因。岩が落ち大地が割れ、水源が変わってしまった……というのがそもそもの嘘とのこと。水源は確かに別の場所から流れていたが、枯渇するようなことは無く現在も流れているのだ。


「馬鹿な!一体それは何処に……?」

「下流から吸い上げてなんていないそうですよ。魔石も只の石で魔力はカラだそうです」

「そ、そんな馬鹿な……」

「水源を大地魔法で隠して魔石付近に繋げただけ……つまり詐欺ですわね」

「し、しかし証拠が無い……」

「魔石が証拠だそうですよ?魔石は本来、魔法に反応すれば性質に合わせた色で光るそうですから……石に魔法を当てれば判る、と猫神様はおっしゃっています」


 騙されていた……それも八年も……。恐らくエクナール王の伯母は知らなかったのだろうとベルガは付け加えた。


「ともかく確認して下さい。それと、もう一つ……下流域の水源という場所に純度の高い魔石が沈んでいるとのこと。こちらには恐らく魔獣が封印されているだろうと猫神様が……」

「ま、魔獣だと?」


 驚くことの連続でエクナール王は汗が吹き出している。


「父上……確か国の文献には魔獣と英雄達が戦ったとありました。もしや?」

「まさか……伝説が本当だと言うのか……」


 それは六百年ほど前の記録だと言う。水性質の魔獣が『高地小国群』の集落を襲ったと書かれていたそうだ。



「問題は魔獣が封印されていることより、封印が解けかけていることです。恐らくそれも……」

「トシューラ国の仕業……お、おのれ!よくも謀りおったな……」

「ともかく、魔石の確認を。それから封印は間もなく解ける可能性が高い……周辺住民の避難を。折角です。巫女達が……はぁ~!?ちょっと!」

「……な、何事だ?」

「い、いえ……魔獣は巫女達の力で浄化してみ……みせます」

「な……何と!」


 巫女達からすれば寝耳に水。ベルガは念話で問い質さずには居られない。


(ちょっと!どうなってるのよ、コーチ!)

(ん?何が?)

(私達だけで魔獣なんて相手に出来る訳ないじゃない!)

(大丈夫だよ、魔獣とは俺が戦うから。それより俺が目立つとマズイから皆は人々の気を引いて欲しいんだ。それと防御結界を頼みたい)

(そんな……いきなり言われても……)


 戦闘経験皆無の巫女達……。だが、ライは迷う様子もなくあっさり答える。


(お前達は姫だから選ばれただけじゃない。俺が見込んだからその神具を託した。自分と……俺の目を信じてくれ)

(コーチ……)

(お前達には怪我一つさせない……というより、その装備なら一人でも魔獣と渡り合える筈なんだけど)

(そ、そうなの?)

(まあ、今回は退治じゃなく浄化だから俺の出番かな。信じて任せてくれる?)

(し、仕方無いわね……ま、任せてあげても良いわよ?で、でも、無茶したら許さないんだからね!)


 アクト村に響く二度目の雄叫び……ツンデレって何ぞ?とイシェルド国王は首を傾げていた。



「私達が魔獣を浄化します。信じては頂けませんか?」

「し、しかし、私はそなた達に無礼であった筈……」

「魔獣は周辺国の問題でもあります。それに、連合を組む友好国となれば互いを助け合うべきでは……?」

「………済まぬ」


 エクナール王は玉座から立ち上り深く頭を下げた。


「頭をお上げ下さい。国王様、並びにスティオ王子は、国民を想う聡明な方であると理解しました。その為の行為を誰が咎められましょうか」

「……感謝する」

「これまでで最も強い信頼……きっと素晴らしい連合になることでしょう。さぁ、国王様。水源の確認と住民の避難をお早く」

「うむ。スティオよ……兵を率い水源、及び魔導具の確認に向かえ」

「はい。我が国に優れた魔術師が居なかった為にこの様なことになった……今後の課題とせねばなりませんね」

「それと……騎士団長を呼べ。湖周辺の住民避難を急がせよ。巫女達は準備が出来るまでせめてもの詫びとして、細やかながら持て成しをさせて欲しい」

「ご厚意、痛み入ります」


 来国した際に比べ雲泥の差の対応……巫女達は素直に行為に甘えることになった。



 巫女達の寛ぐ接客の間の窓を叩く存在……当然ながら巫女達はそれを直ぐに理解した。


「上手くいったみたいだな」

「……全て計画通りって顔ね。あなた一体何者なの?」

「通りすがりの旅の勇者で~す!イェ~イ!」


 親指を立てるライ。巫女達は反応に困っていたが、チェルシーだけは親指を立て応えていた。

 やや呆れ気味のツンデレさん……ベルガは、改めてライに確認を取る。


「ま、まあ良いわ。……それで、本当なの?」

「ん?勇者だよ?」

「いえ、そうじゃなくて……魔石のこととか魔獣のこととか……」

「本当だよ。因みに、崩落の原因もどうも人為的っぽいんだよね……多分それもトシューラだ」

「なっ!何でそれを伝えなかったのよ!」

「物的証拠がないんだよ。俺が見ましたっつっても信用されないだろ?」

「見ましたって、あなた……」

「一応、過去の出来事を見ることが出来る力がね……あまり使いたくないんだけど」


 額のチャクラの力……その一つ《思念可視》は残留思念を読み取ることが出来る。大きな災害を起こした人間ならば強い念を残していて当然だった。


「恐ろしい国ですね、トシューラは……」


 ポツリと漏らしたリプル。しかし、ライは困った顔をしていた。


「トシューラの者が皆が皆、そうじゃない。そうじゃないからまた困るんだけどさ……俺の親友はトシューラの王子だったけど、良い奴だよ?」

「その方に頼んで侵略行為は止められないのですか?」

「無理。ソイツ追放されちゃったから。ともかく、トシューラ国は今の女王の限り危険な国だから油断出来ない」


 連合が成りシウトの傘下に入れば、トシューラ国と言えど『高地小国群』に攻め入ることは困難になるだろう。

 巫女達は改めて団結の必要さを理解した。


「おっと……忘れてた。今朝方完成した武器を持って来てたんだ。リプルとミーシアの分は渡してあったんだけど……」


 背負っていた袋の中から取り出したのは、三つの武器。斧、弓、鞭……そのどれもが可愛らしいデザインでまるでオモチャに見える。


「……服装といい武器といい、何でこんな可愛らしいデザインなの?」

「趣味です」

「い、言い切ったわね……」

「だって、美少女には可愛らしい物が必要だろ?」

「美少女……」


 赤面する巫女達は皆、見目麗しい姫達……姫ではないミーシアも美人である。

 勿論、全てはライの趣味の為に狙ったのだ。美少女でなければリプルとミーシア以外巫女には誘わないつもりだった……とんだ『下衆勇者』である。


「コーチ、衣装と武器が余っているみたいですけど……?」

「え?ああ……この国の分も一応用意してたんだけどねぇ~…王子に着せる訳にもいかないし、封印かな」


 と、ここでデジャ・ビュが起こった。扉を叩く音が室内に響き来訪者が現れたのだ。


「失礼します。私は騎士団に所属するミソラと申します。皆様の案内役を……」


 現れたのはミソラと名乗る女騎士……ライの目がキュピーンと光る!

 一方のミソラは、巫女達の中に見慣れぬ男が居ることに警戒を強めた!


