第四部 第二章 第九話 ハルキヨ


 ライが脅威と対峙を始めた頃……メトラペトラとホオズキは温泉から出て部屋で寛いでいた……。


 そんな中、旅館では騒ぎが起こる。


 突然、城の方角より土煙を上げながら迫る人影──街往く人達が道を空ける程の異様なその影は、勢いそのままに温泉旅館へと飛び込んだのである。


「おい!何だ、今のは?」

「わからん!速すぎて見えなかったぞ!」

「い、いや!俺は見たぞ?一瞬だがコテツ様のご子息達と家臣のハルキヨ様に見えた!」

「ば、馬鹿な事言うんじゃないよ!そんな身分の方があんな慌てて……ウチの旅館に何の用だってんだい?」

「そ、そんなの知るかい!」


 驚いたのは旅館で働く使用人達。どうすることも出来ぬまま駆け込んだ者達が階段を駆け上るのを見送った……。



 その人影……向かった先はライ達に宛がわれた部屋である。突然部屋の襖が勢い良く開くと、三人の人影が雪崩れ込んだ。


 メトラペトラはともかく、ホオズキは驚きのあまり浴衣姿を乱しつつ押し入れの中に飛び込んだ。そして僅かに開いた隙間からジッと様子を窺っている。



「……やれやれ。何じゃ、騒々しい」


 トックリを両手で挟み飲み干したメトラペトラは、長い溜め息を吐いて部屋に飛び込んで来た者を確認する。


「…………誰?」


 当然、知らない顔。だが、その身に宿る纏装で事情を把握した様だ。


「やれやれ。取り敢えず説明せんか、ライよ」


 その言葉で来訪者の身体から離れた纏装は、一つに纏まりライの姿を形成した。


「師匠……ヤバイ」

「何じゃ、いきなり……」

「いま嘉神の城に居るんですが、相手がヤバイんですよ。俺、負けるかも……」

「……つまらん冗談じゃな」

「冗談なもんですか……。あの魔人、魔力は俺と同等以上。技量は間違いなく上です。分身体出したままじゃ負けますよ、多分」

「……とにかく事情を話せ」


 分身体の口から語られたのは、本体が知り得た情報の数々。加えて嘉神が置かれている現状だ。


「……三百年前?うぅむ」

「記憶に無いですか?」

「大体、久遠国に来るのは酒を飲む為じゃったからな。酔っとった可能性が高い」

「つまり酔った勢いで攻撃を?」

「………知らニャイ」


 ライの予想通りメトラペトラは酔っていたのだろう。期待していなかった分苛立ちは無い。


「……まあ、細かいことは良いんですよ。それより現状です。頼みたいことが……」

「其奴との勝負に集中したい、か……。良かろう。どうして欲しいんじゃ?」

「分身体を全て解除します。リンドウとシギには既に伝えてますが、一番の問題はヤシュロの能力。蜘蛛の巣と子蜘蛛の駆除、頼めますか?」

「それは全部のかぇ?」

「城の外全部……駄目ですかね?」

「仕方無いのぅ。わかった。但しワシを使うんじゃから負けたら承知せんぞよ?」

「流石は師匠!愛してぶぶぇぇぇっ!?」


 メトラペトラに飛び付こうとした分身体は、ネコ・キックを受け霧散し消えた……。


「ワシが封印され三百年近くか……。ラカンも居らず、しかも魔王軍幹部の生き残り──ならば、相当力を溜めた可能性はあるのぅ……」


 メトラペトラにすら感知されなかった隠密能力。久遠国全土に拡がる監視網。更に、三百年に渡り存在するあまり前例のない存在。確かに厄介な相手な様だ。


「それでもライが敗れるとは思えぬが……ムラがあるからのぅ、奴も」


 メトラペトラはそのまま部屋の窓から飛び出して上空に飛翔。街を一望出来る位置にて【流促】を展開し、ヤシュロの張り巡らせた糸を探した。


(成る程のぅ……確かに大したものじゃ。じゃが……)


 メトラペトラは己の概念能力を発動。効果は【消滅】……ヤシュロの糸と蜘蛛を対象に限定し蜘蛛の糸に触れた。その刹那、紅辻の上空に赤い閃光が疾走した。


 赤い光が糸の全てを辿りながら消滅させて行く。その勢いは止まらず、導火線を辿るような光は領地の境さえ越えて遥か先まで伸びて行った……。


(これで良かろう。……。元を質せばワシがヤシュロとやらをキッチリ殺っておけば嘉神の領主は死ななんだのじゃろうが、そこまで責任は取れんわな)


