天井画に並ぶ無表情

 学園の行事について、入学式の後に一式説明された。

 そのときは大して何とも思わなかったけれど、改めてしみじみと、僕は『俺』だった頃のことを忘れているのだと自覚した。


 お嬢さまに無残な結末を辿らせはしないとの、確固たる思いは勿論残存している。


 けれども、ダンスパーティー?

 そんなイベントあったんだ?


 季節は過ぎて、雪のちらつく冬景色。

 大体クリスマスに当たる時期に、そのダンスパーティーとやらは開催されるらしい。


 考えてみれば、貴族と懇意になるシンデレラストーリーに、華美な舞踏会がないのも不自然だ。

 絶対に着飾った攻略対象との一枚絵が表示されるはず。

 そう思えば、何かを思い出せそうな気もする。


 ……そういえば、リズリット様が学校案内したときにも、ちらっとダンスパーティーについて触れていた気がする。

 そのときも同じような感想を抱いたのだから、僕の中で相当この行事に対する興味の度合いが低いのだろう。


 うーん、お嬢さまや本来のシナリオに関係する何かは、なかったのかなあ?


 寮の自室で諸々綴ったノートを捲るも、自作の攻略本は、お嬢さまの内容に偏っている。

 細かな行事に関する記述が足りない。


 懸命に記憶をひっくり返そうとするも、ぼやっと朧気なそれは要領を得ない。

 ……16歳の僕、もっと頑張って。しっかり思い出して。


 しかし心情とは裏腹に、ぼけた記憶は焦点を定めず、首を捻るばかり。

 結局諦め、お嬢さまノートに書いていないのなら、関係ないのだと思うことにした。




 *


 夕刻の赤焼けが講堂を照らす中、身を切る寒さに負けず、着飾った生徒達が続々と集う。


 この舞踏会は、学園祭のような位置づけらしい。

 今日に至るまで、校内はパートナー選びの話題で持ち切りだった。


 お嬢さまはリヒト殿下とご婚約関係にあらせられるので、今回の行事も、殿下がお嬢さまのお手を取ってくださる。

 講堂まで主人をご案内しながら、弾む心地で口を開いた。


「お嬢さま、お美しゅうございます。本日のお召しものも大変お似合いです。雪化粧に咲き誇る、大輪の赤い花のようです!」

「ありがとう、ベル。嬉しいわ」


 臙脂色のドレスに身を纏い、お嬢さまがふわりと微笑まれる。

 編み込まれた若草色の御髪には、サイドにシルバーの髪飾りが添えられていた。

 異種材のドレスは柔らかな布地で薔薇の花を描き、白金の刺繍が裾を一巡する。


 白いもこもこを纏われたお嬢さまの裾をアーリアさんが支え、僕がお手を引く。

 レースで編まれた指先を緩く握り、お嬢さまが転ばれないよう、注意深く足を進めた。


 天井画とシャンデリアの広がるホールは暖かく、お嬢さまからお預かりした上着を手に、裏へ下がる。

 クロークルームが備えられている辺り、ここが本当に学び舎なのか、疑わしく思えてしまう。

 係をしている従業員へお願いし、再びホールへ引き返した。


「ベルくーん!」

「あ、あれ? リズリット様、どうして使用人の制服を……?」


 会場にはいつもの面々が揃っており、それぞれの服装にはたと瞬いた。


 勢い良く両腕を広げたリズリット様は、僕やアーリアさんと同じ使用人の制服を纏っているし、クラウス様はクラウス様で、正装ではない制服を着用されていた。

 ご生誕祭で見せた衣装とはまた違った礼装を纏ったリヒト殿下が、苦笑いを浮かべている。


「みんなひどいよね。参加したくないからって、服装でけん制するなんて」

「いやいや。俺は殿下の近衛という、立派な使命が」

「そうそう。俺もただそこにいるだけっていう、ちゃんとした理由が」

「リズリット……? やっぱりここは普通に参加しようよ。教官っていうこの上ない護衛がいるんだから」

「うっ、持病が……ッ、一年に一度しか正装を纏えない病が……!」

「ねえねえベルくん! どう? 似合ってる?」


 胸を押さえて苦しみ出したクラウス様と、マイペースに僕の前で一回転したリズリット様に、リヒト殿下が重たくため息をつく。

 お嬢さまが楽しげに微笑み、アーリアさんがリズリット様のループタイを正した。


「クラウス様のお召しものは、護衛のものでしたか」

「おう。あんま着ることねーけどな」

「怠慢」

「学業優先なんで」


 じと目の殿下に、クラウス様が気軽に笑う。

 軽口を叩き合う間柄は楽しそうで、おふたりの仲の良さを実感した。


 僕の隣にぴったりと立つリズリット様を見上げる。


「リズリット様も、似合っている……と賞していいのかわかりませんが、かっこいいですよ」

「本当!? やった! 駄々捏ねた甲斐があった!」

「……何をされたんですか?」


 ぱっと表情を輝かせたリズリット様の一言に、頬が引きつる。

 背の高い彼は使用人の制服を着こなしていたが、仮にも貴族なのだから、『使用人のようだ』と褒めるのも何だかおかしい。


 僕の葛藤など気にせず、にこにこ笑顔でリズリット様が口を開いた。


「担任にね、『今年は参加するから、ベルくんと同じ制服が着たいな。ねえねえねえねえ』って迫ったら、うるさいって怒りながら制服くれたんだ」

「リズリット、お前、フェリクス教官に何てことを……」

「リズリット様って、かなりごり押しですよね」

「これでも学園一の問題児だからね! 隣のノルヴァさんが、どん引きした顔してたよ!」

「胸を張っちゃいけないと思うんだけどなあ……」


 得意気に胸を張ったリズリット様に、呆れた声がかけられる。

 クラウス様の渋面がすごい。

 頭痛に耐えてます、ってお顔されてます。


 きょとんと瞬かれたお嬢さまが、口を開かれた。

 不思議そうに小首を傾げられている。


「リズリットさん、昨年はどのようにされていたのですか?」

「部屋で休んでたよ?」

「そんなしれっと……。いや、確かに自由参加だけどな」

「ベルくんもアルくんもいないのに、何で出なくちゃいけないの? 不毛でしょ?」

「発毛してやるわ」

「……今年のリズリットさんのご参加、喜ばしく思いますわ」

「ありがとう、ミュゼットちゃん。クラウスお前、後で講堂裏な」

「やめろやめろ。制服汚すと面倒なんだよ」


 にっこり、優しげな笑みをお嬢さまへ向け、直後にクラウス様へ剣呑なお顔を向けられる。

 リズリット様の温度差を宥めて、常温を目指した。


 ホールは多様な人で賑わい、あちらこちらでざわめきが聞こえる。

 リヒト殿下に時計はあるかと尋ねられたので、懐中時計をお出しした。

 開いた文字盤を覗き込んだ彼が、お嬢さまへ目配せする。


「ミュゼット、そろそろ行こうか」

「畏まりましたわ」

「殿下にミュゼットちゃん、何処行くの?」

「挨拶巡りだよ。クラウスも回るところあるんじゃない?」

「あー、被る猫逃げましたわー」

「ぼくの貸してあげる」


 しれっとした軽口の応酬の横で、音もなく動いたアーリアさんに、僕もお供しようと踏み出す。

 こちらを振り向いたお嬢さまが、凛と背筋を伸ばして微笑んだ。


「ベルはここで、リズリットさんとお留守番していて」

「……畏まりました」

「わたくし、挨拶はとても緊張してしまうの。だからベルに、『おかえりなさい』と言ってもらいたいわ」

「はい。こちらでお帰りをお待ち申し上げております」


 同行を断られたことに落ち込んだが、そういうことならばと表情を保つ。


 眉尻を下げたお嬢さまが、軽くお手を振られた。

 苦笑を浮かべたリヒト殿下に引かれるまま、アーリアさんを連れて人混みの中へと飲み込まれる。


 見送った後姿にしょんぼり肩を落とすと、クラウス様に頭を撫でられた。

 あっ、髪が乱れる……!


「俺も手早く終わらせてくる。何かあれば、その辺に配置されてる教官を頼るんだぞ」

「そんな、待機だけで大袈裟ですよ」

「ベルは三角巾外れたばっかだからな。無茶すんなよ」

「さすがに校内で毒矢は飛んで来ませんって!」

「ベルくん、普通に生活してても、毒矢は飛んで来ないはずなんだよ?」


 リズリット様の的確な突っ込みに、ぐうの音を唸る。

 片手を上げたクラウス様も、爽やかな笑みとともに人混みに姿を消した。






 理事長の挨拶が終わり、優美な音楽が奏でられる。

 目の前で開かれた舞踏会の様子を、壁際から眺めた。

 隣に並んだリズリット様と度々遊びながら、再び戦地へ赴かれたお嬢さま方のお帰りをお待ちする。


「ちょっと、あなた」


 唐突に高い声に話しかけられ、はたと顔を向ける。


 金の巻き毛に真紅のドレスの女生徒さんが、片手を腰に当てこちらを呼んでいた。

 覚えのない人物の登場に、きょとんと瞬く。


「如何なされましたか?」

「気分が悪いの。少し付き合っていただけませんこと?」

「俺が付き添いますよ」

「わたくしが話しているのは、こっちの黒い方ですわ。あなたはお呼びでなくってよ」


 女生徒さんの物言いに、間に入ったリズリット様の笑顔が音を立てて固まる。

 剣呑な空気で微笑む彼に、慌てて両手を上げて仲裁した。


「畏まりました! お出口までご案内いたします」

「えー。やらなくていいって、ベルくん」

「早くしてちょうだい」


 高圧的な口調で手を差し出され、仕方なくお名前も存じ上げないご令嬢のお手を取る。

 歩き出すドレスとは反対方向へ身を捻り、不満気なリズリット様へ言付けを残した。


「すぐ戻ります。お嬢さまとアーリアさんにご伝言を」

「……わかったよ」


 不貞腐れた顔で腕を組んだリズリット様が、苛立たしげにそっぽを向いた。


 女生徒さんの足は淀みなく出入り口を目指し、発言にあった『気分の悪さ』は感じられない。

 そもそも、彼女の付き人は何処にいるのだろう?

 何もわざわざ他所の家の使用人を呼びつけなくとも、教員は各所に配置されている。


 続々と上がる不審点に、さり気なく周囲を観察した。

 ……出入り口に一番近い教員は、ノイス教官か。


 病人の報告をしようと歩みを緩めた僕の手を、ご令嬢が引き留めた。


「何をしていますの? わたくしに恥をかかせるおつもり?」

「え? いえ、具合が悪いのでしたら、教官に……」

「その鈍さが演技なのでしたら、即刻お止めになった方がよろしくてよ」


 シルクの手袋が僕の手を握り、強引に引っ張る。

 思ってもみなかった牽引にたたらを踏み、令嬢が重厚な扉を潜り抜けた。

 緩やかに閉まるそれが、ざわめきを遠ざける。


 ……状況が把握出来ない。

 彼女は一体、何を目的としているんだろう?


 離そうと振るった手が手首を掴まれ、令嬢がヒールをベルベットの絨毯に埋めて行く。

 変わらない引き摺られる体勢に、困惑が勝った。


「あのっ、」

「コードの田舎娘は、社交のことすら教授しませんの?」

「……はい?」

「呆れてしまいますわ。わたくしはあなたに、『サービスしなさい』と命じましたの。そしてあなたは了承した」

「……サービス?」


 言葉通り呆れたため息をついた彼女に、拒絶心が顔を出す。


 それはお嬢さまを愚弄したと解釈してもよろしいのでしょうか。

 でしたらこれより僕は、殲滅戦へと行動を移行するのですが。


 人気のない廊下は、燭台の明かりに照らされ、陰影が揺らめく。

 柱の影に立ち、令嬢が振り返った。

 暖色に照らされた彼女の唇が、艶やかに緩められる。


「本当はあなただって、期待しているのでしょう?」


 距離が近い。

 しなだれかかるように身を寄せられ、胸に指先を這わされ、嫌悪感が先に立つ。


 表情を歪めなかったのは、長年の教育の賜物だろう。

 一歩身を引いた僕の手首に、手袋越しの爪が食い込んだ。


「お戯れを」

「あんな田舎娘などやめて、わたくしになさいな。もっと良い暮らしを保証するわ」

「勧誘のお話でしたら間に合っています。お引取りください」

「わたくしに恥をかかせるつもり!?」


 弾けた激昂が廊下に響く。

 分厚い布地に吸収されたそれは、扉の向こうへは届かないだろう。

 他者への援助は望めない。

 腕を引くも、爪が食い込んで痛い。


 この華奢な女性を突き飛ばして、後ろを振り向かずにホールへ戻ることが出来れば、何よりも簡単だろう。

 相手の令嬢がどの家の所属なのかが判明し、僕がコード家の使用人でなければ、このような面倒な手合い、すぐにでも片付けた。


 さりり、壁を擦る音が聞こえる。


「……暴行です。お放しください」

「わたくしが、あの田舎娘に劣っているとでも!?」

「お放しください」

「わたくしの方が美しく、華やかで気品もありますわ! なのに、何故あんな地味女ですの!?」


 令嬢が口を開く度、自分の中の温度が下がっていくのがわかる。

 僕にも冷ややかな声が出せるのだと、冷静な部分が場違いな感想を述べた。


 後退し、腕を引く。

 詰められる歩幅と、抉る爪。


 ……使用人は基本、使い捨てだ。

 仕える家によっては、暴行が常習化しているところもある。

 僕が痛みに訴えても、勝算は見込めない。

 立場が圧倒的に不利だ。


「わたくしだって、同等、いいえ! コードのような古臭い家より、もっと直系ですわ! なのにあの女がリヒト様の婚約者! わたくしの方が魔力の質も量も優れているにも関わらず、不当な評価のせいで、あの女がAクラス! おかしいと思いませんこと!?」


