第9話 推理レポート
推理レポートの提出期限は5月8日。
5月9日、放課後ミス研の部室に部長樫尾がはいると、他の部員や副部長はレポートに目を通している最中だった。
樫尾がすわると部員8人揃い、打ち合わせがはじまった。
まず、副部長の如月から報告あった。
「お疲れ様です。樫尾部長。
レポートは結局、3人しか提出されませんでした。
後で皆さんに順番に目を通してもらって最終的に合格者を決定したいと思います。」
もう1人の副部長砂原が
「では、今後の予定としては3枚のレポートは部長以外目を通してあります。部長の確認後、今日部長に承認してもらい、5月10日に合格者に連絡次の日に正式入部とします。よろしいですか?」
「了解した。今日中にレポートを読んでおく。砂原、3人合格でよいか?
このレポート提出の意味はわかっているだろう。」
「はい、わかっています。新入生の振り落としですよね。先生方の信頼が厚いし生徒会長への登竜門的になっていて、真剣にミス研の活動を目的に入部を希望しているかと先代の部長がはじめたんですよね。」
「そうだな。でも、レポートは確認する。今晩ラインで連絡する。」
「では、よろしくお願いします。」
それからしばらく打ち合わせや雑談後解散した。
まだ18時だったため、部室に残って樫尾部長はレポートに目を通した。
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