愛してるよ
いつもいつも、わたしがいなくちゃダメなんだと思ってきたけど
あ、わたしがいなくてもいいんだということを知った
あなたの一番でいたいとおもうことは
あなたにはどうでもいいことで
わたしじゃなくてもいいことで
きっとわたしは
あなたに「必要だよ!」と言ってもらえるようにやっていたんだ
「感謝してるよ」ではなく「必要なんだよ」
感謝なんかされなくていい
でも必要とされたい
この想いはとてもわがままで
いつもいつも自分が一番だよと
それをわかって欲しいと思うのは
本物ではない気がする
いま世界一応援したい人がいて
一番応援したいのに
立ち止まっている
全力で応援したい
世界一応援したい人を
世界一愛してる人を
やめてみると
わかること
いなくてもいいこと
二番目に応援したい人を
応援することは
二番目に好きな人と
結婚することと似ていて
わたしはいつも
二番目の人のそばにいる
一番目のひとのそばにいると
いろんな気持ちが
はみ出してくる
なぜだかわからない
この感情が
憎らしくて
愛しくて
悲しくて
辛くて
そして
あなたを愛しています
そして
わたしは醜い
人間の醜い心の中 桜庭みゆき @Koorihime
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