第8話 入部試験
ユウキはミス研に入部するため、入部説明会に出席した。視聴覚室には沢山の生徒が集まっていた。
部長の樫尾先輩が話し始めた。
「では、説明を始めます。
ミステリー研究会に入部するにはこれから話す課題に取り組んでもらいます。
課題の結果で可否を判断し、こちらから合格者を発表しますので、その生徒は入部となります。
皆さん頑張って下さい。
課題については副部長の如月から説明します。」
「皆さん、副部長の如月です。
入部試験の課題は、推理レポートです。
過去に自分や他人が遭遇したものです。
過去にレポートの為に事件をおこしたなんて馬鹿な生徒がいましたが、その場合絶対入部ができませんので。
皆さんからのレポート楽しみにしています。
ではレポートの書式や、Q&Aのプリントは後ろのテーブルにありますので、必要な方はもらって帰って下さい。」
そして、解散となった。
会場では他の生徒たちが
「推理レポート?いままで遭遇したことないし。お前何かある?」
「俺だってないし。難題だな?マジどうしょう?」
「文化部の中でも内申も高く、生徒会長への足がかりにもなるしって先輩達に勧められたけど。」
「試験あるなんてな。はぁ。」
なんて話ししてる。
ユウキはプリントをもらって帰宅した。
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