第5章 始まりの終わり

第51話 路地裏の出会い①

 帝都フレイベルク。リガルド帝国最大の都市であり首都でもあるここは、山あいの街コルナフースより、さらに内陸へ馬車で7日間進んだ場所にある。

 開都1000年以上の歴史を持つ帝都フレイベルクは、人口の増加に合わせて何度も拡張を繰り返してきた。その結果、度重なる拡張工事は、帝都フレイベルクを5つの城壁を持つ巨大な城塞都市へと至らせた。

 言うまでもなく、城壁の内側に向かうほど位の高い者が居を構えている。

 帝都フレイベルクの中心にある、なだらかな丘全体を使って建設された荘厳な城に住まうのは、リガルド帝国皇帝ベルナード・ガウェイン=リガルドと、その一族。

 当然ながら、皇帝の居城があるなだらかな丘は、第1防壁と呼ばれる正六角形に張り巡らされた城壁によって、その周囲に広がる市街地と隔てられていた。

 帝国の中心機関である各行政府や軍事施設などは、そのすぐ外側に置かれた形だ。

 もちろん、城を囲む城壁すべての出入り口の管理と警護に当たるのは帝国軍の役目である。

 帝国軍は、第1防壁及び城内の警護を行う第1騎士団から始まり、続く第2から第5騎士団がそれぞれ同じ数字の防壁の守護を行う。他にも警察活動や土木事業に特殊任務といった業務も司っており、帝都フレイベルクを守る帝国軍は、全部で13の騎士団により編成されていた。

 ちなみに、第2防壁の内側は貴族達が住む貴族街。第3防壁から第5防壁の内側に暮らす平民達の区画は、内側の城壁から順に上級・中級・下級平民街と区別されている。

 その帝都フレイベルクで、第4防壁内側にある中級平民街の大通りを、人波に逆らって歩く黒髪の少年がいた。雑踏の間を慣れた様子ですり抜けながら、緑色の双眸がすれ違う人々を次々とその目で捉えていく。

 やがて、黒髪の少年は騎士風の青年でその視線を止めると、にこやかな笑顔で話しかけた。

 2人はしばらく話した後、5枚の銀貨と小さなガラス瓶に入った薬品を交換した。交渉成立である。

 黒髪の少年が礼を言って少し世間話を挟んでから、別れ際に「この辺りで商売してるから、お仲間にも伝えといてくれよ」と手を振ると、騎士風の青年が名前を尋ねてきた。



「――ハンクだ。じゃあな、いつでも声をかけてくれよ」


 その後も、黒髪の少年――ハンクは雑踏の中をすいすいと歩きながら、大通りの所々でこれはと思った相手に話し掛け、手持ちの薬品すべてを売り捌いた。

 売るものもなくなって、手近な屋台で買った串焼きを頬張りながら、ハンクは大通りを歩く人々をぼんやりと眺めた。そのまま、気配感知を使ってじっくりと彼らを観察する。

 やがて、集中の度合いを深めたハンクが少し目を細めると、目の前の雑踏が、小さな炎の群れに置き換わった。蝋燭の炎ほどの大きさしかないそれらが、蟻の大群のように大通りの上を所狭しと不規則に動いている。

 それでも、目の前の小さな炎達は時に大きく、時に強く燃え、消えることなく過ぎ去っていく。この異世界で逞しく生きる人々の魂の在り様を映しているそれは、一つ一つが生きた人間そのものだ。

 そんな小さな炎の群れの中に、いくつか、他と比べてさらに一回りほど小さく揺らいでいる炎がある。

 ――何かしらの病に罹患した者の気配だ。

 最初こそ見分けがつかず苦労したものだが、2か月も同じことをしていると何となく「分かる」ようになってきた。

 そのお蔭で、初めのころは鞄いっぱいの薬を売り捌くのに1日以上かかっていたが、今では半日ほどで売り切れるようになった。気配感知様様である。

(転生前にこれが出来てたら、営業成績1位とか余裕だったんだろうな)

 今となっては”前世”とでも言うべき記憶を思い返すが、すぐに自重めいた笑いが零れてそれを否定する。

 なぜなら、奥村桐矢であったころの体は既に死んでいるのだ。戻れたところで、既に自分がいるべき場所はない。それに、よくよく考えてみたら、勤めていた会社は、経営が傾いて満足に品物を卸せる様な状態ではなかった。そんな状態で空の契約を取ったところで、会社ぐるみの詐欺だと言われるのがオチである。だから会社をさっさと辞めたのだった。

 それよりも、今の自分はハンクとしてこの世界でやらなければならないことがある。

 むしろ、あの時必要だったのはこういう気概の様なものだったのかもしれない。なんとなくそう思うが、今となっては過ぎた話だ。

 おしっ、と一言吐き出してハンクは気合を入れ直した。

 一度”薬屋”に戻り、物品を補充したら大通りをもう一回りしよう。食べ終わった串を屋台の串入れに放り込み、視線を大通りに戻した瞬間、ピリッとした違和感がハンクの脳裏を駆け抜けた。

 感覚を研ぎ澄ませて位置を探る――場所は大通りから外れた先の小さな路地。

 絶望と恐怖の入り混じったその感情は、現在進行形で襲撃されている何者かが抱いたものだろう。


「まったく。どこの世界でも悪い奴は路地裏だよな……」


 思わずそうぼやいてから、ハンクは大通りを外れて裏路地へと走り出した。

 帝都、しかもここは第4城壁内側。俗に中級平民街と言われるこの辺りは、1本大通りを外れてしまうだけで、石造りの家屋や建物の並びが途端に乱雑なものとなる。そのため、小さな通りを2つも越えれば、そこは既に迷路のように入り組んでいるのだ。

 だが、ハンクは立ち並ぶ家屋や壁をものともせず、それらを飛び越えながら一直線に恐怖を発する気配のもとへと駆けた。そして、袋小路となった通路の先で、蹲る幼い少女とそれを取り囲む3人組の男達に遭遇した。

 男達の身なりはどれもみすぼらしく、下卑た笑みを浮かべて10歳くらいの少女を取り囲んでいる。いかにもといった風情の彼等は、状況からして人さらいか物盗りだろう。

 軽く脅して追っ払うか、と思いながらハンクが近づいていくと、


「なんだテメェは! 邪魔しようってなら殺すぞ!」


 ドスを聞かせた声で男達が振り返り、のんびりと歩いて近づくハンクを睨みつけた。


「あー、なんだ。俺はただの薬屋だよ。それはそうと、今なら見逃してやるから、さっさと消えてくれ。……正直、手加減とかめんどくさくてさ」


 ヘラヘラと笑いながらそう言うハンクに、3人組の男達はそろって激高した声を上げた。

 当然である。これでは寧ろ、ケンカを売っているようなものだ。

 口々に罵声を上げて一斉に襲い掛かってくる3人組の男達を見ながら、ハンクはため息をついた。


「ったく。こっちの都合も知らないで…… 《スタンボルト!》」


 瞬間、青白く帯電した火花がバチバチバチと音を立てて3人組の男達を包み込んだ。突然の電撃に、それぞれが首を絞められた鶏の様な声を漏らし、数秒後には白目を剥いて石畳の上に崩れ落ちた。


「おまえら、ちゃんと生きてるよな? 頼むから変なもん見せないでくれよ」


 ハンクは半睨みでそう言って、白目を剥いて気絶する3人組の男達をじっと見つめた。そのまま数秒ほど様子を見るが、ハンクの脳裏には何の映像も流れ込んでこない。

 ――どうやら大丈夫らしい。

 魂に干渉する能力。稀有なその力のせいで、ハンクは望むと望まざるとにかかわらず、死した者が一番強く残した記憶を垣間見てしまう。厄介なこの能力のせいで、ハンクは転生初日にトラウマを抱えることとなった。

 もし、ここで3人組の男達をうっかり殺してしまって、彼等の記憶を見ることになるなど、こっちから願い下げである。どうせロクな内容では無いことなど、想像に難くない。

 ハンクは、3人組の男達がしっかり気を失っているか爪先で突っついて確認した後、今も袋小路でしゃがみ込んでこちらの様子を窺う幼い少女を視界に収めた。

 見たところ10歳くらいのその少女は、小麦色に近い褐色の肌に、明るい茶色の髪を両サイドで纏めていた。いわゆるツインテールだ。今は不安と恐怖に顔をゆがめているが、可愛らしい容姿をしている。

 3人組の目的は判らないが、彼等が人さらいであったなら、この少女を狙ったのも無理のない話かもしれない。

 ちらりと脳裏をよぎった不謹慎な感想を振り払ってから、ハンクは幼い少女に手を伸ばした。


「大丈夫か? 親御さんとはぐれたなら俺が大通りまで連れて行って――


 だが、なるべく優しい口調で言ったハンクの言葉は、突然飛びついてきた幼い少女によって遮られたのだった。


「うわああーん。こわかったよぉ。こっ……殺されるかと思ったよぉ」


 幼い少女の涙やら鼻水やらが、ハンクの腹部をぐっしょりと濡らす。

 もちろん、ハンクは着替えなど持ち合わせてはいない。とはいえ、ハンクは突然泣き出した少女をどうしていいものか分からず、取り敢えず頭を撫でてやりながら「もう大丈夫だからな」と繰り返した。

