第23話2-2-4.あの日は長かった―――さらに女生徒
・・・あれ?明るいな、寝てないのか、AM1:45だ。
今度の部屋は僕の部屋より数段つくりのいいタイガーの部屋よりさらに比べられないくらい豪華だ。これ本当に生徒の寮の一室か?なんで絵画がいくつもあるんだ?壁が全部ピンクって。でっかい鏡と真っ赤な丸い椅子、あ、鏡台だっけ。
えっといくつ部屋があるんだ。霊眼で確認する。広いな、なんだこれは。
部屋主はシャワー中のようだ。つか一人に一つバスルームがあるのかこの寮は。うちの寮なんて各階に一個しかお風呂が無いと言うのに。
この部屋、カバンがえっと・・・18個ある。高いのかな。
う~ん。僕は仕方ないのでフィーネの鎧を纏ったまま、そして魔装武器の竜殺槍を握ったまま豪華なベッドに座って待つことにした。魔装鎧と魔装武器のサブクリスタルがないとテレポートできないから仕方ない。魔装鎧を着ていると敵意ありと判断されるだろうがまあ、敵意はある・・・許してください。
つかこのベッドのマット厚さが60センチくらいあるな。フカフカだ・・・寝てみたいな。
あれ?ベッドの上に派手なチェーンの魔晶石がある、メインクリスタルなら召喚士は死んでも身体から離さない方がいいのに。これが無いと魔装できないし。
あ、シャワー終わったみたいだ。
もちろん廊下のはるか向こうにいる彼女は僕の気配には気づいていない。なんか身体とか顔に水みたいのをピタピタ塗っているようだ。
上機嫌だな、歌ってる。
しかし遅い!さっさと話してさっさと帰りたいんだが。
やっとバスタオルを巻いてこっちへ来る。なんかしゃべってるな。
頭にもタオルを巻いているみたいだ。巻くの好きなのかな。
「ウフフ!まっさか桔梗のババアが負けるなんてねぇ、ほんと信じらんないしぃ」
ガチャ!勢いよくドアが開いて彼女が入ってくる。つい先日、第6高校を襲撃し僕を鞭でシバいた女だ。
キツネ目の城嶋由良サマの御登場だ。いつものピンクツィンテールはタオルの中だ。
「ゴッ!!!」
おお?城嶋由良サマ、ごっって言ったぞ。ごって何?
「あ、こんばんは。お邪魔しています」
まあ、城嶋由良サマも突然気に入らないと他校を襲撃するんですからヤリ返されるのは想定範囲でしょう?
その城嶋由良サマはファイティングポーズとは程遠い不格好な、両手を肩ぐらいに挙げて予想よりかなり驚いた表情で完全に固まった。まるで能力を発動した青木小空君みたいに固まった。
非情にスローに彼女は廊下を振り返る・・・なるほど。
「ああ、玄関のカギなら壊していませんよ、大丈夫です。あ、警備カメラにも映ったりしていませんからね。あ、ついでに窓も割ったりしてません・何も壊していませんのでご安心ください」
「・・・あぁ。あ。はぃ」
「ちょっと話しがしたかったので、ノックしたけど返事がないので入ってしまいました」ノックなんてするわけないが。
「かぁ。ころ・・さ・・ないで・」なに言ってるんだ、城嶋由良。襲われるのは想定しておかないと。
僕は彼女の魔晶石のチェーンを指にかけてくるくる回す。それを見て彼女はまた「あ?あぁ?」とか言っている。話にならないな。
「話せませんか城嶋さん、つい先日も会いましたよね?」今度は僕が演説する番か?
彼女は少し動いて勝手に壁際に背中をずるずる押し付けている、バスタオルがめくれそうだからやめた方がいいのに。
「こ・・いの・・、いのち・だけ・・では」何言ってるか意味わからない彼女は両手を挙げた。
しかし汗だくだ、手を挙げるのは降参のポーズだろうね。そんなもの魔術をつかえる召喚士には意味がないポーズだ、魔晶石がなければ多くの魔術は発動できないだろうが・・・すべて罠の可能性もありうる。
そう僕は油断したりしない。
「えっとなんですか?」めんどそうに僕は聞く。僕は人を脅したことはない、今も話すだけのつもりなのだ、取引というわけだ。
「いのちまでは、・・・あの、わたくし、せ、先日のことは」彼女は桔梗を怖がっていたから、桔梗を倒した僕も怖いのか?それを結論付けるのは早計だろう。脅す気はないが交渉はしなければならない。
「手を挙げても油断はしませんよ。お互い竜の召喚士の怖さは知っているでしょうし、あちらの鏡台に座ったらどうですか。あなたの部屋なんだし」
「いえ、こ、ここでいいです」動かないつもりか。
「落ち着かないでしょう、あちらへどうぞ」
「は、はぃ、おっしゃる通りに・・・いたしま・」ぎこちなく城嶋由良は鏡台のほうへ行く。
「どうぞ座ってください、立ってるいのもあれでしょう。髪でも乾かしたらどうですか」
「ぃえ、このままで結構でございます」座る気もないのか。まあいいや。両手ががたがた震えているな、怖いのか寒いのか。特に何の気もなく僕は由良の魔晶石を差し出す。
「寒いなら魔装鎧きますか?一瞬で暖かくなるでしょう」いつ話せるんだ一体。由良の顔は恐怖でゆがんでいるように見える、まあ芝居だろうけれど。
「ひぃ!いえ、いえ、そんな、まさか、・・・着装したとたん戦闘意志ありで・・・攻撃するんですよね、・・・あのわたくし、あなたには着装しても完全に勝てません、戦闘になりません・・・負け・・・負けを認めます」目に見えて小刻みに震えている。これも芝居か?
