第四部 第四章 第二話 悠久の命


 御神楽頭領との会談は、割りとすんなり取り次いで貰えることになった。ライ達はその会談の為、御神楽の大地を徒歩で移動中である。



 ホオズキから一撃を受けたライは僅か数分で目を覚ましたのだが、スイレンは『ムカデまみれ』が余程ショックだったのか中々意識が戻らない。


 やり過ぎたことへの申し訳無さに加え、ライはいつもの様に筋を通す為にスイレンが目覚めるのを待っていた。


「うぅ……」

「気付いたみたいです。スイレンちゃん!スイレンちゃん!」

「あれ?ホオズキ先輩……私は……」


 ホオズキに膝枕されたままゆっくりと首を動かすスイレン。視界の端にライを捉えた途端、飛び起きてホオズキを抱き締めた。


「先輩!先輩は私が守ります!」

「フモグムフムホブ……」


 スイレンの胸に顔を埋めたホオズキは息苦しさのあまりスイレンの背を叩いている。


「ぷはっ!スイレンちゃん、少し落ち着いて下さい!」

「しかし、ホオズキ先輩!あのケダモノに何かされたのでは……?」

「大丈夫ですよ、スイレンちゃん。確かにライさんはケダモノですが、良いケダモノです」


 良いケダモノとは何ぞ?というライの心の突っ込みはさておき、ホオズキの穏やかな表情を見て冷静になったらしいスイレン。改めてライに向き直った。


「貴方は本当に敵ではないのですね?」

「いや、最初からそう言ってた筈だけどね……?それじゃ、改めて自己紹介を。俺はライ・フェンリーヴ……ペトランズ大陸、シウト国の勇者だよ。で、こちらが我が師匠にして偉大な酔いどれ大聖霊様、メトラペトラ師匠」

「私は御神楽の頭領直属護衛、スイレンと申します。……本当にホオズキ先輩を誑かした訳じゃないんですね?」

「誓ってそんなことしていないよ。それにしてもスイレンさん……俺達のこと頭領って人から聞いてなかったの?」


 ホオズキは詳しい事情を知っている風だったが、スイレンは全く知らされていない様だ。


 そこで改めて、これまでの経緯を説明することにしたライ。かなりざっくりとした説明だったが、スイレンはただ黙って耳を傾けていた……。


「つまり、あなた方は意図してディルナーチ大陸に来た訳では無いと?」

「たまたま海賊に襲われてた人達を助けたのが始まりだよ。それから領主に頼まれて滞在していたら嘉神の騒動に巻き込まれたり、そこにホオズキちゃんがやって来たりとね……」


 ライの言い分を聞いてスイレンは何やら思索している様だ。だが、不満が溜まっているライは構わず続ける。


「大体さ?不知火領主と親しくなったのが先なのに、何で後から現れた【御神楽】に口出しされなきゃならないの?」

「それは……ごもっともな意見ですね」

「それに、何でホオズキちゃんが通達に来たの?飛翔魔法も使えない子供を使いに出すなんておかしくない?」

「ホオズキは子供じゃないですよ!」


 抗議の声を上げるホオズキだが、メトラペトラによって飴を口に放り込まれ大人しくなった。


「ホオズキ先輩を送ったのは頭領ですので、その意図は聞いてみないことには……」

「だから会いに来たんだ。これで話の筋は通ったよね?」

「はい。大変失礼致しました。では、改めて頭領の元に案内致します」


 先刻、散々拒否されていたのにアッサリと容認された頭領との面会。ライは全身の力が抜けた気分だった。


「ど、どうしましたか……?」

「いや。だって、スイレンさん………普通に話が通じるじゃん。先刻さっきの苦労は何だったのかと……」

「さ、先程はホオズキ先輩が心配で冷静さを欠いていただけです。それに私が起きるまで待っていた貴殿方あなたがたは、少なくとも敵意は無いと分かりましたし」

「うん……まあ、誤解が解けたなら良いや。今更その辺責めても疲れるからね。それより聞きたいことが……」


 ライにはずっと気になっていることがあった。


 スイレンと会話している間ずっと感じていた違和感の正体。落ち着いて会話が成り立つ今のスイレンなら、きっと答えを齎すだろう。


「聞きたいこと?何でしょうか?」

「ホオズキちゃんのこと『先輩』って言ってるけど、どういうこと?」

「え?言葉の通りですけど……頭領直属なので私の方が立場は上ですが、ホオズキ先輩は私より年長です。ホオズキ先輩は今年で二十三歳ですが……」

「……う、嘘だぁ?あんな二十代が居る訳無いよ。スイレンさんも人が悪い……ね、ねぇ、師匠?」

「……そ、そうじゃ。外見だけでなく、あんな残念な大人など有り得ん話よ」

「ですが、御神楽ではお姉さん的存在で慕われているのですが……家事全般得意で面倒見も良いので……」


 スイレンは冗談を言っている顔ではない。それを理解したライ達は恐る恐るホオズキに視線を向けると、勝ち誇った顔で親指を立てていた。


「………………」

「………………」

「ここここ、これは夢だ!悪い夢に違いない!」

「おおおお、落ち着け、ライよ!スイレンとやらの幻術……いや、御神楽が幻に違いない!となると、その元凶はホオズキ!貴様、さては魔王じゃな?」

「ムグムんぐ!し、失礼な!ホオズキは最初からずっと大人だって言ってたじゃないですか!!」


 確かにホオズキは一貫して大人と主張していた。だが、それは子供の背伸びと考えていたライとメトラペトラ……まさかの事態に思考の混乱は止まらない。


「まさか俺より歳上……?ハッハッハ、有り得ぬわ~い!」

「世界は広いのぉ。十万年生きてこれ程驚かされるとはの……」

「むぅ~!ホオズキ、本当に怒りますよ?」


 あまりの言われように不満たらたらのホオズキだが、それを無視して話は進む。


「フゥ~ッ。……。い、一旦落ち着きましょう、師匠……世の中色んな人がいるじゃないですか?フェルミナも十万歳以上であの外見ですし…」

「フェルミナは大聖霊じゃから参考にはならん。が、確かにレフ族の例もある。エイルは三百歳越えておるが、実質十六、七の肉体。フローラも外見は十二、三歳程じゃが中身は八十歳以上。ホオズキは魔法王国の先祖返りやも知れぬな」

「…………」

「…………」

「で、でもなぁ……中身が違う気がするんだよなぁ……」

「う、うむ……」


 再びホオズキを確認すると、目一杯大人ぶったポーズを取っている。が、寧ろそれが大人とは思えなくさせていた。


 しばらく迷った師弟コンビは、とうとう『ホオズキが大人』という現実に向き合うことにした。ホオズキに近寄り改まって手を握る。


「ホオズキちゃん……。今まで失礼しました」

「ライさん……ホオズキ、大人ですから赦してあげます」

「ありがとうございます。そこで謝罪を兼ねて称号を授与しようかと思います。ホオズキちゃんに相応しいものを考えました」

「そ、それはとても嬉しいです。しかし、今までの様にホオズキちゃんと呼んで頂ければ充分ですよ?」

「おお……何と大人な対応!それを踏まえての称号をご用意致しました。お好きなものを選んでください。では師匠……」

「うむ!」


 ライの頭上でコホンと咳ばらいをしたメトラペトラ。


「ワシらが考えたものを提示して行くから好きな称号を選ぶが良い」


 しかし、提示されたのは酷いものだった……。


『ロリもどき』

『偽オトナ』

『残念な娘』

『チッパイ魔人』

『ライ殺し』


 ──等々、不名誉甚だしいものばかり。


「何ですか、その悲惨な称号は!明らかにホオズキ、笑いものですよ!」


 ごもっともな意見である。


「仕方無いのじゃよ……お主の為じゃから」

「ホ、ホオズキの為……?」


 訳が分からないが、自分の為と言われると無下に出来ないホオズキはワナワナと震えている。

 しかし、スイレンはそこに的確な突っ込みを入れた。


「だ、騙されてますよ、ホオズキ先輩?お二方の悪い顔を見て下さい」


 確かに悪い顔をしていた師弟コンビ。だが、ホオズキが視線を向けた瞬間には爽やかな笑顔に変わっていた……。

 しかし、スイレンの忠告はホオズキを冷静にさせるに至る。


「……はうっ!い、嫌ですよ?ホオズキはそんな珍妙な称号必要ありません!」

「もう……我が儘じゃのぉ。じゃあ取って置きの『温泉おっぴろげ娘』で……」

「わ~っ!わ~っ!メトラさん!ダメです!?」


 ホオズキの剛腕炸裂!しかし、メトラペトラはライの頭にいる為に身長差で届かない。ホオズキは混乱の中で無意識ながら土台のライを攻撃した。

 直撃したのはやはり下腹部……ライ、ホオズキによる二度目の悶絶である。


「くふぅぅんっ……!くおぉぉふ……むおぉぉん!」


 地に蹲りビクンビクンと痙攣しているライ。まるで尺取虫の様に這い回っている。

 一方メトラペトラはひらりと退避し、ライの無惨な姿に戦慄していた。


「恐るべし、ホオズキ……恐るべし!やはり『ライ殺し』が相応しいかのぅ……?」

「メトラさん!赦しませんよ!」

「飴食べるかの?」

「頂きます」


 飴を舐めながらメトラペトラを頭に乗せたホオズキ。スイレンは思った──『これ、誑かされてるんじゃなく、飼い慣らされてる』と。



 結局、称号は『ライ殺し』に決まった……。



「ところでスイレンさんは幾つなの?若く見えるけどホオズキちゃんの例があるから良く分からないと思って……」

「私は十六です。御神楽では若い方ですね」

「じゃあ、見た目どおりか……スイレンちゃんて呼んで良い?ホオズキちゃんもそう呼んでるし」

「……少し恥ずかしいですけど仕方ありませんね」


