第5話 英梨々ルートverの♭8話 今回も単発でも楽しめそうです



この一週間、英梨々と加藤の二人の女の子についてひたすら考えて来た。どっちか一人にしろよってツッコミは、このssの作者にして欲しい。俺は断じて優柔不断主人公なんかじゃないんだからね!


♭8話を見た方向けです。前半は全く同じ流れの劣化版を書くことになったので、割愛しています。

♭8話と原作5章の途中からです。


「なあ、加藤。その、加藤が怒ってるのってさ、最近俺が英梨々と仲がいいことに対して思うことがあって......とかだったりするのか?」

「なっ、何言ってるの安芸くん」

「だよなぁっ、だよなぁっ。いやー良かった。これで問題ない」

なんか、照れが入っているような...

「ちょっと待って」

なかったは照れじゃなくてドスの効いた声でしたわ。いつもフラットな加藤感ゼロっ

「えっ?」

「問題ないってどういうことなのかなぁ?」

「えっそこ食いつくところっ」

「英梨々と何かあったってことだよね」

「い、いやー。ナニモナカッタヨ」

「まあそれについては後で聞かせてもらうから」

「とりあえず、色々買ってから安芸君の家行こうか」

拷問用の器具買いそうな笑顔なんだよなぁ

でも、また加藤とゲームづくりが出来そうだと考えれば、なんてことないかなって、なんてことないけど...



「で、どうするの。英梨々のスランプ」

一番痛い話題。

「それは...一応監修みたいな感じで英梨々の負担を減らして、描けるようになるのを待とうかなと」

「でも、英梨々と同じくらい上手い人で、安芸君の知り合いっているのかなぁ?」

「キツい現実を突き付けてくれてありがとうな、加藤」


その後寝る時にはやっぱり、恋バナになった。なんか寝る時って修学旅行を筆頭に恋バナすること多いよなぁ、テンション上がってるからだろうけど。

「へぇー バレンタインの日ねぇ、それで?」

「そのぉ、告白をされまして、はい」

絶対にキスのことは伏せておこう」

「あの英梨々が告白ねぇ」

「ちょっと今日怖いよ加藤!」

「誰にせいだと思ってるの。だいたい、お前のメインヒロインのゲームを作るとか言ってさぁ。その裏で自分は幼馴染とイチャイチャしてましたっておかしいよね。私には誰とも付き合うなとか、イトコと仲良くするのすらダメって言ってたのに」

「だからこそ、今報告してる訳でして......」

「完全に事後報告だよね、遅いよね。」

「そもそも、なんで俺が自分の恋愛について報告しなきゃいけないんだって話があるんですがそこは」

「じゃあ私も事後報告で誰かと付き合いましたーって言っても問題ないよね?」

......なんかモヤッてするな

しかも伊織とか、知ってる相手だとなおだな

「なにその顔、やっぱり嫌だよね、モヤッてするよね、そういうことなんだよ」

それって独占厨じゃね?って思ったけど、ブーメランだしやめとこう

「大体さぁ、英梨々のこと好き好きオーラ出し過ぎなんだって」

「えぇ、そんなに出てたかぁ。って別に好きじゃ」

「そんなデレデレした顔で言われても、語るに落ちてるから。」

「でも、振っても、付き合ってもサークル空中分解しない?」

ちょっと想像......しようと思ったけど、辞めとこ。正直キツい



「結局、俺はどうすればいいんだろ」

「えっ、いや私が言ったこととか、サークルのことで英梨々をふるのはなんだかなぁと言うかやめてあげてね。よく考えてあげて」

「いや、そうじゃなくて、どうすれば英梨々の為になるか分からなくて」

「分からないくせにに私にかまけてていいのかなぁ」

「お前もう寝ろって」

「知ーらないよー安芸くん」

「じゃあどうしろって言うんだよ」

「私も知ーらない」

「今日の加藤テンションむちゃくちゃだぞ」

「そうだね......ねえ安芸くん、明日になったら今の私忘れてね。」

今日の加藤はいつもと違っていたけれど、最高に萌えられて、ちょっと嫉妬深くて、そんな可愛いメインヒロインだった。明日にはこの魔法は解けてしまうだろうけど、そんな加藤を俺は忘れない。

「あっそうだ」

「誰でも義理だって分かるし一応ね」

「おう」

「それじゃあ今度こそ寝るね」

「「おやすみ」」



夜に寝たら朝が来る。この世の理に従って朝が来てしまった......

厨二くさいな、でもそれくらいどんな顔を合わせればいいか悩んでいた。

「あっ、おはよう。なんか早いね」

「おう、おはよう」

流石加藤、あんなことがあった後もフラット...じゃなかった。

ちょっと顔が赤い。でも、そこに触れると俺も巻き込むからな、お互い触れないほうが身のため



「私は一回ウチに帰るけど、また合宿して企画書を叩くの?」

「いや、明日は英梨々と会う約束があって、そこで色々と話して来る。」

「そっか」

「サークルのこと、二人のこと、どっちもまだどうなるかわからないけど、話して来るよ。

「ほんと、どうなるかわからないけどね」

「ぐっ、まあそれでもっ至らないところは善処するので、加藤は俺を見捨てないで下さい!」

「それ、前も言われて、こんな状況になったんだよ〜まあいいよ。」

「でも、とりあえず 英梨々が、霞ヶ丘先輩が居なくなっても私はサークルに居るからさ、絶対にゲームまた作ろうね!」

「ああ」

「私をまた、最高のメインヒロインにしてね」




これでも英梨々ssで、英梨々エンドなので見捨てないで下さいお願いします。

それはさて置き、今回は英梨々に告白されていたらっ、と言うssでした。

可愛い嫉妬をするヒロインが大好きです!刃物とかは怖いよ、うん

次回は短めのをどっかしらであげて、長めのを週末にあげられたらと思います。

そろそろ終わりが近いような気がします。









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