第3話須磨海水浴

 7月27日土曜日。須磨海水浴場に行った。良い天気で絶好の海水浴びよりだった。

日菜子「良い天気でよかったね」

「俺のひごろのおこないが良いせいさ」

「そうね、きっとそうね」

 車は阪神高速神戸線を走り、須磨海水浴場に着いた。

 日菜子はチェック柄の開襟シャツにイエローのギンガムのマーメイドスカートにした。

「きょうは暑くなりそうね」

「ひなちゃん焼けるぞ」

「しっかり日焼け止め塗ってね」

「ああ、まかせときな」

 輝幸は日菜子の体に、ていねいに日焼け止めを塗った。

 二人は広い砂浜の岸から少し離れた所にレジャーシートを敷いた。

「ひなちゃんのお弁当楽しみだな」

「いつも冷凍食品ばかりよ」

「それでも楽しみだ」

輝幸「じゃあ、泳ぎに行こうか」

「あの海の家で着替えて来るね」

「俺も着替える、一緒に行こう」

 日菜子はフロントギャザーのかわいいピンクのワンピースにした。広い肩幅で引き締まったウエストで大きなお尻で、長い真っ直ぐな足なので、まるでモデルのようであった。人目をひいた。

「ひなちゃん海に入ろ」

「ええ」

「浮き輪が二つとビーチボールを持って来たから、これで遊ぼ」

 二人はよく遊んで早めに帰った。

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