第816話天皇の 神の御門を 恐みと
問答
※問答:面と向かった人同士が唱和形式でやりとりする歌。
(巻11-2508)
まそ鏡 見とも言はめや 玉かぎる 磐垣淵の 隠もりたる妻
(巻11-2509)
※玉かぎる:磐垣淵にかかる枕詞。
※まそ鏡:見るの枕詞。
天皇の神の御殿に、恐れ多くもお仕えしている、こんな時に、貴方という人は、よりによって求めて来たのです。
求めたとしても、誰にも言うはずはないよ、人目を気にして岩に囲まれた淵に隠れている、愛しい妻よ。
宮中で、まさかの情事に及んだのだろうか。
恥じ入る妻と、大丈夫と気にしない夫。
大らかと言えばそうなるけれど、後世の我々から見ても、「まさか?」である。
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