苦悩の青葉は抉られた新芽を思う

苦悩の青葉は抉られた新芽を思う

視界に朱線は靡いたまま腕に結われ


凍る電灯は残滓を吐き出す図り

押し付けられたカスミソウは胸に有る


病毒となり滲み出るのだ


青白い幕開けを目指し

陽は翳を遷し

あゝ

私は千羽鶴を折り続ける


軒下の風鈴に願を翔け 首に枷を配し

嗚呼 響くこと御可視

確かに

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