第160話 奔る気がしては成らない 海の凪いだ被害妄想

奔る気がしては成らない

海の凪いだ被害妄想

生まれては薙いて

腐蝕する穹は応え堪え

全てのモノにウザいと

想像させる底が

初めから術に存在する

自問自答


一枚一枚如実に爪が剥ぎ配し

あゝ断末が戦いでソコを射る

空滴り朱手染まる世がキミを

永遠に慕いと乞い明け迄致す


自らを如何様にはいしても

他者の見解に左右される

生きる上で大事なコト

大部分は関係で己は決まる

それだけである

無駄に足掻いても仕方ない

如何様にも表に配すもの

自分を信じ他を偽することなかれ

ヒトの心などそこが知れぬもの

厚かましく 苦悶するだけ無駄と

みてくれは言い空いて類は友を呼ぶ


嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ

綺麗事ばかりが

木の実を悔い散ら可視

気持ち悪くて仕方がない

不味い拙い吐いて泣いて彷徨っても

何処に底は渦埋め

小さき餓鬼が腹に仰山溜まって

置いでお出で私酔うと詩輝。

あゝ謀りだ

他ばかりうらやんでいる

私心最低だ畜生。

怖い怖い


恐い恐い

膿を這う蛆蟲ども

既に凪いで入る身で

喰らい尽くす蚊のように

何時ぞやとも知らず

只只痒いと惹き

掻き廻す思惑は

解きに害を侍らす

書いてゐ出せたらと

無駄に底を荒らして

存在が殖える汚物

誠に申し訳ございません

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