第20話星と君と私

 星になりたい、と君が言った。もし来世というのがあるなら、次は人間でないのがいい、と。視線の先には、君が愛してやまない小さな煌めきが光っている。


 あんなに綺麗な星のどれかになるなんて、凄く幸せだと思わない?おどけた口ぶりで、でも目はどこまでも真剣だった。


 あなたは?と、星しか見ていない目が私に向けられる。


 もし来世があるならば。私は、生まれ変わった君の星に生を受けた存在になりたい。

 この願いを言ったら、君はどんな反応をするだろうか。

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