第207話まそ鏡 磨ぎし心を 緩してば
大伴坂上郎女
まそ鏡 磨ぎし心を 緩してば 後に言ふとも 験あらめやも
(巻4-673)
※まそ鏡:鏡を磨くことから、「磨く」にかかる枕詞。
しっかりとした心を許してしまった後で、文句を言ったところで、どうしようもないではありませんか。
男の甘い愛の言葉を信じて、心も身体も許してしまった。
後で心変りした男に捨てられてしまった女性は後を絶たない。
男の甘い愛の言葉をけん制、「うかつには愛の言葉」には乗りませんとの、拒絶の意を込めているようだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます