第25話 朝日
朝日が差し込む俺の部屋で
けだるいような目を
俺に向ける彼女
汗ばんだ背中が
昨夜の秘め事を思い出させる
甘酸っぱい香りを残したままの
俺の部屋
自制心をもぎ取られて
夢遊病者のような俺
これが最後と
あの熱くなった花弁の中に
男の弱みを知り尽くした
女の性のしたたかさ
俺はもう何も抵抗できない
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