《一端休憩》
〈1-0〉
前回までのあらすじをアートっぽく。
ー天角学園は思考異常者の集まる学園ーーーーー
ーー思考異常者の大抵は能力者か犯罪者ーーーー
ーーー俺はどちらでもないが思考異常者だーーー
ーーーー達成使いであり重度の思考異常者だーー
ーーー達成それは異能の一つ上にある力だーーー
ーー俺は『悪の味方』として活動する者ーーーー
ー悪を更生させるために駆け回る者だーーーーー
ーー過去にはクリムゾンと呼ばれていたーーーー
ーーー薙『紫紅』だから『クリムゾン』だーーー
ーーーーこの春そんな俺は天角学園に入ったーー
なんだか、それがきっかけになって、今まで以上にめんどくさくなりそうだった。
めんどくさい、と言うことすら不謹慎になりかねないぐらいの事件とかに巻き込まれるのは確定事項なのかもしれない。
そのうち庵内さんとかあたりは復活しそうな勢いだ。
これがもうフラグだろう、多分。
〈1-1〉
入学式の次の日。
俺はリリーと時破田と学校で話していた。
「庵内湖奈々という女と、巫槍という男との過去の確執は話せば長くなるから今は話さない。でも、これ以上話さないのもちょっと…という気持ちもあるので、間をとってダイジェストで話す。」
「おう」
「うん」
「庵内は強い奴」
「おう」
「うん」
「巫はヤベー奴」
「おう」
「うん」
「終わり」
「おう?」
「うん?」
〈1-2〉
生徒指導室にて。
「だからですね、担任として、紅君のことは知っておきたいんです」
美樹巴(椅子ぶつけられた人)と都賀生命(南棟を解体した人)はキャンディ・ベル(担任にして達成使い)と話したいた。
「戦って、先生方はどう思いました?」
「薙紫はな」
「はい」
「ムカつく」
「はい?」
「あいつよぉ、椅子で私をぶん殴りやがったのはいいけどよ、手加減しやがった」
「はあ…そうですか」
「薙紫君…ですか」
「はい」
「めちゃくちゃ痛そうでした」
「でしょうね(あんたのせいだよ)」
〈7-2〉
「加護を受けていたにも関わらず破壊描写がしょぼかった先生方」
「お前…失礼な」
「どうして使わなかったんですか?」
「いや、使う方がどうかしてるでしょう」
「??どういうことですか?」
「考えてもみろよ薙紫。普段使わない力を使うってことは、無免許運転してるようなもんなんだぜ?」
「ああ」
「生徒の教育に悪いので私達はしません」
「そうだそうだ」
「…え?そっち?」
意外と2人はいい先生なのかもしれなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます