第12話
「勝負ありそこまでっ!!」
と、審判の声が響いた。ルリカが駆け寄ってきて、
「ヒイラギ君凄かったよ、さっきのが君の言ってた肉体強化魔法?」
すごいグイグイ聞いてくる、うん可愛い、などと思いつつ、僕は説明をしようとすると、審判が、
「君たち次の試合が始まるからすぐに出ていってねー、ごめんねー。」
俺たちは審判に従った。そして控え室につき改めてルリカに肉体強化魔法の説明をした。もちろん全部話した訳では無い、ルリカには先祖代々受け継がれてきた魔法、と説明をしておいた。説明を聞いたルリカは、
「凄いね、そんなオリジナルの魔法みたいなのが存在するなんて私、全然知らなかったよー。」
「今後ともその話し方で俺と接してよ、その方が気が楽だ。」
と言うと、ルリカは自分の口調が変わっていたことに気がつき、頬を赤らめていた。
うん可愛い。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます