第3話 ミステリー「絶壁の釣り場」
朝四時起床、黒いポロシャツ・薄緑色のベスト・ジャケットにグレーのパンツ。
革のスニーカー、ハットを被り偏光グラスを掛けて「出発だ!」
クーラーボックスと釣り竿を担ぐ。
釣り場は随分高いところにある。人目を忍んで、らせん階段を一歩一歩上る。
踊り場で一息入れる、「すごくいい天気だ、今日は何が釣れるかな?」
また一歩一歩階段を上ると、やっと一番上の足場に着いたぞ。
何やら、下界が騒がしい。「そんな事は知っちゃあいない」
釣り竿を取り出して、針と重りを付けて、「ほーれっ!」と竿を垂らす。
重りが底に着く感触を得てリールを巻く。
「お、重いぞ」
巻き上げた獲物は、——スイカだ~!
ここは何処だ? スイカ釣り?
スカイツリー!?
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