 しばらくそうしているうちに、地面に倒れた3人組のうちの一人が小さくうめき声を漏らした。ハンクは、すかさずその男の顎を蹴り飛ばして再度気絶させると、幼い少女を抱き上げた。


「ここは危ないから、大通りに行こう。君の親御さんも探さないとな」


 深く考えもせずに言ったその言葉に、幼い少女がハンクの胸に顔をうずめたまま「本当?」と聞き返す。


「ああ、任せとけよ。人探しにはうってつけの仲間がいるんだ」


 取り敢えず安心させて、安全な場所まで戻ろう。話はそれからだ。……それに、軽く探してダメならアリアに手伝ってもらおう。ハンクは、ちらりと頭の片隅でそんなことを考えながら、抱き上げた幼い少女に「ちょっとの間、辛抱しててくれよ」と言うと、大通りへ向かって自分の身長の倍以上ある壁を一気に飛び越えた。



「キミ、バカなの? そんなことしたら、フレイに見つけてくださいって言ってるようなものよ。それとも、よほど私を廃人にしたいの?」


 すっと細められたアリアの碧い双眸が冷気を纏った。

 おもむろにフードを脱いで、金髪碧眼を露わにしたハイエルフの美少女が放つプレッシャーを前に、ハンクが硬直する。……きっとじゃなくて、間違いなく怒ってるやつだ。そう感じて、咄嗟に明後日の方向を向いたハンクは、室内に視線を彷徨わせながら次の言葉を探した。

 石造りで出来た室内には、壁掛けの棚や床に置かれたテーブルの上にいろいろな薬品が置かれている。そのテーブルのすぐ脇には長椅子があり、先ほど大通りで保護した幼い少女がそこに座って、心配そうな目でハンクを見上げている姿が目に入った。

 ちなみに、先ほど大通りでハンクが売り歩いていたのもここに置かれている薬で、そのほとんどはアリアによって作られたものだ。ハンクに見分けはつかないが、中にはエルフだけが知る製法で作られた物もあるらしい。

 その薬をある人物の目に触れさせるために、目立つアリアに代わってハンクがそれを売り歩いて宣伝する。すべては、その人物と接触するために。もちろん、その人物とはアリアの師匠でもあるハイエルフのサラ=アウテハーゼその人である。

 だが、いまはそれどころではない。

 ハンクだけが感じる急激な温度低下を止めるため、早急にアリアの怒りを鎮めなければならないのだ。

 その原因は、大通りで出会った幼い少女の両親を探すため、ハンクがアリアに「探査魔法でこの子の両親を探せないか?」とうっかり聞いてしまった事にある。

 探査魔法とはいっても、万能ではない。迂闊に使えば、術者は手痛いしっぺ返しをもらうことになるのだ。

 しかも、ハンク達は現在潜伏中の身である。コルナフースでの戦いの後、


「木を隠すなら森の中、人を隠すなら人の中。なにより、虎穴に入らずんば虎子を得ずという言葉がお前の世界にはあるのだろう?」


 というアルタナの一言で、帝都フレイベルクに身を隠すこととなった。もちろん、ハンクもアルタナも自身の魔力を最低限に絞っているため、それを解放しない限りすぐに居場所が見つかってしまうということはない。

 だと言うのに、膨大な数の人間が暮らすこの帝都で、探査魔法を使えばどうなるかなど結果は考えるまでもなかった。


 ――素直に謝る以外の選択肢は、既に残されていないのだ。


 ゆっくりとアリアに視線を合わせ、ごくりと生唾を飲み込んでから、ハンクは「すいませんでした!」と頭を下げた。


「……まったく。もう、いいわよ。怒ってないから頭を上げてってば。それよりも、ちゃんと説明してくれるんでしょ?」

「ホントか? それなら良かった! アルタナみたいなプレッシャーで氷漬けになるかと思ったぜ」

「キミ、ホントに私を怒らせたいの?」


 目を眇めて再びプレッシャーを放ち始めたアリアにハンクがたじろいだ。

 ここで怯んでしまったら、また一からやり直しだ。あのプレッシャーの中、もう一度謝るのは勘弁願いたい。ここは話を進めて誤魔化そう。

 ハンクは一瞬でそう決めて、何食わぬ顔で今までの経緯を説明し始めた。

 路地裏で、3人組の男達に囲まれていた幼い少女を助けたこと。そのあと、大通りに出てその幼い少女と会話して、彼女の名前はエステルといい、エルダー山にある街から両親と共にリガルド帝国へ来たと聞いたこと。