 視線を向けた鹿雲城には大きな魔力を感じる。それは既に脈動を始めており、大きな戦いの予兆となっていた。


 しかし……メトラペトラは手を貸さない。望まれれば別だが、ライが自力で解決を目指す中での助力は邪魔立てにしかならない。

 ならば、とそのまま飛翔し旅館に戻るメトラペトラ。再び酒に口をつけた。


「ぷはぁ!一仕事の後の酒は格別じゃな……で、お主ら誰じゃ?」


 飛翔するネコを見て唖然としているトウテツ、カエデ、ハルキヨの三名。メトラペトラに声を掛けられ我に返った三名は、深々と頭を下げた。


「し、失礼しました。私の名はトウテツ。嘉神領主コテツの嫡男です。これらは妹のカエデ、そして家臣のハルキヨにございます」

「うむ。予想はしておったがの……まあ、楽にせよ」

「は、はい。……。も、もしや、あなたが大聖霊様ですか?」

「そうじゃよ?ライに聞いとったのかぇ?」

「はい。地下牢にて経緯は聞いております。この度は助けて頂きありがとうございました」


 再び頭を下げる三名──。


 トウテツは年の頃は十六、七程の落ち着いた容姿をしている。カエデは十四前後だろうが、ホオズキよりしっかりしている印象を受ける佇まいだ。

 そしてハルキヨ……。牢暮らしで不精髭の男は、三十路を半ば過ぎた容姿。誠実さを感じる瞳と意志の強さが伝わる顔付きは、多くの者の信を得ているだろう傑物の雰囲気を持っていた。


「ふむ。取り敢えず、しばらくは安全じゃろう。折角じゃから風呂にでも入ってきたらどうじゃ?それと食事も用意しておいてやろうかの?」

「あ、ありがとうございます!」


 全員が長らく牢屋に入っていたのである。メトラペトラの好意を喜んで受け、一同は風呂に向かった。


「さて、ホオズキよ。今から起こることは他言無用じゃぞ?」

「何ですか?あまり大きな騒ぎはダメですよ?」

「他・言・無・用じゃ」

「…………」

「飴……」

「わかりました。ホオズキ、口は固いです。任せて下さい」


 メトラペトラの指示で宿の仲居に食事を頼んだ後、ホオズキは再び押し入れの中に姿を消した。


 その四半刻後。すっかり身綺麗になったトウテツ達は用意された食事を懸命に頬張る。

 やがて食事の時間は終わりメトラペトラの話が始まった。


「さて……現状はどれくらい把握しておる?」

「………父がテンゼンに討たれたことは理解しています。後はリンドウ達が救出の為に向かって来てくれていることしか……」

「ふぅむ……何処から話すかのぅ。まず、お主の父を討ったのはテンゼンではない」

「えっ?」

「お主の父・コテツを討ったのは、今ライが鹿雲城で戦っておる魔人じゃろう」


 食事の間……そして今も時折、大気を揺るがす轟音が響いている。それは魔人と魔人の戦いであることは先に伝えてある。


「な、何故父が魔人に討たれるのですか!」

「魔人……ヤシュロとやらはライに向かい『戯れ』と言っておった様じゃが……」

「そんな……御父様……」


 カエデは口を押え涙に打ち震えた。トウテツも理不尽な出来事に唇を噛み締めている。


「理不尽……と思っておるじゃろう。魔人などと言うのは謂わば災害と同じじゃからな。いや……知能がある分、尚理不尽じゃ」

「………………」

「じゃがの?今その理不尽に立ち向かっているのもまた魔人じゃ。じゃから魔人か否かで判断するのではないぞよ?」


 地下牢に囚われていた三人に付き添い、その救出を成功させたライ。トウテツ達は、その行動を感謝こそすれ恐れることは無いとメトラペトラに改めて伝えた。


「今も戦っているのは私達の為ですか?」

「いや……恐らくはリンドウ達の為じゃろうな。じゃが、次はお主らの為に身体を張るじゃろう。そういう奴なんじゃよ、ライは」


 手の触れた相手を護り、その者の為に更に手を伸ばし続ける。それがライという勇者なのだとメトラペトラは溜め息を吐いた。


「そんな奴じゃからな。誰かが手伝ってやらねばならぬ。そして今はワシの番……」


 メトラペトラは突然両前足を肩口まで広げると、勢いを付け自分の正面で合わせた。肉球により音はしない。だが……手を合わせた瞬間、部屋の時間は流れを止めた。


 メトラペトラが使ったのは時空間魔法 《時間滞留》である。


 《時間滞留》は限定空間内の時間を極限まで遅くする魔法。停止とは違い空間内に存在する者に干渉することが可能な上位神格魔法だ。


「ワシの領分ではないから長くは持つまいが、まぁ充分じゃろう」


 部屋の中にいる者は皆、動きを止め固まっている。流れていると言っても限界まで遅らせたそれは実質停止とあまり変わらない。

 だが、これからメトラペトラが行うことは停止時間では行うことが出来ない行為なのである。


 まずメトラペトラはトウテツとカエデの記憶を探った。


「やはり記憶を操作されておるのぅ。ふざけた記憶を埋め込みおって……」


 確認を終えたメトラペトラはトウテツとカエデの額に前足を置いて、改竄された部分を【消滅】させた。


「これで良い。後は……」


 続いてハルキヨの記憶を覗くと、同様に額に前足を翳す。そして不快そうに溜め息を吐いた。


「やれやれ。また馬鹿弟子が傷付くのかの……。本来なら隠蔽したいのじゃがな」


 元の位置に戻り再び前足を叩くと、何事も無かったように部屋の中は動き始めた。


「では、本題に移るかのぅ。トウテツよ……仇討ちをしたいかぇ?」


 突然のメトラペトラの申し出にコテツの子息達は慌てた……。

 現在、ライが必死に戦っている魔人・ヤシュロ……メトラペトラのこれまでの言を信じるならば、参戦したところで足手纏いにしかならない。


「私には魔人と戦う術はありません……。ライ殿の邪魔になりませんか?」

「いや、言葉が足りんようじゃったな。直接コテツを討った者のことではない。この騒動の絵図を描いた者を討ちたくはないか?という話じゃ」

「絵図を……描いた?」

「魔人の戯れ……などと言っとったが、おかしいと思わなんだか?戯れにしては小賢しすぎると」


 他領地にまで伸びる糸と死体を操る力を持つ存在・ヤシュロ。それほどの力を持ちながら三百年も存在を確認されなかった魔人。それが急に嘉神で行動を起こしたことの違和感は、メトラペトラにある仮説を組み立てさせた。


「これは仮定として聞くが良い。国の混乱を望むなら神羅国と手を組めば良いのじゃ。よって国境に近い領地か港のある領地で仕掛ければ後は勝手に混乱は起こるのじゃよ」

「で、ですがそれは、魔人がたまたま嘉神領にいた可能性も……」

「じゃとしても、ならば領主のみ討ち果たすと思うかえ?ワシならば領主だけでなく切れ者の家臣も始末するじゃろう。じゃが、死んだのはテンゼンのみ。ライドウの話では、ハルキヨより優れた家臣はいなかったらしいではないかぇ?」

「……それは」


 魔人の気分次第、と言われればそれまでである。だが、確かに違和感は存在する。


「仕える領主が討たれれば、刀を取り命に代えて仇に討ち掛かるのがこの国の家臣……。じゃが、返り討ちは行われておらぬようじゃが……理由などあるのかのぅ?」

「そ、それではハルキヨを疑うのですか……?」

「ワシは何も言っておらんが、お主の心はもう答えを出しておる様じゃな」


 意地の悪いメトラペトラ。それでも大聖霊様からすればかなり優しく答えている方である。


「何より混乱が無さすぎるのじゃよ。魔人と言えど一度に全員の記憶を操作するのは無理じゃろう。なれば事が起こる前に準備が必要じゃ」

「準備……」

「魔人が一人一人の記憶を弄る手間を掛けるとは思えぬし、もし手間を掛けたなら途中で誰も気付かぬ訳もない。気付いたのならばその者が行方知れずでもおかしくあるまいよ。じゃが……」

「領主以外の犠牲が無い……。流石は大聖霊様ですね。感服いたしました」


 パチパチと部屋に反響する拍手。その発信元──ハルキヨは厳かな声を発した。


 信じたくない事実にトウテツは震えを隠せない……。


「ハルキヨ……」

「トウテツ様。そんな目で見ないで頂きたい。これは復讐なのです」

「復讐だと?父上は恨まれる謂れはないわ!」

「コテツ様に無くとも嘉神の一族にはあるのですよ。長い年月をかけても尚、消え去ることの無かった『妬みにも似た憎悪』が……」


 ハルキヨの顔は歪んでいた……。人を惹き付ける誠実さは成りを潜め、歓喜とも後悔とも懺悔とも取れる笑顔が浮かんでいる。


「一族への憎悪だと?ふざけるな!!我らが恨まれる一族だとぬかすか!」

「貴方はご存じ無いのですよ。我が祖先の憎しみを……。そして理解出来ないでしょう……健やかに育った貴方には」

「何ぃ、貴様ぁ!」

「嘉神の一族への深い恨みの理由を持つ相手……それが分からない時点で既に私への侮辱なのです。三百年前……滅ぼされた我らが一族。我が真の名はカガミ・ハルキヨ。遠き刻の中に埋もれたカガミの血縁なり」


