第16話
ルリカは渋々俺に向けて水属性魔法を放ってきた。
「いくよ、ほんとに打つからね?」
「分かってる、いつでもいいぜ。」
「『ウォーターバレット』ッ!!」
なかなか速い速度で水の玉が飛んできた、俺はそれを全て見極めるために式段を使った。
「弎式」
するとその瞬間俺の顔にある感覚器官は全て強化された、ルリカが放った魔法がゆっくりになる、それをしっかりと避ける。すると後ろでいくつかのクレーターが出来上がった。
「ウソでしょ!!?」
ルリカは呆気にとられていた、すぐにはっとすると、次の魔法を打ち込んできた。
「これは避けきれないよ、『ウォーターガトリング』ッ!!」
するとさっきとは比べ物にならくらいの数の水の玉が飛んできた、俺はさらに式段を重ねる。
「壱、弐式」
そしてその水の玉を全て見切ってスレスレで避けた。また後ろで物凄い音を立てながら物凄い数のクレーターが出来上がった。
「くっ!まだよ!!」
ルリカにはまだ策があるのか攻撃の手を緩めなかった、
「『ウォーターベール』ッ!」
模擬戦でも見せた水属性魔法の盾だ、何をするのかと思っていると、ルリカはなんとその上に乗りさらに上に『ウォーターベール』を放ち、上昇していく。
「流石に全方位からの攻撃は避けきれないでしょ!くらえっ『ウォーターヴァレッジ』ッ!!」
まさに水の弾幕であった、さすがにこれは避けきれないと思った、と同時に俺は少し試したいものが前からあったので使ってみようと思い、俺は空気を思い切り吸い込み腹にため、強化された声帯を思いっ切り使い叫んだ。
「喝っっっ!!!」
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