 激しい剣幕でこちらへ詰め寄り、令嬢が語気を荒げる。

 下がり続けた踵が何かにぶつかり、僕の背中に壁が当たった。

 肩の横に勢い良く腕を突かれ、ひえっ、壁ドン……、逃がしてくれそうにない雰囲気に泣きたくなる。


 彼女の話を総合すると、お嬢さまが優秀過ぎるばかりに、ご自身の劣等感が刺激され、今回の暴行に至ったと。


 お嬢さまが他者と一線を画していることなど、自明の理だろう。

 おかしいところなんて、ひとつもないと思うけど!


「あなただって! ……いいわ。あなたの今の給料の、三倍出しますわ。あんなにあくせく走り回らなくていい。あなたはわたくしの横で、わたくしのためだけに尽くしなさい」

「お断りします。僕はコード家の使用人です」

「あんな田舎娘、放っておきなさい。あなたが仕えるべき主人は、このわたくしよ」

「僕の忠誠はコード家にあります。主人を愚弄するあなたに、仕える気はありません」


 淡々と話を打ち切るも、掴まれた手首が離されない。

 痛みでしかめそうな顔を、懸命に整える。


 令嬢は胸元の開いた大胆なデザインのドレスを纏っており、僕の手をそこへ導こうと引っ張っている。

 それに抗う僕との空中腕相撲大会に、終わる兆しが見えない。


 このご令嬢、華奢な見た目で、中々の豪腕だね……?


「お話は以上でしょうか。失礼いたします」

「実直ですわね。あなたに逃げ場はありませんの。そんなことすら、わかりませんの?」

「……お戯れに付き合う気も、ございません」

「ここでわたくしがあなたに身を寄せれば、第三者はあなたを加害者と見ますわ。わたくしを傷物にした罪、償っていただけますわよね?」

「ご冗談を」

「本気でしてよ」


 にんまり、笑った目許に冗談はないのだと察する。

 ぞっとした情景に従いたくなくて、僕に優勢な腕相撲の均衡を崩した。


 力を抜いた僕の腕が引かれ、綱引きの要領で令嬢がたたらを踏む。


 驚いた彼女の顔が拘束を緩ませ、その隙に腕を振り払った。

 解放された患部を押さえ、即座に壁際から廊下の広がる位置へ身体を動かす。


「失礼いたします」

「待ちなさい! わたくしの話は、まだ終わっていませんわ!!」

「僕の忠誠心を否定するあなたと、お話することは何もありません」


 静かに礼をし、追い縋る腕を無視してホールへ戻る。

 急ぎ足で壁際のノイス教官の元へ向かい、言葉を選んで声を潜めた。


 涼しい目許の彼女は、シンプルながらも身体のラインを強調させたドレスを纏っている。


「ノイス教官。廊下にいるご令嬢の従者が、訓練場の備品を持ち出している可能性があります」

「本当か?」

「索敵と、音の擦れ方からの推察です」

「わかった。確認を行う」


 颯爽と身を翻したノイス教官が踵を鳴らし、重厚な扉の先へ向かう。


 ……揺らめく陰影が、不自然な動きをしていた。

 気配を探れば、外階段へ繋がる廊下の隅に、人が潜んでいることを察知した。


 体格や息遣い、壁に触れた武器が、男の人を推測させた。

 恐らく彼の登場が、最終手段だったのだろう。

 僕を殴って昏倒させて、運び出すつもりだったのかな?


 令嬢は「直系」と言っていたから、恐らく公爵か、それに順ずる家系の人間だろう。炙り出すのは容易い。

 お嬢さまへの私怨でいっぱいだったから、今後とも注意を払わなければ。

 まずはアーリアさんに報告して、ヒルトンさんに連絡しなきゃ。


 鼻についた甘ったるい香水のにおいが、意識から離れない。

 あの人たちの対処は、ノイス教官に任せれば大丈夫だろう。


 くっきりと爪痕の残った手首を擦り、急ぎ足で持ち場へ戻る。

 人混みの先に見慣れた面々の姿を捉え、袖を引っ張り表情を整えた。


「すみません、長く席を外してしまいました」

「ベルくんおかえり! 大丈夫だった? 傲慢お嬢さん」

「……えっと、ノイス教官にお願いしてあります」


 ぱっと顔を上げたリズリット様のナチュラルな毒舌に、曖昧な笑みを返す。

 お戻りになられていたお嬢さまが心配そうなお顔をされているので、殊更表情に気をつけ、雑談を振った。

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