「まあいいや」そう言って僕は魔晶石を彼女に優しく投げた、由良は受け取らず下に魔晶石は軽い音を立てて落ちた。あ、この
さてと交渉開始かな・・・上手くいけばいいけど。
「やめにしませんか?」
「はい?、なんでも?なに?なんですか?」
「いやつまり、第6高校生徒を花屋敷華聯さんが裸にしてカツアゲしていたんでしょ、それを僕の教官の鳥井って先生が止めに行って、華聯さんは175万円の慰謝料が必要なんでしょう、そういってうちの学園に攻めてきたでしょう。報復報復というのを止めませんか」
「いいえ、慰謝料なんて決していりません。あと裸ではなくて上半身だけ脱がせていたそうです」
押し気味かな?・・・さらに僕のターンは続く。
「上半身だけってところ重要ですか?報復し合うのは建設的ではないでしょう?慰謝料は払ってもいいんですけど?」
「すみ、すみません、裸でいいです。慰謝料なんてうそです、!冗談で、ご、ございまして」
「僕あなたの鞭で保健室運ばれたでしょう、肋骨が折れてしまって。あ、僕の心臓が止まったように華聯さんが見たのは僕がそう見せたからで心臓は元気なんですけどね」僕は自分の胸をつついて一息ついて続ける。
「ですから僕の肋骨の慰謝料と華聯さんへの慰謝料を相殺という形でいかがでしょうか?」よし言えた。これが通れば、僕が抑止力になりタイガーセンセへの訴えを取り下げさせられるかもしれない。華聯ではなくリーダーの由良と交渉するのが妥当だろう。
今日タイガーセンセと会って話して彼女の教師生命が
そしてだからこそ慣れないことを僕はしている。人との関わりなんてだから
そして肋骨はその後の流れで本当に折れたし、嘘は言っていない。
・・・ん?城嶋由良の心拍数が下がっている、やや冷静になったか。目つきがじゃっかん変わったか。話が通じるといいのだが。攻撃の波動は感じない・・・周囲に・・・仲間もいない。何かあれば複数の方法で由良の部屋から離脱可能だ。
「華聯は怪我をしておりません、慰謝料は結構です、あなたがわたくしの鞭程度で怪我をしないことぐらい分かります。ただお詫びをさせてください。我々の、私の知っている範囲で第6高校生からもらった上納金は2年で約350万円、倍額の700万円でどうでしょう。足りなければ・・・」
「いらない、そんなことは希望していない」何を言い出すんだ、額が多くてよく分からないし。しかし、バスタオルのままでよくしゃべるな。恥ずかしくないんだろうか。魔装鎧でも纏えばいいのに。
「弱肉強食です。わたくしはそれでいいと思っています。弱いものから搾取して強いものに差し上げるのは自明の理です、生きながらえる道理です。悪いことをしたとは思いません、ただ桔梗を倒すほどの強者である、あなたに不快な思いをさせたのであれば謝罪したいと思っております。わたくしは生かしておけば役に立ちます」そういう話じゃないんだよな。これは彼女の反撃か。ややこしい話は御免だ。
なんか腰に手をやってモデルみたいな格好になってきている。プロポーションもいいんだけど性格と人間性に難ありだな。低身長の僕なんて相手にされないだろうけど、付き合いたくないな。でも向こうから告白とかされたら考えるんだろうか?モデルもやっているんだったか?
「神明全さん、そう呼ばせて頂きます。わたくし苦し紛れではなくて本当に今日あなたに会いたいと思っておりました。これは本当です、ですから非常にリスキーな状況ですがうれしいのです」なんのこっちゃ?とりあえず聞くだけ聞くか。まあ美人ではあるし。外見だけだけど。
僕を騙せるなんて思っているなら甘いけどね。
「神明全さん、わたくし、桔梗が嫌いです、彼女の事すごいと思うところもいくつもありますけど嫌いです。少し聞いてくださいますか」彼女は頭のタオルを外して話し出した、ピンクの髪が出てくる。攻撃の気配はない、逃亡する気もないようなら、まだこれは取引の途上だ。
「この学園に入るまで何もかもトップだったわたくしは桔梗にあって挫折したのです。何も勝てませんでした、召喚士として、人として、その行動力、カリスマ性、学力、知識、生きる理念、何一つです。自分のアイデンティティの危機でした。でも桔梗にひれ伏すその他大勢になりたくはなかった。」もう城嶋由良の手は震えていない。なんらかの強い意思を感じる。
「竜の召喚士として戦闘では勝てません。未来永劫、桔梗にはわたくしでは勝てません。命をかけて修行しても桔梗は遥かかなたでしょう」
「城嶋由良さんのTMPAは17000、サボらなければ今頃3万前後は行ったはずでしょう、桔梗に勝てなくても自分を磨くのを止める必要はないでしょう。社会に出たころクラスAサマナー程度なら十分射程範囲です」
「おっしゃる通りです、神明全さん。ぎりぎりクラスAに届くかどうか。よくお分かりです、ですが自分の召喚士としての未来に自分にとって何もないことが分かって努力できまでしょうか、多くの人はできません。だから私はここに城を作りました、アライアンス“ジュウェリーズ”には私より強い召喚士は多数います、でも私には怖くて皆逆らいません。戦闘力は一つのパラメータです、わたくしは抑圧され、よりかかる場所のない弱い生徒をを扇動し、集め、一つに束ねてきたのです。さらに弱い立場の者を組織的に攻撃し強いものとは共存を図りました。周りの人間の共通の恐怖を操り共通の願望を叶えればその中心に力が生まれます、それはわたくしが桔梗と会うことによって失ったものの代わりになる・・・はずでした」予想よりずっと賢いな、ミランダ先生ならソークレバーというだろう。
「デマゴーグだね、集団としての意識を高めるために、弱い者いじめは一つの手段として行っていたと言いたいわけだ。確かにお金持ちの城嶋さんは他校生から上納金をもらう必要はない、部下に分配していたわけだ。弱者を束ねるには、はけ口を見付けてやり集団にいるのが安全で心地よいと取り巻きに思わせればよかったと、まあそれが別に悪いとは思わない。今回は迷惑だと言うだけだ」顔は美人なんだけどな、キツネ目だけど。美人コンテストも4位だったもんな、そういえば、僕は遠隔視して結果を覗いてみていたのだ。3位とは僅差だった。
「わたくしの正体はデマゴーグとおっしゃいましたか、さすがです。この一瞬で見抜かれるとは。・・・そうですわたくしは弱者など関わりたくもないのです。ただ周りの期待に応え鞭は振るう時があります。・・・周りのメンバーは一人も見抜けていません、わたくしの正体を。わたくしの城は桔梗と戦うためのものなのでありました。しかしとてもとてもまさかでございます、桔梗の最も優れた分野で桔梗を戦闘で倒す人が同級生で現れるなんて、いえ隠れているだなんて。青天の霹靂とはこのことでしょう」由良の頬は高揚している。僕は彼女に対する印象を大幅に変える必要があるようだ。あっという間に終わるはずの交渉はあらぬ方向性になっている。
想定外のインテリジェンスだ・・・こいつ決して
「わたくしとは真逆です、あなたは。単独で誰にも気を許さず、何の情報も漏らさずあなたはわたくしが欲してやまない、それを一人きりで成してしまったのです。・・・中学までは桔梗と会うまではわたくしはずっと一人です、一人きりで良いと思っておりました、何も知らない子供のわたくしは桔梗に会い衝撃を受け、そしてあなたに会い、今それ以上の何かを急速に得ようとしている」由良は先ほどとは別人のようになっている。
第4高校で君臨するだけのものを内に秘めているのはわかった。で、僕はどうするかだ。
「それほどのお力があってどうして隠すのですか、他者への虚偽を貫いていらっしゃる、わたくしでしたら想像すらできない状況です。自慢したくなりませんか?竜殺属性の竜、ありえない。単独で完全再生蘇生術、ありえない。魔力は桔梗さん以上、ありえない・・・そしてそのお顔も隠されていましたよね、わたくし勝てない人は決して忘れません・・・またの名を貝沼まどかさんですよね。これはきっとわたくし以外だれも気付いていないでしょうし・・・誰にも言いません」気付いているのか!
