第1156話物におそれし歌三首(1)
天なるや ささらの小野に 茅草刈り 草刈りばかに 鵜を立つも
(巻16-3887)
天界につながる、ささらの小野、その怖ろしい小野で、茅を刈っていると、私の足元から、鵜が飛び出して来たのです。
ささらの小野は天界に通じると信じられていて、その小野に生い茂る草は、人の死を救う呪力があると信じられていた。
歌を詠んだ人は、知人の死を救いたいのか、何らかの事情で、「ささらの小野」に出かけて。草を刈ろうとした。
しかし、恐る恐る草を刈ろうとしたら、足元から、鶉が飛び出してきて、驚いて腰を抜かした。(草も刈れなかったのではないか)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます