第3話 用語解説(将棋分からない人でも分かるかも)
将棋の用語って結構難しいですよね?
小説を楽しく読んでいただくために用意させていただきました。
ぜひご参照ください。
なお一部の設定を現行のルールと変更している部分があります。ご了承ください。
(将棋用語解説)
1.順位戦=C級2組、C級1組、B級2組、B級1組、A級の5つリーグに分かれ一年間に渡り同じクラスの棋士と対局し、勝敗数に応じてクラスが上に上がったり、下がったりします。
主人公の迅が所属するのは一番下のC級2組です。
2.秒読み=将棋の対局には持ち時間というものがありそれがなくなってしまうと、制限時間内に指さなくてはいけなくなる。順位戦では持ち時間は6時間が基本とされている。
3.記録係=将棋の対局の際に棋士たちの指し手を記録したり、持ち時間の管理をする人を指します。通常奨励会(後述)の有段者が担当します。
4.投了=棋士が自らの負けを認め敵に敗北の意志を示すこと。駒台に手を置いて頭を下げる方法が大半を占めています。
5.感想戦=対局後、棋士たちが行う反省会のようなものを指す。ここをこうしていればどうだったか?どうすれば勝てたのか?などを議論する場でもある。棋士によっては自分の読みをあまり深くは口にしないものもいる。
6.新人王戦=段が六段以下かつ26歳以下の若手棋士のみで行うトーナメント戦。
ここで優勝した棋士は将来名人などのタイトルを取る可能性が非常に大きいため、メディアが大変注目を寄せる。
7.若葉杯=棋戦の一つ。29歳以下段の制限なし。棋士を4人ごとのグループに分け総当たり戦を行い1、2位のものが決勝トーナメントに出場する。
8.研究会=棋士が数人で集まり、互いに意見を出し合い戦法、定跡などを研究しあうこと。単に将棋を指しあう場合もある。
9.定跡=長年の棋士たちの指し手によって決まった序盤の数手の指し手を言う。
長いものでは数十手を越えるものがあり、たいていの棋士は序盤を定跡にしたがって指す。しかし自ら新たな定跡を築くためわざと定跡を外す棋士も存在する。
10.棋譜=将棋の対局中に指された手を記録した用紙のこと。近年ではタブレットによる記録も増加している。記録係が記録する。
11.竜王戦=将棋界2大タイトルの一つ。1組から6組に棋士が分かれ各組でトーナメント戦を行い2組から6組の優勝者、1組の1位から4位までが決勝トーナメントに進み
挑戦者の座をめぐって争う。
タイトル獲得による獲得賞金はタイトル中1位。
12.降級点=順位戦において悪い成績を残してしまうとついてしまう。順位戦のランクによって扱いが異なり、2、3回取ると下のリーグに下がってしまう。
13.奨励会=将棋棋士育成機関。6級から3段まで分かれており上の級位、段位には一定の成績を残す必要がある。3段リーグで1,2位の成績を残す(同率2位を含む)ことでプロ棋士になることができる。年齢制限が存在し特定の年齢に特定の段位まで上がっていなければ自動的に退会となる。
1年間でプロになれるのはたったの4人(最低)という厳しい世界である。
オオカミと徒桜 @ryuuousan
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。オオカミと徒桜の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
近況ノート
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます