首脳の章

第三部 第二章 第一話 ペトランズ大陸会議


 神聖国家エクレトルに於いて、至光天・セルミローを失った事実は大きな損失だった。勿論それは人材的な能力だけでなく、人格者として信頼ある者を失ったという精神面も含まれる。



 セルミローはその溢れ出る意欲でエクレトルを盛り上げ『強き神聖国家』を目指していた。それは自国の天使達の為であり、またロウド世界の為という信念の元でのことである。


 人間を僅かに下に見るきらいはあったが、それでも天使として人を愛おしいと感じていることには違いなかったセルミロー……故に人と天使の交流や神聖国家の閉鎖的体制の在り方に一石を投じていた存在でもあったのだ。



『人と共にあることで災いを察知し未然に防ぐ体制を──』



 至光天が幾度となく交わした議論。最後にそれを交わしたのは何時だったか……。ぺスカーはそれを思い出していた。



「アスラバルス……。セルミローの送ってきた記録は見ましたか?」

「うむ。最後までロウド世界を案じていたな……。セルミローらしい」

「それで……これからのことですが……」

「セルミローの意を汲むならば、先ずは各国への呼び掛けからだろう。セルミローの追悼はその後、改めて行うべきかと思う」

「……そう、ですね。セルミローならばそう望む筈です」


 嚮導の間に空席が一つ……。まだセルミローが戻って来るのでは?そんな有り得ない期待を振り払い、アスラバルスは各国へ大陸会議提案の使者を手配した。


 通信魔導具にて事前に各国へ通告。使者は書状を手にエクレトルを出発した……。




 そして一週という、国家間協議にしては驚くべき早さで『ペトランズ大陸会議』が開催されたのである──。



 場所はエクレトル国内に特別設置された新設会場。宿泊施設を完備し警備も万全としたその区域は、もはや小さな街と言っても過言ではない。

 それがたった三日で……しかも更地から用意されたことは、エクレトルの技術の超越さを知るに十分足り得よう。しかし、その事実を各首脳達が知ることは無い。


 そんな会議場では現在、各国首脳陣が同じ卓に着き顔を見合わせている。


「まずは遠路遥々のご足労、感謝致す。事前に通告した様に、この場に集って頂いた方々には国の大小を問わず意見して貰いたい。また同様に、上下関係を押し付ける様な発言や政治的駆け引きを持ち出すこともご遠慮願おう」


 アスラバルスは議長国としての宣言を述べた。それに応えたのはトォン国王・マニシドだ。



「つまり我らは、この場に於いては完全な同格……ということで良いのだな?」

「そうとって頂ければ話は早い。これは何処の国益という話ではないのだ。謂わば我々ロウド世界に住まう者全ての危機……それを避けるための方策を設ける場。そう理解して頂いたからこそ、招集に応じて貰ったものとして話を進める。異論があれば今述べられよ」


 その言葉に反応したのはアステ国王子・クラウドだ。


「そうは言ってもさ……戦う際の負担とかどうしても違う訳じゃない?その対価を求める際には政治の話になるのは仕方無いと思わないかな?」

「確かにそれは否定しないが、極力この場では省いて貰いたい。今回提案するのは『情報収集』と『脅威発見時の共闘』に関する協力──。それは、この場で協議すること自体に意味があると私は思っている」


 アスラバルスの言葉に頷く者、無反応の者、皮肉を込め笑みを浮かべる者、様々な反応が見て取れる。



 今回の会議に参加した国は五つの大国、そして小国も五つ。本来、数ある筈の小国の多くは庇護を受ける大国に命運を預けている。中には口出し出来ぬ程に大国に取り込まれている国もあるが、大半は決定権を委ねたのだ。


 一国につき参加出来る人数は五人。会議での発言権は卓に着く者のみ……つまり、国主またはその代理のみとされている。

 但し……助言をする程度は許されていて、護衛が多いか補佐が多いかで発言の多様性は差が生まれるだろう。


 以上の事情により現在五十人程が会議場に同席しているが、魔王と対峙したルーヴェスト、シン、クリスティーナも参考人枠として参加を許可されていた。


「それで……具体的にはどの様な提案があるのですか?」


 シウト国の王女……いや女王クローディアは、今回の招集としての主題を問い掛ける。そもそもエクレトルに何か意図がなければ同盟すら結ばない国々を集める意味がない。


「まずは現在、エクレトルが明らかな脅威と判断した者達の情報を開示しよう。それらは既に人に害を為した存在。取り敢えずはその者らを討伐出来れば超常の脅威は去る。その数を減らせるだけでも危険度は下がるだろう」

「それは確かに有り難い話です。つまり情報共有ということですね?しかし、同盟締結でないのは何故です?」

「各国にはしがらみもあるだろう。事情を無視する訳にはいかぬと判断した次第。しかし、今回のことで各国同士の同盟が結べるのならばその方が良いとは考えている」

「エクレトル側は同盟の意思はないと?」

「我が国は国の在り方として他国への肩入れを禁じられている。故に同盟ではなく協定を結ぶに止まるだろうな……勿論、協定を結べば協力は惜しまんが」


 そこで一人……手を上げ発言を求める者がいた。特別参加のクリスティーナである。


「失礼ですが……私の立場からすれば皆様がまだ事態を軽く見ている様に感じます……。本当にお分かりなのですか?国が一つ、跡形もなく消滅したのですよ?」

「………そのことに関しては痛切な心中、察するに余りある。だが……」

「いいえ……!わかっておりません!人が消えたのですよ?ほんの少し前まであった温もりが……跡形もなく……。私の大切な場所はもう、思い出の中にしか存在しない……。こんなことが誰の身にも起こりうる危険性を誰も本心からは理解していない!」

「…………しかし、クリスティーナ殿」

「ではお聞きします。まさに今、同様の事態が起これば如何します?」


 クリスティーナの問いに真っ先に答えたのはトシューラ国代表の王子リーアだ。


「そんなもの決まっている。自国ならば即時国を上げて殲滅に向かう。他国ならば傍観……違うか?」

「そう……結局それが答えとなりましょう……。しかし、それではこの会議に全く意味がありません。ついでに失礼を承知で言わせて頂けば、トシューラ国は別の魔王存在に国を脅かされながらその程度の認識しか持っていない。違いますか?」

「小娘……少しばかり顔が良いからと調子に乗るなよ?」


 リーアは威圧を込めクリスティーナを睨む。そこでクリスティーナは憑依しているメルレインの『戦闘形態』に変化した。猛烈な力が場を満たす。

 当然ながら、会議に参加している者達から響動どよめきが起こった。リーアは目を見開いたまま固まっていた。


「……………」

「この程度の力に怯むようでは、国を優先しても滅ぶだけと申し上げているのです。彼の魔王はもっと残酷で、当然の様に国を滅ぼした。まだお分かりではありませんか?」

「……ちっ!では小娘。貴様は何か考えがあるとでも言うのか?」

「……飽くまで提案の一つとしてお考え下さい。私は魔王討伐の為の『組織』が在るべきだ、と考えます。各国の危機情報を集約し、国主からの指示ではなく『組織』として独自に介入出来る機関が」


 アスラバルスはクリスティーナの意図を察した様だ。


「つまり国家の枠組みを超えた組織……『脅威対策組織』を創設し、有事の際は認証なく国境越え出来る様にするということか?」

「はい。それならば手続きもしがらみも無く、素早く動けると考えました。勿論、同意した国家間のみでの運用とすべきですが」

「だが、その組織を何処に置くつもりだ?」

「エクレトルが最適と考えます。親大陸のほぼ中央という地理……各国へ向かうには最も時間的無駄が無い」

「ふむ……。私はクリスティーナ殿の意見に賛成だ。だが国を背負う者には即断は難しかろう。今回の会議は三日を予定している。本日は顔見せとして予定していた。各国代表同士で議論するも良し、同盟を結ぶも良し、個人で意見交換するも良し……更に良き案があるならば提示なされれば尚良い。それを含め、本日は一時解散としたいが如何か?」


 アスラバルスの提案に場の全員が賛成し初日の会議は解散となった……。



「よう!久しぶりだな、嬢ちゃん。先刻さっきの啖呵、中々大したもんだったぜ?」

「ルーヴェスト様。ご無沙汰しております……お恥ずかしいところをお見せしました」

「しっかし、セルミローのおっさんが殺られるとはな……」

「ええ……まだ信じられません。一体誰が……」

「さてなぁ……ただあの時の俺の感知では、近くに誰もいなかったぜ?なあ……そうだろ、シン?」

「ああ。私も感じなかった」


 クリスティーナと共に会議に参加していたシンは、ルーヴェストと拳を合せ挨拶をしている。


「となると転移か……でもなぁ。俺達が去った後にセルミローのおっさんを殺れる程の奴が現れれば、魔力で気付くと思うんだがな?」

「完全な隠行……か。恐ろしい使い手だぞ。それに……」

「ああ。魔王の仕業じゃない。恐らく何処かの国の仕業……」

「そんな……人同士で……」

「それが国家って奴だぜ、嬢ちゃん。正直俺は魔王よか人間の方が恐ぇよ」


 この非常事態にも国の利益を求める。それが国家という怪物……。


 クリスティーナはニルトハイムが如何に平和だったかを思い出した。しかし……それは大きな勘違いである。


 ニルトハイムですら『大公女の婚礼』という犠牲で国を維持して来たのだ。ナタリアは間違いなく幸せだが、過去には望まぬ婚姻があったであろうことをクリスティーナは理解していない。


