第19話 まほの能力
【KIYUさん はじめまして
すいません。
いくつかお尋ねしたい事があります。
個人的ですので、私のアドレスにメールを下さい】
下に、メアドが添えられていた。
「一郎、メールアドレス、持っているの?」
「いや、持ってない」
「なら、どうするの?」
「今から作る」
「どうやって?」
「フリーメールだよ」
さてと、どのようなアドレス名にしようか?
使い捨てなんだから、適当でいいんだが・・・
「一郎」
「どうした?」
「私の画面の下に、手紙のマークがあるでしょ?」
「ああ」
「押してみて」
「えっ」
「いいから」
言われるままに押してみた。
「これは?メールの受信ボックス?」
「そうだよ」
「お前、この機能なかったんじゃ」
「昨日、充電してくれたでしょ?」
「ああ」
「その時に、追加されてんだ」
「なぜそれを」
「後で説明するから、今はメールして一郎」
「そうだな」
俺はRUNAさんの、アドレスに送信した。
するとすぐに返信が来た。
【KIYUさん
ありがとうございます。
あのう、もしかしたら、私のお兄ちゃんの、盛田雄樹さんですか?
私です。瑠奈です。
もしお兄ちゃんなら、会いたいです。
連絡下さい】
普通はネットは危険だ。
詐欺も多い。
彼女も知っているはずだ。
しかし、それでも会いたいというメールをするのは、余程会いたいのだろう。
俺は、詳しく説明をすることにした。
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