 ライはホオズキの呼び方を真似ただけなのだが、スイレンは割りと満更でもない顔をしていた。


「師匠。魔人の年齢って見分けられないんですかね?」

「ふぅむ。無理じゃろうな」


 そもそも魔人化した時点で寿命が格段に伸びる。個人差があるが、凡そ三倍から五倍程まで伸びるとメトラペトラからの説明が加わる。


「レフ族とはまた違うんですかね?」

「レフ族の場合は通常、子供として百年、成年期が五百年から七百年、老齢期が三十年程かのぅ。魔人の場合は人と同じ速度で普通に成長し、成年期が長く続く。老齢期は無い」

「じゃあ、魔人に老人いないんですか?」

「いや。魔人化した時点での年齢より若くなることは基本的に無いのじゃよ。魔人の場合は魔人化した年齢にも寿命は左右するからの。老人で魔人化した場合、老人のままじゃ」


 つまりは魔人化は若いほどその寿命が長くなるらしい。 


 そこでライは、少し心配になったことがあった。


「じゃあ……若いレフ族が魔人化したらどうなるんですか?」

「……うぅむ。それはのぅ」


 口が重いメトラペトラ。長寿のレフ族の魔人化。それの意味することに大体の事情を察したライは、少し哀しげに話を続ける。


「エイルは……どれくらい生きなくちゃならないんですか?」

「……通常、レフ族の寿命は八百年前後。魔人化は種族に関わらず三倍から五倍まで伸びる。つまり……」


 最低でも二千年以上───。それは生あるものからすれば悠久に感じる時間。心が耐えられるのかすら分からない。


「エイル……知ってるんですかね?」

「勿論知っとるじゃろう。恐らくそれを罰として覚悟しとる筈じゃ。じゃが、救いもある」

「救い?それは一体……」

「お主じゃよ。エイルが惚れたお主もまた魔人。長く共に居ることは可能じゃ。……これはお主にはキツい話やも知れぬが、聞きたいかぇ?」

「はい。知るべきことなら」


 メトラペトラから告げられたのは、ライにとって予想外の事態だった……。


「お主は恐らくエイルより長い寿命になっておるじゃろう」

「………。大聖霊との契約のせいですか?」

「それもあるが、それだけではないじゃろうのぅ。エノフラハでの魔獣との一部融合、魔人化、大聖霊紋章の融合。そしてディルナーチ大陸に来てからは、恐らく吸収魔法……」

「吸収魔法?」

「お主、『魔力の結晶化』が使えぬ状態で力を自らに吸収したじゃろう?取り込みきれず霧散する筈の力を胸の紋章が吸収し、肉体強化させただけでなく変化も促した」


 半精霊体──肉体は肉体として存在するが、精神との統合が進み更なる進化を果たした形態。

 しかし、ライのそれはまだ完全に定着した訳ではなく、謂わば『半・半精霊体』といった状態とのことだった。


「大聖霊契約を全て破棄すれば寿命も減るやも知れん。じゃが、戻らん可能性もある。本当に前例がないことばかりなんじゃよ、お主は」

「ん~……ま、別に今のままでも良いですよ」

「またお主は……。本当に分かっとるのか?悠久に生きねばならぬという意味を」

「……もし独りなら堪えられないでしょうけど、メトラ師匠やフェルミナがいるなら大丈夫です。多分ですけどね?」

「はぁ……どのみち、こればかりはワシにもどうしようもないがの」

「まあ、幸い長寿の知り合いも多いからしばらくは心配要らないでしょう。それに俺はクローダーの事を救うと約束してますから、その力があればエイルの魔人化も解けるかも知れないでしょ?」