 昼からの”仕事”をやめて、エステルと一緒に彼女の両親を探したが見つからず、アリアの探査魔法を頼りに戻ってきて現在に至るということ。

 そこまですべて話し終えてから、ハンクはエステルと目を合わせた。


「変に期待させちゃってゴメンなエステル。日没までまだ時間もあるし、薬を補充したらもう一回大通りを探してみよう」

「ありがとう。お兄ちゃん。私が迷子になったせいで……」

「気にするなよ。お前まだ、10歳くらいだろ? ちゃんと見てない親が悪い」


 そう言って腕を組んだハンクに、エステルと呼ばれた少女はぶんぶんと首を横に振った。親を悪く言うのは、ちょっと短絡的だったかもしれないとハンクが心の中で思っていると、


「ちがうの。私ね、15歳なの。ドワーフだから、ヒューマン達に比べて幼く見えるんだって。だから、お父さん達は悪くないんだ」


 そういったエステルの言葉に、ハンクは腕を組んだまま言葉を失った。その脳裏に、いつだったかエルダー火山の麓にはドワーフの都市国家があるとアリアに聞いた記憶が蘇る。

 だが、それよりもハンクを動揺させたのは、さんざん頭を撫でてやったり抱っこした少女が、今の自分と大して年齢が変わらないという事実であった。


「マジかよ……。じゃあ、お兄ちゃんって俺のこと言ってたけど、そんなにトシ変わらねえじゃねぇか。いや、そんなことよりも、何やってんだ俺! いろいろマズいだろ」


 急に固まってブツブツ言いだしたハンクに、エステルが不思議そうな表情を浮かべる。だが、エステルはすぐに破顔すると、屈託ない笑顔をハンクに向けた。


「お父さんがね、ほかの種族に会ったら取り敢えずお兄ちゃんお姉ちゃんって言っとけば大丈夫だって教えてくれたんだ。だけどね、お兄ちゃんは大人の人と話してるみたいで、なんだか自然と甘えちゃった」

「はは……。そ、そうだったのか」


 顔を引き攣らせたハンクを見て、アリアが悪戯っぽく笑みを浮かべた。


「エステル、よく見てるわね。ハンクはね、ちょっと訳ありなのよ」

「アリア……ハイエルフのお前がそれを言うのか……」

「ハンク。やっぱりキミは私を怒らせたいのね」

「ちょっと待てよ! どうしてそうなるんだよ!」


 満面の笑みを湛えたアリアがゆっくりと小首を傾げる。

 今のは絶対、自分から地雷を踏ませに来ただろ! と、ハンクは内心で悪態をつきながらエステルの背後へと逃げた。

 エステルは、そんな二人を呆気にとられたように見て、


「お兄ちゃん。そういうの、尻に敷かれるってことだよってお父さんが言ってた」


 と、顔を輝かせてハンクの方へと振り返った。

 咄嗟に「エステル、お前まで何言ってるんだよ!」とハンクが抗議の声を上げると、ガチャリと扉が開いて赤髪赤眼の青年が室内に入って来た。シゼルである。


「幼いのによく見ている。うむ。最近、一層尻に敷かれだしたな」


 外まで丸聞こえだぞ、と言いながらハンクとアリアの顔を順番に眺めて笑い声をあげた。


「シゼル、お前なあ……」


 まさかの援護射撃に、ハンクがうな垂れていると、奥の部屋へ続く扉が派手に開いた。


「たわけ! 貴様らの痴話ゲンカでのんびり寛ぐことも出来ぬわ!」


 黒いバトルドレスを纏った黒目黒髪の少女が、開口一番ハンク達を叱りつけた。腕を組んで不機嫌そうにする彼女が、室内の様子を確認するように視線を水平に動かす。

 すると、その横合いから亜麻色の髪の少女が、宥めるように黒髪の少女に話し掛けた。


「まあまあ、アルタナ様落ち着いてください。みなさん、そんなに騒いでたらお客さんが怖がって入れないですよ」

「エルザよ。もっとビシッと言わねばこいつ等には効かぬぞ。それと、我はラーナだ」

「あ、そうでした……すみません、ラーナ様」


 苦笑いを浮かべながらハンク達を注意したエルザが、間違いを正されて両手を口に当てた。アルタナは、エルザのその様子を横目に見てから、まあいい、と一言前置いて、


「せっかくだ。その幼女の両親が見つかるまでここに泊めてやるといい。我はラーナ。この店の持ち主で、ハンクの主人だ」


 にやりと笑みを浮かべながらそう言ったのだった。もちろん、エステルは訳が分からず呆然とハンクを見て、次にアリア、最後にアルタナと視線を移動させた。

 誰がどう見ても判るくらい、その顔には困惑が浮かんでいる。


「急に出てきて話をややこしくするんじゃねぇよ!」


 昼下がりの屋内に、ハンクの叫びが木霊したのだった。

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