第11話

模擬戦はトーナメント戦らしく優勝したペアは大きく評価されるらしい、戦いのフィールドは岩が多いが少し狭めだった。

「このフィールドから落ちるか戦闘不能になった時点で勝敗が決まる分かったな?では、初めっ!」

するとすぐに火属性魔法の玉が飛んできた避けようとするとルリカが前に出て、

「任せてください『ウォーターベール』」

すると水の壁が出来たのだ、その壁はいとも簡単に火の玉を打ち消してしまった。

「今のうちに隠れましょう」

その隙に岩陰に隠れた、そして俺はすぐさま『魔力感知』を発動

「左から3番目の大きな岩の後ろに隠れてるな。」

ルリカが少し驚き

「そんなことも分かるんですか?」

「あぁ、じゃあ俺が突っ込むから援護よろしく」

俺はそう言うと、すぐに飛び出した。

「ちょっとヒイラギ君っ!」

「壱、弐式」

そして俺は地面を蹴った、物凄い速度でその岩へ接近していく、それ見たルリカは呆然としていた、

「は、速すぎます、、、」

「なんだコイツっ!」

相手が気づいたようだ、ほうなかなかいい反射神経してんな、と思いつつもう一度地面を蹴り方向を変える。すると直ぐにさっきまで自分がいた場所に火属性魔法が飛んでいった。

「なっ!!?速い!」

敵は驚き反応が遅れた、そしてその隙を逃さず、正拳を放つ、ドゴッと嫌な音を立てながらそいつは吹っ飛んだ、その異変に気づきそいつの仲間がこちらの方へ体を向けなにか遠距離攻撃をしてきそうになった、そんなことはさせないと距離を一気に詰め急速なターンで背後に周り首に手刀を1発、上手く当たりすぐに気絶してくれた。初戦は圧勝だった。

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