「ともかく気を付けろよ、お前ら?この場の者……特に大国はな?」

「ああ……わかっている。クリスティーナも不用意な行動は控えてくれ」

「はい。わかりました」

「おっ?その大国の代表が早速来たぜ?」


 クリスティーナ達に近付いて来たのはシウト国・女王クローディアだった。背後には白い全身鎧の仮面の騎士と、メイド服の銀髪美女が同伴している。


「初めまして、クリスティーナ公女殿下。私はシウト国女王クローディアと申します。お話しさせて頂いても宜しいですか?」


 クリスティーナはシンに確認を取り、近くの休憩室に移動した。何故かルーヴェストも同行しているが、クローディアは気にしていない様である。


 休憩室ではメイド以外、席に座り紅茶を飲んでいる。シウト国のメイドが手早く用意したものだが、シンとルーヴェストは何故かメイドに警戒をしている様だった。




「それで……お話しというのは?」

「貴女とお話しがしたかった……では理由になりませんか?」

「えっ?い、いえ……そんなことは……」


 クローディアはニッコリと柔らかな笑みを浮かべている。クリスティーナが『少しだけ姉に似てる』と感じる、そんな笑顔だった。


「まず……改めてお悔やみを申し上げます。ご家族や国民を失ったご心中、さぞや苦痛のこととお察しします」

「ありがとうございます……。そんな中でも幸い姉が無事でしたから何とか。それに義兄も出来ましたし」

「そう……ですか。お強いのですね」

「そ、そんなことは……ただ私は多くの人に救われているだけです」


 申し訳無さそうなクリスティーナ。クローディアはそんなクリスティーナに好感を持った。


「貴女のご提案の件。私も賛同致します。その他必要なことがあれば遠慮無くお申し付け下さい」

「あ……ありがとうございます。しかし何故、大国の女王様が……」


 クローディアは視線を白き鎧に向け頷いた。


「シウト国は二年前、災いに見舞われました。魔獣に関する件が二度。国政に関することが一度……。それを救ったのが一人の勇者。その者は見返りを求めずに我が国を良き方向に導いたのです。それ以来、シウト国は変わりました」

「そんなことが……」

「だから学んだのです。利益を求めることで危機を軽んじる愚かさを……。それに……クリスティーナ様とはお歳も近いので、その……お友達になれたら、と」


 クローディアはモジモジしていた……。そんな様子を確認したクリスティーナは、クローディアの手を“ガシッ!”と握り嬉しそうに笑う。


「で、では、私のことはクリスティとお呼びください!」

「まぁ!では私のことは是非、クローディと!」


 キラキラと目を輝かせ互いの手を握り合う女王様と元・公女様。『二人は友達!』みたいなオーラ全開である。

 二人とも立場上親しき同年代の者が少なく、友達と断言できる相手など皆無だったのだ。そんなボッチ王女とボッチ元公女は今、遂にボッチの日々から脱したのである!


 しばらく見つめ合っていたボッチ少……元・ボッチ少女達にいたたまれなくなったシンは、咳払いを一つ。すると二人は、真っ赤になり慌てて手を離した。

 余程恥ずかしいのか、誤魔化すようにクリスティーナは話題を変えた。


「そ、それにしても、素晴らしい勇者様ですね?今はどちらに?」

「それが、現在行方不明でして……無事ではある様ですが……」

「まあ……その方のお名前は何と?」

「ライ殿です。ライ・フェンリーヴという方です」


 その名が上がった途端、盛大に紅茶を吹き出す者があった。そう……シンお兄ちゃんである。


 シンは予想外の名前に無表情のまま紅茶を垂れ流していた……。


「きったねぇな、オイ」

「いや……す、済まない。ちょっと意外な名前が聞こえて……ハハハ、空耳かも知れないな」

「ライ様……ですか……。そう言えばフェンリーヴってシン様のご実家?」

「………どうやら聞き違いじゃない様だぜ、シン様よ?」

「……………」


 クローディアが事のあらましを説明すると、シンは僅かに狼狽を見せた。ライが短期間に突っ走る軌跡はシンの知るライとはかけ離れ過ぎていたのだ。


「本当にライが……。しかし、消息不明とは……」


 シンは旅に出たきり一方的な報告の手紙しか出していない。マーナが勇者として台頭してきた時も驚いたが、一番戦闘と無縁そうな弟がシウト国に影響を及ぼしたことは俄に信じられない思いだった。


 と、同時に後悔も生まれた。弟は兄に強くなる方法を求めていた。しかし、自らの修行を優先した為少しの鍛練法しか教えていない。あの時真面目に教えていれば、こんなことには為らなかった……そんな考えがシンの心に過る。


 しかし……次の言葉がそんなシンの不安を取り払った。


「正確には『消息不明』ではなく『所在不明』です。あの方は間違いなく無事です。証拠に手紙も受け取っています」

「………君は一体」

「申し遅れました。私の名はマリアンヌと申します。ライ様の下僕でございます」


 今度はクリスティーナが盛大に吹き出した。セルミローの手筈で会う予定だった人物……。だが事件のせいで諦めていた。直接シウト国に向かうことを予定していた為、まさかエクレトルで邂逅を果たすとは思いも寄らなかったのである。


「あ……貴女がマリアンヌ様ですか?エルフトで訓練をなさっているという……」

「はい。以前は訓練を担当していましたが、現在は別の方に任を継いで頂きました」

「……あ、あの!お願いがあるのですが!」

「わかりました。ですが、それはお話しを纏めてからに致しましょう。まず、クローディア女王の真意を」

「わ、わかりました」


 マリアンヌはクローディアにチラリと目を向け説明の了承を得る。語られたのはトシューラ国の謀略の数々。


 そしてクローディアは改めて口を開いた。


「トシューラ国の行動は明らかな侵略を狙った行動。恐らく現在もこの混乱を利用し何か企んでいる、と考えるのが妥当かと」

「しかし……本当にそこまでのことを?俄には信じられませんが……」

「いや……トシューラってのはそういう国だぜ、嬢ちゃん。あそこの国はイカれてやがるからな?」

「ルーヴェストの言うとおりだよ、クリスティーナ。トシューラはまともな国ではない。もっとも、アステ国も他人事ではないのだが……」


 シンの言葉に首を傾げるクリスティーナ。その疑問に答えたのはルーヴェストである。


「シンは仮にもアステ国の領主になる身だからな……主の悪口は言えないだろう。だから代わりに俺が教えてやるぜ、嬢ちゃん。アステ国の王族は総じて『アホ』だ」

「なっ……そ、それは少し言い過ぎでは……?」

「いや……間違いねぇぜ?代々の国主は皆、トシューラ国の犬だ。求められること、手間の掛かること、全部押し付けられても対立しないんだぜ?アホとしか言えんよ」

「ですが……」

「いや……ルーヴェストの言う通りなんだ。アステ国の王は何故かトシューラの思惑に乗る……。この間も、連合艦隊を【死の海域】に派遣し多大な犠牲を出したばかり。しかも、トシューラにその咎を追及すらしない。どうも裏に何かあると考えるべきだろうな」


 アステ国の人間になったシンはそれが由々しき事態であると自覚している。だが、更に不安なのは現在の王子クラウドの存在──。



 『クラウド・ハイト・デ・アステ』


 ──アステ国次期当主であり、現在の『三大勇者』と名高い男。そしてエルドナ社・特殊魔導装甲の一つを所持する『魅力』に秀でた勇者……。


「俺からしてもクラウドって奴は得体が知れねぇ……。シン……気を付けろよ?」

「わかっている……だが、今は魔王の件が先だ。クローディア女王……ご忠告痛み入ります。トシューラ国の件は私の方も警戒しておきます」

「わかりました。これでアステ国への対応も大分変わるでしょう。警戒する者が居るのとそうでないのでは天と地程の違いがありますから。ましてやライ殿の御兄弟ならば安心です」


 クリスティーナはクローディアの女王たる振る舞いに感心頻りである。伊達にこの二年、キエロフに仕込まれた訳ではない様だ。


「では、この場に居る方々は『トシューラ国への警戒』と『魔王討伐』に関しては一致した……ということで宜しいですね?」

「はい。それにその……す、素敵な友人も出来ました。今日は良き日になってうれしい限りです、クローディ!」

「私もです、クリスティ!」


 またしても手を取り合いキラキラと目を輝かせている少女達。余程嬉しいのか今度は抱き合ってキャーキャーと騒ぎ始めた。



 結局その日は、友情に目覚めたクリスティーナ、クローディア両名の希望でシウト国の迎賓施設に世話になることになったクリスティーナ、シン、ルーヴェストの三名。脱ボッチ少女達は二人で遅くまで語らい、残された者達はマリアンヌと様々な情報を語り合う。




 良き流れあれば悪き流れもまた然り……この記念すべき出会いの裏、同じ施設内で悪しき会合がなされていたことは混迷の時代の顕れなのであろう……。


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