ファンタジーが書けない理由


 今回は、私がどうしてファンタジーを書かないのか、という理由について。


 やっぱりね、なろうでPV稼ごうと思ったらまずはファンタジージャンルか恋愛なんですよ。そんなこたぁ百も承知なんです。

 だから読まれたかったらテンプレ書けばいいんですが、あれって簡単そうに見えて意外と難しい気がするんです。


 だって常に読者目線を意識して、ウケる要素を盛り込んでいかないといけないわけで。

 それってすごい労力だと思うんですよ。すくなくとも私には無理です。好きなものしか書けないから。


 ただ、斜陽ジャンルなのを言い訳にして読まれない理由にするのはちょっとどうかなと思うので、自分なりに努力して良い作品を書こうとはしています。

 努力の方向が間違っているのは、ご愛敬ってことでひとつ。




 さて、本題です。私がファンタジーが書けない理由を考えてみた結果。

 これは、極端に偏った読書歴が原因なのではないか、と。

 頑張って思い出してみたんですよ、昔よく読んでた本を(以下、作者名は敬称略)。


 私、とにかく物心ついたときから活字中毒で。小学生時代は百科事典を隅から隅まで熟読し、親が買ってた「新・里見八犬伝」とかまで読んでました(笑) あの深作映画原作のやつ。


 あとは、沢井いづみの10歳シリーズ・ハチャメチャ探偵帳・モモちゃんとアカネちゃん・インガルス一家・角野栄子の小さなおばけシリーズ・ズッコケ三人組とか。

 偉人の伝記もなぜか読み漁ってました。


 中学になるとコバルト、レモン、講談社X文庫ティーンズハートあたりの少女小説に移行しつつ、同人誌にハマる。宮沢賢治とか中原中也にハマったのもこのころ。

 星の王子さま・パディントン・ムーミン・赤毛のアンとかの海外児童文学も好きでした。


 高校は一番カオスだった気がします。江國香織・長野まゆみ・新井素子とか女性作家が多かったかな。

 で、後宮小説とか家畜人ヤプーとか、なんかものすごい迷走してました(笑)

 たぶん、サブカル気取りで女子高生こんなん読まんやろ、みたいなのに手を出したいお年頃だったんですね、きっと。


 成人するとなぜか推理小説にハマって、我孫子武丸とか横山秀夫とかに行きました。特に「殺戮にいたる病」はいまでも時々読み返しちゃいます。



 このようにつらつらと並べてみましたが、みなさまお気づきでしょうか。ファンタジー作品が極端に少ないことに。

 どうしてなのかはよくわからないんですけど、王道のファンタジーは全く手をつけてないんですよね。指輪、ナルニア、ハリポタあたり。唯一、ミヒャエル・エンデは大好きなんですけど。

 

 同様に、日本の作品もロードス島とかスレイヤーズとかアニメすら見ていないんです。自分でも理由はよくわからない。


 

 こんな感じで、そもそもファンタジージャンルに触れる機会が極端に少なかったので、書こうにもよくわからないっていうのがあるんじゃないかと。


 年末年始で「はてしない物語」でも読もうかなぁ。あれ自作の「TPS」に出てくる、タイアップ先ゲームの元ネタなんですよね。

 

 ファンタジーでこれだけは読んどけ! っていうのあったら、ぜひ教えてください。

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