第16話 曼珠沙華

  愛と憎 占う花は 曼珠沙華


   好き 嫌い

   好き 嫌い


  あなたを待つ間 花占い


   愛してる  憎んでる

   愛してる  憎んでる 


  何してたの 息を切らせてやっときた

  別に何にも

  わたしは 赤い毒花をベンチの下に隠す 

  

   やっぱり 愛してる

  曼珠沙華を触った指で

  あなたの唇にそっとふれる 

  

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る