こいつ、なかなかできるな、本当に侮れない。偽名の貝沼まどかを盾にとられると交渉が上手くいかないかもしれない。
・・・僕を説明するときに何が妥当だろう。桔梗を倒すことによって生まれた僕への何らかの敬意を我々Z班にかかわらないように誘導しなくてはいけない。我々とあなた達は相いれないのだから。
「城嶋さん、さっき弱肉強食と言ったよね、こんな話があてはまるか分からないけど、むかしむかしね、地球上で両生類が最も強い動物だったころ、水辺に両生類が君臨していた。食べ物が豊富にあるからね。しかし、どこでも両生類でも競争はある、生存競争に敗れた一部の両生類たちは水辺にいられなくなるわけだ。負けた両生類は少しずつ住みにくいところへ追いやられていく。最後に負けに負けたグループはほとんど水のない内陸地へ追いやられるわけだ、そいつらは過酷な環境で死にまくったんだ。死んで死んで。数が減ってその気が遠くなるほどの繰り返しの中で爬虫類が生まれるわけさ。爬虫類は強靭な鱗があり筋力も、強い牙もある。そいつら陸地に適応した爬虫類は次にどうしたか。水辺に戻ったのさ、そこには肥え太った両生類がうようよいるわけだ、勝者は決して進化しない。はるか過去から同じ形まま水辺にいる肥え太った両生類は爬虫類のエサになるわけだ。弱者と強者は入れ替わることがありうる」由良はジッと僕を見てくる、見られるのが嫌いな僕だがこれは戦いだ臆するわけにはいかない。
しばらく僕たちの視線は交差し合う。
「なるほど、なるほどです。神明全さま。非常とも呼べる過酷な環境でこそ得られる伸びうる能力があると、究極の自己進化は最も負けたものに訪れると、自分の身を焦がすほどの過酷な環境の中であなたは目覚めたとおっしゃるわけですね」そ、そんなこと言ったっけ?
「なるほど勝者は進化しないですか。・・・わたくし知っておりました。第6高校に竜王家の第一王子、あなたがいることを。その第一王子が第2高校の義理の弟の第二王子の側近に定期的にリンチされて服を燃やされていることを聞いておりました。神明帝は権力者ですから情報は集めておりました、ですからとても不思議だったのです。今日のあなたの桔梗との闘いのお力を見て。第二王子の側近はわたくしの取り巻きと似ています。大した人物はいません、いつもボスの顔色をうかがいビクビクしている小物です。いつでもやり返せたはずです。権力と恐怖政治で支配される程度の矮小な人たちでしょうから」まあそうなんだけどさ。ん?
神妙な面持ちで城嶋由良は片膝をつく、いやあの色々見えそうになるからやめて欲しいんだけど。
あれ?この取引は落としどころはどうなるんだ。
「今日この時よりアライアンス“ジュウェリーズ”総勢44名は神明全さまの手足として付き従うことを誓います。この思いが事実であることを。敬愛する神明さまには今後・・・行動を持って示します」はぁい?なんだって?敬愛するなんだって。
「いや、そんなことはどうでもいい。僕の関係者に関わらなければ以後どうでもいい」
「わかっております。神明様。以後、第6高校生徒はすべて“ジュウェリーズ”が警護致します」はあ?なんで?なんでやねん?
「いや、いいよ僕の関係者だけで。第6高校生徒なんてどうでもいい」いやマジでどうでもいい。
とにかく今回のタイガーの件だけでいいのだ。
「神明様の
――まあいい。もう帰ろう。知らん知らん。
「じゃあ帰ります。夜分遅くに失礼しました」もう疲れた今日は。
もういい、城嶋由良の足はキレイだった、いいもの見れた、さすが4位だ。こいつに美人コンテストでなんで僕は勝てたんだ。
まあいっか・・・きっとアフロの策のおかげだろう。
“空間覚醒移送”発動。17.7秒後には自分の部屋だ。
「あの?神明様?わたくしはすべてをささげる覚悟ができております。あの。もう帰られるんでしょうか?もう少し、わたくしとお話しとかいたしませんか?」
「しません、用件は済みました」
―――はあ、自分の寮に帰宅。
昨日の夜は化学準備室で寝たから自分の部屋は久しぶりだ。
落ち着くなぁ・・・何もない部屋でも愛着はある。しかし電気を点けても由良の部屋よりだいぶ暗いんだな・・・。
今日は失敗だらけだったが特に交渉は・・・。根岸薫、西園寺御美奈、城嶋由良。もう全員苦手だ。西園寺桔梗はもともと苦手。
しかしタイガーセンセは優しかったな。ミランダ先生も。僕は年上の方が相性いいのかな。第1高校のエミリーともひょっとしたらそこそこ仲良くなれるかもしれない。
まあまあ楽しかったか。とんでもない一日。
あれまた。どっかで拾ってきた割れた鏡で自分の顔を見る。
―――少し笑っているじゃあないか。
・・・あっという間に眠くなる、呪詛の痛みはどこいったんだ?
・・・そういえばタイガーのところに優勝楯忘れてきたな。
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