第24話 カーテン

カーテン越しに

君は誘う


何も身につけず

昨夜の余韻が残る俺の部屋で


窓のカーテンに美しい身体を包み

手招てまねきする


朝日が白い身体を

うつし出す


君の身体はうっすらと赤く染まり

天使がこの世に

舞い降りたよう


俺の心を

知り尽くしたかのように


君は俺を誘う




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