新型インフルエンザに罹ったと思ったら、なぜか治った時には理想の顔になっている(ただし男限定)。そんな突拍子もないウィルスが流行ってしまったらどうだろう?
主人公は自分の顔が嫌いで、この新型ウィルスに罹りたいのにかかれない、頑丈な体の持ち主です。
クラスの大半がイケメンになっていく中、どうしても風邪を引けない。
ああ、イケメンになればモテるのに!
そう考えた彼は、一生懸命ウィルスに罹るための生活を始めます。
さて、彼の願いは叶うのでしょうか?
切実で、ちょっぴりおかしいような悲しいような、それでいて「がんばれよ」と思ってしまうような短編です。