第5話 父

私が小学校最終学年になると父も忙しく、買い物は父が一人で仕事帰りに行くようになっていた。


父は日付が変わる位の時間に家に帰ってきていた。


その日は、帰りが遅く、携帯も繋がらない。仕方なく、私は寝ることにした。


翌日、私を起こしたのは父でも枕元の目覚まし時計でもなかった。警察が訪ねてきたベルのリンッの音だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る