浪漫列車は二両編成

浪漫列車は二両編成で満天の夜空に奔る

何処まででもとんでゆく蛍は

天の川の桟橋に揺れ仄かに余韻を残す


ふたり昇りつめる青天井を懐かしみ

ふたりだけの星状に迎いたいのです


はてもなくあてもない

何処に往けとも追われるのだろう

過去いきの定刻は春に出発し

未来ゆきの遅刻は冬に離着陸を果たす

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