第25話

「おじゃましまーす!」



悠真の家にはいり、料理の準備を始める。




「てかさ、4人もキッチンにいるとか狭すぎ!!(笑)」



「俺もけっこう料理得意だし、お前ら2人リビングいてもいいよ?(笑)」



「、、、え、いいの?大丈夫?(笑)」



なぎさと悠真にそう言われて、楓とリビングで待つことにした。







「なんかホントに夫婦みたいだね(笑)」



「うん。俺らがあいつらの子どもみたいだな(笑)」



「、、、なぎさ、好きな人いるんだって。」



「悠真から聞いた。やっぱり悠真はなぎさのこと好きだって言ってたよ。」



「やっぱり、そうだよね。あんなに嬉しそうなんだもん。

なぎさは気づいてるのかな?」




「どうなんだろうなぁ、、。

ホントに仲良い男友達なのかなぁ。」



「2人のことだから、私がなにかしようとは思ってないけど、2人とも大好きだから、2人とも幸せになってほしいなって思っちゃうよね。」



「あぁ。だな。」



ちょっとさみしそうに2人を見つめる楓。




「もちろん、お前もな。」



「えっ?」



「俺は、楓にも幸せになってもらいたいって思ってる。」



「私?んー、、、うん、ありがとう。

幸せになれるようにがんばる!

でも4人でいるとき幸せだよ!(笑)」



「おう(笑)

俺もここ最近で一番幸せだし、楽しいわ!(笑)」




楓はまだ元カレのことが好きなんだろうか。



俺らには本当に心を開いてくれてるのだろうか。



俺のこと、ちょっとは頼りにしてくれてるんだろうか。




聞きたいことはいっぱいあった。


でも、それを聞く勇気が、今の俺にはまだなかった。




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