底辺物書きの自作ドラマがプロの声優に無料で演じてもらえるに至った、たった一つの行動とは

2018年4月、第34回放送採用ドラマ「愛は妹を救う」

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ひかり「やるだけ無駄」SE

孝美「ひかり、どうしてそんな酷いこと言うの？」

ひかり「なんで？」「駄目に決まってるじゃん」SE

孝美「ひかり！」

エイラ「よぉ、ひかりに孝美さん……って孝美さん、どうしたの？」

孝美「エイラさん！　ひかりが、ひかりが急に悪い子になってしまったんです！　私どうしたらいいかわからなくて」

エイラ「ええっ？　んん、ひょっとして」

孝美「何か知っているんですか？」

エイラ「昨日、ひかりに『もっと強くなるにはどうすればいいですか？』って聞かれたんだよ。それで『普段と逆の事をしてみるのも一つの手だぞ』ってアドバイスをしたんだけど、まさかこんなことになるなんて」

孝美「ではエイラさんが原因ということですね……目標捕捉」

エイラ「え」

孝美「目標固定。目標最終補正。完全捕捉。グリッド、H1158・T1127！」

エイラ「ちょっと待って孝美さん、話せばわかる！」

孝美「いっけぇー！」

エイラ「うぎゃ～！」

孝美「ひかり、ひかりはいつも通りのひかりでいいのよ」

ひかり「駄目じゃない」SE

エイラ「わ、わたしは、もう駄目だ～」

（おしまい）

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　五回目に採用された自作ドラマです。番組ゲストは雁淵孝美役の末柄里恵さん。

　新年に番組ゲストで登場した雁淵ひかり役・加隈亜衣さんの闇堕ちセリフを使ったドラマです。「やるだけ無駄」のセリフに本気で動揺したと末柄さんが大爆笑。

　このドラマで気に入っているところは、未来予知の固有魔法がありながら孝美の攻撃を避けられなかったエイラのシーン。妹に酷いことをする人は絶対許さないという孝美の姉バカなところを表現できたと思います。

　さて、公開を続けてきた自作ドラマの解説ですが、今回で一旦終了となります。番組内でまた採用される機会がありましたら、続きを公開したいと思います。

　ところで、ラジオワールドウィッチーズでは当然ウィッチーズ関連のドラマしか採用されないのですが、もっと自由に自分のドラマを投稿したいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

　そういう方には、同じ音泉内で隔週月曜更新、大原さやかさんのラジオ番組『月の音色～radio for your pleasure tomorrow～』がお勧めです。

　月の文学館というコーナーで、テーマに沿った内容なら四百字以内で小説・童話・エッセイ・詩、何でもオッケーというものがあります。一度に複数の投稿作品が採用されるので、読んでもらえるチャンスはこちらのほうが多いです。

　投稿数の多い人気コーナーですが、腕に自信のある方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

　ではでは。