「……確かにの。ならば行く末を見させて貰う。まあ、エイルに関しては多分拒否されるじゃろうが」


 レフ族は情が深く、一度決めた相手と離れるような真似はしないだろうとメトラペトラは告げる。


「だけど、それはそれで困る気も……俺は一応フェルミナと一緒にいる約束してますし」

「?……別に構わんじゃろ?確認は必要じゃろうが、当人同士がそれで良いと言ったならば問題無いと思うがの?それに、エイルを憎からず思うておるのじゃろ?」

「……でも、それは最低な気がしませんか?相手は自分だけを見てくれてるのに、自分は相手だけを見ないというのは失礼ですし」

「何言うとるんじゃ。所詮、人は動物……畜生よ。元々お主はそのじゃった。大体、昔から貴族などは妾を囲っとろうが?」

「いや、だからですね?……。ハァ……と、取り敢えず保留ということで」

「ちっ……ヘタレめ」


 将来の伴侶をこんな所で決める必要は無い。時間もたっぷりあるなら尚更急ぐ必要も無いだろう。


 そしてライは、残念そうなニャンコを放置して本来の目的に話を戻そうとした……のだが……。


 ホオズキとスイレンは半笑いで呆けていた。どうやらライ達の話があまりに途方もないので頭が追い付かなかったらしい。


「ホオズキちゃん!スイレンちゃん!どうした?」

「……はっ!ホオズキ、寝てましたか?」

「いや、寝てはいなかったと思うけど……大丈夫?」

「だ、大丈夫です。ちゃんと話は聞いていました。ライさんが女を囲って酒池肉林を創ろうとしているって。それを永遠にするのが目標ですか?」


 話をかなり歪んで理解したホオズキ。スイレンに至っては、耳まで真っ赤にして顔を手で覆っている。


「全然違~うっ!師匠、何か言ってやって下さいよ!?」

「ふむ……良いか、ホオズキ?。これぞケダモノの本分じゃ。それを鎮めることが出来る者こそが真の大人。どうじゃ?」

「し、真の大人……それはホオズキの仕事ですか?」

「フフフ……さてのぅ。決めるのは自分じゃぞ?」


 何かまた余計なことを吹き込んでいるメトラペトラ。ライはその頬をつねり威圧を掛け始めた。


「お……い……。ニャン公。どうしても俺をハーレム野郎にしたいか?ん?」

「ひ……ひひへ。めっそうほごはいはへん」

「じゃあ、面白半分でけしかけないでくださいよ。大体、ハーレムって女性に失礼でしょ?」


 ライが手を離し自由になったメトラペトラはライの頭上に移動し笑う。


「ハッハッハ。倫理観の問題は人側の問題よ。大聖霊からすれば動物がハーレムを形成するのを知っとるからの。ま、無理強いはせぬがの?」


 確かに大聖霊からすれば人も動物も大差無いのだろう。フェルミナも人の倫理とズレていたことを思い出したライは、がっくりと肩を落とす。多分、メトラペトラを諭しても無駄なのだ。


「ハァ……。悪かったね、ホオズキちゃん。スイレンちゃん」


 ホオズキは何やらブツブツと呟いていたが、スイレンは流石に我に返ったらしくライに向き直った。


「いえ……。ただ、あまりに飛躍した話で付いていけませんでした」

「う、うん。無理に理解しなくて良いよ。それより……」


 周囲にはいつの間にか、遠巻きに様子を窺う御神楽の魔人達が集まっていた。


 老若男女……とは行かず、老人の姿は見当たらない。先程メトラペトラの言に有った『魔人に老齢期は無い』ことと何か関わりがあるのだろうが、まずは敵対意思が無いことを伝えて貰わねばならない。


「スイレンちゃん、事情説明頼んで良い?」

「わかりました。ここでお待ちください」


 スイレンが歩み出すと御神楽の者達はその元に集り始める。時折ライ達を観察している様子が窺えた。


 御神楽の者達の服装は久遠国の衣装とほぼ同じ。人との交流禁止である以上自分達で用意していることになるのだが、かなり手間ではなかろうかと感じずにはいられない。


 やがて説明が終わったらしく御神楽の者達は再び姿を消した。何ともあっさりしていることに拍子抜けしたライだが、考えてみれば外界との接触は極力禁止の御神楽。その掟を忠実に守ったのだろう。


「皆さん警戒してなかった?」

「いえ。騒がしくて見に来ただけらしいので……。ただ、何人かは見張りが付くと思います」

「それは構わないけど、頭領さんのことは心配じゃないの?」

「頭領は全て把握していると思いますので心配は要らないでしょう。だけど、それがどこまで含めた話かは分かりませんが……」

「ん……?どういうこと?」

「行けば分かります。取り敢えず私に続いて下さい。飛翔魔法は使わないで下さい。無駄な警戒をされますので」


 スイレンの話では、階層ごとを行き来する階段があるのでそちらに向かうとのこと。最初に飛翔して来訪したこともライを敵対認識した理由らしい。


「じゃあ行こうか。あれ?ホオズキちゃんは……?」


 ホオズキは何やらブツブツと呟いていたが、メトラペトラが近寄り何かを囁くと慌てて駆け寄ってきた。


「お、お待たせしました」

「大丈夫?取り敢えず御神楽に戻った訳だから、無理に付いてこなくても……」

「いえ。ホオズキ、報告もありますから一緒に行きます」

「わかったよ。転ばないようにね?」

「むぅ……ホオズキ、子供じゃありませんよ?」



 やや不満げなホオズキを連れ中層へと向かう階段を目指す。小さい島だが徒歩ではそれなりの距離。階層間も割りと高低差があるので時間が掛かりそうだ。



 御神楽の島、頭領との面会……トラブル勇者にそれらがすんなり通る訳がないのは、スイレンとの戦いから明らか。当然、この後も問題は待ち構えているのである。




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