超新星爆発

誰かの中にわたしが存在している不思議。

誰かにわたしが認識されている不気味。


都合の悪いものは認識しないのが人だから、

きっと私は都合が良いのでしょう。


小鳥はいつでも空を飛んでいるのに、

必要な時にしか囀りを聴かない。


私にとって必要な君は、

そこにいなくても私に存在を認識されていて。

ストーカーのように覗き見した君を、

ペタペタと胸に貼っていく。


君はかくじつに誰かに認識されているのに、

君は勝手に孤独なっている。


ままならないね、わたしも君も。


だから、

超新星爆発を起こしてしまおう。

あとに遺るのは、愛しかないから。

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