 三百年前に一系統のみを残し誅殺されたカガミの血族。滅んだ筈の一族の中に生き残りがいて、そのまま後世まで復讐の期を窺っていた……。

 俄には信じられないことだが、メトラペトラは当然の様に話を続ける。


「やはりか……。魔人ヤシュロと通じていたのもお主じゃな?」

「ええ……。ヤシュロは私の大切な協力者ですよ」

「内部で動き嘉神を掌握したのもお主で間違いないな?」

「ええ。嘉神の家臣になってから時間は幾らでもありましたからね。ゆっくりとやらせて頂きました。なのに……全て無意味になってしまった。やはり魔人は厄介な存在だ」


 ハルキヨは再び誠実そうな顔に戻ると深い溜め息を吐く。そんなハルキヨに殴りかかりそうな表情のトウテツ。カエデはどうすれば良いか判らず泣いている。


「落ち着け、トウテツよ。此奴には確認したいことがある。ハルキヨ……お主何処でヤシュロに出会った?」

「ヤシュロは初めから私の家にいましたよ。彼女は我が一族を庇護し共に山の中で暮らしていたのです」

「……共に、か。じゃが魔人が何故人と暮らせる?」

「もうお気付きではないですか?彼女は心ある者だと……。三百年前に渡ってきた女勇者。彼女がヤシュロを狂気から解放したと聞いています」


 女勇者はヤシュロと戦い、狂気の原因である魔力製造器官の歪みを癒したのだという。偶然の賜物か狙った行為かは今となってはわからないが、とハルキヨは語った。


「では、ヤシュロは暴走していた訳ではないのじゃな?ならば何故……」

「私が頼んだからです。ただ恨み続ける一族からの解放を……。私には丁度相応しい異能もありましたからね」

「記憶操作か……じゃが既に全て消してあるぞよ?」

「知っていますよ。先程からトウテツ様の反応が正常ですから。そして、あなたには通じないことも」

「では、どうする?大人しく討たれるかぇ?」


 互いの反応を探るメトラペトラとハルキヨ。やがて目を閉じたハルキヨは孰考の後、一つの提案を掲げる。


「大聖霊様。賭けをしませんか?」

「賭けじゃと?一体どんな……」

「単純なものですよ。ライ殿が勝てば私は逆賊として黙って討たれましょう。ですが、ヤシュロが勝った場合は手を引いて下さい」

「……ワシがライを見殺しにすると思っとるのか?戯けが!」

「私にとってヤシュロは全て。全てを託し信じた。これを打ち砕かれたなら諦めましょう。大聖霊様はライ殿をお信じになられぬのですか?」

「なんじゃと……?」


 安い挑発。だがメトラペトラはその挑発に乗った。自分の信頼がハルキヨに劣るなど認める訳もない故に……。


「良かろう。乗ってやるわ……」


 慌てたのはトウテツだ。だが、メトラペトラはトウテツを冷たくあしらう。


「どのみちライが勝たねば終わりじゃよ。ワシはライの為には動くがお主らの為には動く気がないからの……」

「そんな……」

「まぁ、ワシはライの勝ちを疑っておらんがのぅ。お主も次期領主……いや、もう領主になるのじゃ。覚悟を決めい」


 メトラペトラは嘘を吐いた。例えライが敗れてもトウテツとカエデは連れて逃げるつもりだった。恐らくはライならばそう願うだろうから……。


「間もなく戦いは決着するじゃろう。ハルキヨよ……お主が家臣共を殺さなんだはその後の統治の為じゃな?」

「ええ。私は一族の悲願を果たしたいだけ。領民には苦労をさせるつもりはありませんし、嘉神領地の繁栄に生涯を費やす所存」

「領民を想えば家臣でも成し得たことではないのかの?」

「私は……亡霊に取り憑かれているのかも知れませんね」


 自嘲を含んだ笑い顔……。メトラペトラは初めてハルキヨの本当の表情を見た気がした。


「お主が敗けた場合、操作されておる記憶はどうなるんじゃ?」

「全て元の記憶に戻るでしょう。そう条件付けしてありますので」

「………お主、もしやヤシュロを」

「愛してますよ。この世界の誰よりも……」

「それで何故、共に生きる選択肢が無いんじゃ……」

「……愚かだと笑いますか?」

「……愚かそのものじゃな」


 メトラペトラはそれ以上の問答を止めた。ハルキヨの覚悟は人の身で天晴れとも言える。


 これ以上は不粋……そう考えたのだ。



 間もなく嘉神の行く末が決まる。




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