本当にあったGU(ジーユー) の自由

今日はけったさんとGU(ジーユー)でショッピングです

けったさん服に興味あったんですね・・・


けった「よぉ」


後輩「おっ、けったさん時間通りに来ましたね」


けった「モチのロンよ。今日は俺の買い物上手ぶりを見てくれ!」


後輩「分かりました。テキトーに眺めてます」


GU(ジーユー)前にて


後輩「なんか裏の雑踏みたいな所に来てますけど、こんな所にGU(ジーユー)があるんですか?」


けった「ああ、ここだよ」


店員「・・・」


けった「すいません、中に入りたいんですが」


店員「入館料、1000円」


後輩「(??なんでGU(ジーユー)に入るのに入館料が要るんだろう?)」


けった「わかりました」


店内にて


まず、靴をお脱ぎください。


けった「ほら靴脱いで」


後輩「けったさん、ここ本当にGU(ジーユー)なんですか?なんで靴脱がないといけないんですか?」


けった「服を手に入れるためにはいろいろ準備しないといけないんだよ」


後輩「うーん・・・」


けった「あっ、このスウェットなんてどう?俺に似合ってない?」


後輩「悪くないですね。幾らですか?」


時価


けった「これは手を出しづらいな・・・」


後輩「服で時価ってあり得ないでしょ!?ここ本当にGUなんですか?」


けった「ああ、GU(ジーユー)だ。ネットで調べた。あっ、このパーカーなんてどう?」


後輩「まぁそれもそこそこ悪くないですけど・・・幾らなんですか?」


それは言えない。言わないではなく言えない。


けった「これも手を出しづらいな・・・」


後輩「いやいや売る気あるんですか。ここ本当にGUなんですか?」


けった「それは間違いない。俺の嗅覚がそう訴えている」


店員「あんたらあんまり服をジロジロ見るなよ」


けった「あっ、すいません」


後輩「(ジロジロ見れない服屋ってなんだよ・・・怖いから黙ってるけど)」


店員「で、決まった?」


けった「じゃあこのセーターを下さい」


店員「免許証見せて」


けった「はい」


店員「ふーん、あんたには売れないね。偽造でしょこれ」


けった「そんな事ないですよ!本物ですよ!」


店員「偽造!」


けった「本物!」


店員「偽造!」


けった「本物!」


後輩「あーもう!なんでGU(ジーユー)なのにこんなに不自由なんですか!?おかしいですよ!」


店員「GU(ジーユー)?看板をよく見ろ」


FGU(フ・ジーユー)


けった「それならば仕方ない」


後輩「ってけったさん何納得してるんですか!?もうこんな店出ますよ!」


店員「ちょっと待て」


後輩「な、なんですか?」


店員「またどうぞ~」


後輩「(何で最後だけいい人っぽく締めたんだろう・・・)」


後日


けった「こないだはすまなかった!まさかGUのパチモンだと知らなくて」


後輩「最初からおかしいと思ってましたよ」


けった「でさー、次また服買いに行こうと思うんだけど」


けった「ツタヤって服売ってたっけ?」


後輩「けったさんにはぬののふくとこんぼうで充分ですね」


結論:全裸で書いてます


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る