第914話夜も寝ず 安くもあらず 白たへの
夜も寝ず 安くもあらず 白たへの 衣は脱かじ 直に逢ふまでは
(巻12-2846)
※白たへの:衣にかかる枕詞。
夜も眠れなくて、心が安らぐ時がありません。
この衣は脱がないことにします。
直接に貴方に逢うまでは。
男女、どちらが詠んだとは決めかねる歌。
古代、恋する男女は、互いに肌着を交換して着たと言われている。
だから、直接逢っていない時に、肌着を脱ぐことは、愛の終わりを意識してしまうのか、不安だったのかもしれない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます