夢見る少年

老人が奴隷の五感に成ってから一年程が経った頃。


獣人じゅうじん少女Aが十歳に成った頃、十三歳の常人の少年B老人Xの家を訪れた。


老人Xが住む郊外は田園や工場で活動する獣人が生活する事が認められている地域。


同じ地域で生活する少年B妖精フェアリー老人Xの家で幸せそうに住み着いている様子に憧れている。


老人Xの様に妖精と仲良くなりたい少年Bの家は貧乏で沢山の妖精が好む環境を作れず妖精環境学を学べる学校へ通うことも難しい。


少年Bは生活費を稼ぐために妖精の力を借りて製品を作る工場で働いている。


職場で妖精と触れ合ってから妖精が大好きに成った少年Bは工場内に住み着いている妖精と交流を深めて仲良くなった。


少年Bは自分より妖精に詳しい工場長から聞かされた都市で暮らす妖精に強い興味を持ったが都市に行くお金や時間が無くて夢に留めていた。


沢山の妖精が住み着く家の噂を聞いて老人Xの家を覗いた少年Bは夢に見た世界を見つけた。



後日、夢が詰まった家を訪れた少年Bは家主の老人Xへ弟子入りを志願した。

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