「男!貴様、何処から入った!」

「え?窓からコッソリ?」

「くっ……賊め!」


 ライに斬り掛かろうとするミソラ。それを巫女達が制止する。


「待って下さい、騎士様!この方は私達のコーチにして猫神様の使いです。どうかお話を……」

「ね、猫神様?し、しかし……」


 ライに視線を向ければ、舐め回すようにミソラを観察していることに気付いた。ミソラは怖気で身を竦める。


「ミソラさん、でしたか?少しだけ話をしませんか?」

「寄るな!巫女様達は騙されているのです!こんな怪しい奴が神の使いの筈が無い!」

「フッフッフ……こっちへおいで!良い娘だから!」

「や……止めろ!止めろ~!?」

「お兄ちゃん、ダメ」

「グピョ!」


 チェルシーの拳がライの下腹部に直撃……踞り啜り泣くライ。接客の間が気不味い空気に包まれた。


 取り敢えず、ミーシアがライを介抱している間にリプルが説明を始めた。


「という訳なんです……」

「そ……そうでしたか!大変失礼しました!私は何ということを……」


 ライの傍に駆け寄ったミソラ……その足首をガッシリ掴んだライは、脂汗を浮かべた苦悶のを浮かべていた。


「ひっ!」

「逃がさぬ……逃がさへんで?貴女は責任を取って巫女に……ガクッ」

「きゃあ~!コ、コーチ!」

「コーチが力尽きた!」

「ちょっ!しっかりしなさいよ!」


 こんな場所でも騒がしい……流石はトラブル勇者だ。


 ライは直ぐに復活を果たしたが、ミソラは心底申し訳なさそうに正座していた。


「あの……誠に申し訳ありませんでした」

「いえいえ……至極当たり前の反応ですよ。警戒しない方がおかしい」


 この言葉で惚けたのはチェルシー、ベルガ、ミネット、クーネミア。巫女の誘いを受けた時、疑うどころか即答だったのだ。


「それで、私は……」

「貴女には巫女になって頂きたい」

「!……。し、しかし……私には騎士としての仕事が……」

「各国に最低一人……でないと、国の立場に差が出てしまう。エクナール国の為にも引き受けて貰えませんか?」


 国と自らの立場を秤にかければ自ずと答えは出ている。しかし、ミソラはどうしても抵抗感が拭えずにいた。


「せ、せめて衣装を変えられませんか?そ、その……さ、流石に私の年齢では恥ずかしいので……」


 そんなミソラの手をガッシリと取り笑顔で詰め寄る者が約一名……。


「失礼ですが、ミソラ様はお幾つですか?」

「え……?に、二十二歳ですが……」

「まあ!私よりお若いではありませんか!じゃあ、問題ありませんね?はい、着替えて着替えて!」

「えっ?えぇ~っ?」


 ミーシアは、深い闇を湛えた目を見開き笑っている。ミソラはあまりの怖さに逆らうことが出来ない。


「コーチは外に出ていて下さい!」

「へ~い」


 外に追い出されることしばし……再び呼び戻されたライは、ミソラが困った表情で巫女衣装を纏っている姿を確認した。

 長い黒髪、黄緑色デザインの巫女衣装、そして玩具にも見える可愛らしい大剣。

 照れるミソラはミーシアに並ぶ色気……騎士として鍛え上げた身体は見事なプロポーションだった。


「クッコロォォ!」

「くっ、くっころ?」

「スミマセン……ワタクシ、取り乱しました」

「は、はぁ……。そ、それで、どうでしょうか?」

「完璧でぴゅよ?」

「で、でぴゅ?」


 興奮のあまり言葉遣いまで狂い出したライ。そう──遂に巫女は揃った。ライの熱い趣味全開の美女コスプレ集団、完成の瞬間であった。


「ちょっ!ちょっと!何で泣いてるのよ!」

「ベルガ……グスッ。いや……巫女集めを達成したことに満足しちゃって」


 改めて考えれば、応接間はライを除けば美女ばかり。しかもライの趣味全開の衣装を来ているのだ。

 ちょっとしたハーレム気分……そう考えてしまうのも仕方無いだろう。


 ディルナーチの衣装は肌の露出が少ない。故に、やや色気を欲していたライ……。奴はその程度で満足する『チェリー勇者』なのである。



「そ……それで、これからどうするのですか?」


 ミソラは照れを誤魔化す為に今後の確認を始めた。


「連合はこれで成立する筈です。ただ連合の主導権を巡って揉めるかも知れないので、連合の管理は『猫神の巫女』が管轄して下さい。互いの国の立場もあるでしょうが、自国優先はしないように」

「………もしかして肩入れするとスッポンポンになるのか、コーチ?」

「その位じゃならないよ、ミネット。でもその位の気構えでやって欲しいかな?でないと、折角の連合がご破算になり兼ねないから……」


 もし連合が無くなった場合、神具一式は天猫教に返還になる。各国の姫は再び自由を失う為、そんな真似は絶対させないだろう自信がある。


「……それにしても、この衣装は凄いですね。着ている人のサイズに調整されるなんて……恥ずかしいですが」

「ええ。そうすれば巫女が引退した時、後継者に譲れるでしょ?」

「……私、もう引退して宜しいですか?」

「ダメですよ~?引退は寿引退か、二十九歳になるまで禁止です」

「それは……一刻も早く相手を見付けないと……」


 三十手前にして魔法少女のコスプレは、余程好きな者でないと苦痛でしかない。


「と、そんな訳で住民避難が済んだら全員で湖を囲み結界を張って貰う。但し、全部巫女の手柄にするので俺のことは内緒ね」

「勇者なら名声が欲しいんじゃないの?」

「ミネット……俺はそんじょそこらの勇者じゃないんだよ。目標、食っちゃ寝のスローライフ!」

「………うん。まあそんな感じだよね、コーチは」

「あ……そうだ。折角だからリプルとミーシアは踊りで注目を引いて」

「え!あ、あれを踊るんですか?」


 折角仕込んだニャンニャン・ダンスを使わない手はない。目一杯目立って貰おう……と、鬼コーチは厳命した。



 その後……猫神の巫女達は、談笑を交え互いの結束を高める。ライは上空にて湖の観察を行い刻を待った。


 そして──ライによる二度目の魔獣浄化が始まった……。


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