お茶の話8 ~煎茶道から遠く離れて~
急須を買おう!
満を持しての急須です。
なーんでこんなにひっぱったかというと、急須って「ジャンル:器」なのですよ。(主に)焼き物ですよね。そっちはまた違う沼なので、一歩間違うと間違ったことを言ってしまうんじゃないかしら、という怯えです。やーいヘタレ~。
あとね、そろそろこれをカクヨムで書くの無謀だったなって気づいたんだ。
画像、載らないじゃん。
急須の形状や茶漉しをどう説明すればいいの(・∀・)
ちなみにこれ、ある程度キリのいいところで同人誌にまとめるので、そっちには絵なり写真なり載せますんで……
オススメ急須~
帯網型!
何度も書いたように、昨今の家庭用緑茶の流通はほぼ深蒸し煎茶です。
なので、急須いっぱいに葉が舞い、短時間で抽出されたおいしさをしっかり送り出してくれる『帯網急須』が手ごろでオススメ。
難点:掃除がめんどい
あみがぐるりと広がってる分、葉を吐き出させるのに何度もすすがなくてはなりません。しかも網は本体横をぐるりと巡っているので、台所の電気だけではよく見えない……(内部にライトを当てないとよく見えない)。しかし前のお茶っ葉が残っていてはおいしさ半減。あなたのおうちはシンクの排水溝に目の細かい網、張ってます? がんばってすすいでください……
底網型!
これも発想は上と同じく、急須目一杯ジャンピングに使えるよう考えた結果の形状ですね。網が目視できるので葉っぱが残ってないか確認するのはこっちのほうが楽かな。ただ、我が家に来たのが最近なので、長期使用の感想はまだないです。
サイズ!
売り場でだいたい「何人用」って書いてあります。書いてなかったらお店の人に聞きましょう。
お茶用の湯呑みは大きくても200ccは入らない、会社で見るような茶托付きの湯呑みで120~150ccくらいでは?あんまりなみなみ注ぐものじゃないしねえ。
逆算すれば、350ccくらい入れば2人分ですよね。
2人用があると、1人分でもマグカップでガブガブ飲めるのでお手軽です。
いきなり「道」からは外れますが。気にしない気にしない~
私の場合
一人暮らしを始めたン十年前に、マグカップ2杯分は入る陶器の急須を買いました。白くまるいフォルムにシンプルなプリント。かわいいなと買い求めました。ただ、失敗したのは、本体と蓋の間で挟むように固定する、これまた小さいまるい網。茶漉し網が小さかった。
これ、お湯をたくさん溜めないと、茶葉がフワフワしなかったんですね。
でもこちとら一人暮らし。1杯分のお湯では、残念ながらちゃんと浸らなかったのです。不便を感じつつも決定打には欠け、結局急須でお茶を淹れる習慣自体を失いました。だって不味くはないけどおいしくもないお茶なら、マグカップに直接ティーパッグでいいじゃない。
そうしてしばらくして。
結婚して少し部屋が広くなって、40*40cm2ほどの引き出しスペースでお茶をコレクションし始めました。ちょうどその頃、駅の向かい側にラゾーナが建って、「三國屋善五郎」がテナントに入ります。ここからがお茶ライフへの目覚めでした。
フレーバー緑茶!フレーバー麦茶!スーパーのテナントや商店街の昔ながらのお茶屋さんにはないラインナップ!
あれ、お茶って自由じゃない?
始めは割高なティーパッグで、それからリーフへ。コンパクトなお茶の缶を揃えて並べるのも楽しくて、そして思い知るのです。
茶こし網、うまく出ない……
網は売ってます。径さえ合えば深型の茶漉し網に替えられるはず。買いました。でもやっぱり底までは届かない。いつしか新しい急須が欲しいと思い始めました。
ここで壁に当たります。
煎茶の急須って、持ち手が右利き用に作られてる。
白い急須は『後ろ手』型で、気がつかなかった。
まあ、もちろん、この世の中ほとんどが右利き用ですから淹れられなくはなかったです。
でもさ、本当に自分の欲しいもの、が、欲しいじゃん。
それから左利き用急須を探す日々が始まりました。それまでになんともう一回引越してお茶コーナーは食器棚引き出し1段分に膨れました。私のお茶への気持ちがより高まっていった時期でした。
ところがネットもなかなかない。ヒットがあってサイト眺めてるといつの間にか右利き用ばかりになってる。
あとあの、急須、今更だけど、しぶーい(Oh...)
そんなごつい焼き物じゃなくて、立派でもなくて、おばあちゃんちじゃなくて、もっとポップな、ライトな、私の部屋で日常感あるキュートなのが欲しいんじゃー!
ぶっちゃけ当時は右利き用もそういうの少なかった!
あと赤土色(または朱色)と深緑率の高さはなんなんだ、伝統?
今でこそそれもまたいいよねとは思うけど、今でもその色は「我が家には」いらないんだ~TPOって知ってるか~(特に朱色)
そうしてふらふら探し続けること数カ月(たぶん)。
なんと川をはさんだお隣に私の希望を叶える急須が見つかるのです。
そのお店は「蒲南茶荘」さん。
京急蒲田駅から徒歩5分の、静かな住宅街にある涼やかな店構えのお茶屋さんでした。
店内では自家ブレンドの煎茶、海苔、湯呑み、そして急須。ダイナミックな絵付けの大人数用急須や、オリジナルブランドの透け柄入り(焼く前に器に小さな穴を開け、釉薬だけで穴を塞ぐようにデザインすると、そこだけ透ける)煎茶セット。
急須探すとき、リアル店舗とwebをうろうろしたけれど、
やっぱり『土/陶器/磁器の感触、たなごころへしっくりくる「ウチの子」感』は大事だと思うんですよ。器はどっからどう見てもシロウトですけども。
なので急須もリアル店舗で探すことをオススメします。
旅行先で焼き物屋さんを探すも良し、京都は器もあちこちにあるし、お茶屋さんにも(数は少ないけど)置いてます。見て触って理想をイメージして。
都内のオススメは「蒲南茶荘」さんです。
私だったらぜったい買わない高級感溢れる一品(TPO)から、特殊プリント(釉薬をプリントしてから焼いてる、みたいな)のまで、明るい店内で持って眺めてると
どれも欲しくなるマジック。
蒲南茶荘さんのサイト
http://www.honannchasou.net/index.html
取り扱い急須一覧はこちら(通販可)・線が引かれてるのは在庫切れ、でもお店には新しいのもあるで……
https://kazutaka.blog.so-net.ne.jp/kyuusu
オリジナルブレンド(合組)の「紫宝」もおいしいですよ。
私のおいしいカウンター、壊れてますけども!(プロがいいお茶淹れれば、ぜんぶうまうまのうまですよ……)
なお、買った当時のブログがありましたのでオマケ(なんと2011.09)
「きゅーす!」https://molv.blog.fc2.com/blog-entry-528.html
人生がわりとのんびり流れてるのが伺えるね……
ちなみに白い急須、茶こし網は取っ払って2人用をティーバッグで淹れるとき重宝してる!ナナズグリーンティー式です!
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