11 志向性同期体(生命)
1. 志向性同期体とは志向性を顕現するために高度に組織化された実体のことである。人類や生物は志向性同期体である。
2. 志向性同期体を生成するには、それを構成する全ての実体を志向性の影響下に含ませる必要がある。これを「志向性に同期させる」と表現する。
3. 併発性に依存した操作(つまり物理的な操作)のみを用いて志向性に同期させることは不可能である。
補1. 志向性同期体と単なる物質の集合体の違いは、前者はその構成実体の実体機能を志向性として集約しているが、後者は引力として均等に発散していることである。
補2. 有性生殖の場合、精子と卵子はそれぞれの持ち主の志向性に同期している。受精卵になった時点でそれぞれの持ち主の志向性から切り離され、独自の志向性を持つことになる。以後、外部からの物質を取り込む際にそれを自身の志向性に同期し、成長する。
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