15.優しい王女様(5歳)
「なんだ、シルヴィー、気づいてなかったのか?別に変に畏まらなくていい。なんか、さっきの方が好きだ。」
「そうですわ。シルヴィー。私たち友達ですもの。そうにいずれ私のお姉様になるのですから畏まらなくていいですわ。お兄様にお灸を据えるシルヴィーの方がいいです。お兄様ったら、普段怒られないからって泣くなんて…まぁ、とりあえず、シルヴィーはシルヴィーのままでいいのです。」
とりあえず、照れながら好きだっていったウィル様は放ってほいて…マリー様!!
可愛くて優しいなんて天使ですか!!
お姉様って言ってたけど仲のいいお姉様ってことだよね?うん…そーしよ…
「マリー様!ありがとうございます。でも、ウィル様を泣かせてしまっているところ見ていらっしゃったのですね。」
「うふふ、えぇ、普段周りに迷惑ばかりかけているお兄様が怒られているんですもの!見るしかありませんわ!!とても、スッキリしました。これで、少しは治ってくれると嬉しいんですがね…」
「マリー様…」「マリー…」
マリー様、黒い部分が出てます…
……………
結局、マリー様とウィル様と遊びました。
あれは、遊ぶってことでいいのだろうか…
なんか、ほとんど魔法のぶつけ合いになってた気がするんだけど…
「シルヴィー、あなた魔法を使うのが上手ね!!」
「あぁ!シルヴィー、宮廷魔道士とかになったらどうだ?騎士団もあるが…剣は使えないだろ?」
「剣ですか?淑女の嗜み程度には使えますわよ?ウィル様次は剣で勝負しますか??それでもよろしくてよ?」
剣道してたから剣術は得意なんだよなー笑
マリー様、ウィル様口が開いていらっしゃいますよ…
「私、いずれ、冒険者ギルドに登録して冒険者になるのが夢ですの!冒険者ってカッコよくありませんこと?」
「冒険者か!登録する時は俺も呼ぶのだぞ!一緒に登録してやろう!この俺と一緒だと心強いだろう!」
「シルヴィー、私も登録したいですわ!火魔法は得意ですの!」
「マリー様…ありがとうございます!」
「おい、シルヴィー、俺もいるぞ!!」
「…そう、ですわね。ありがとうございます。ウィル様。」
なんか、ウィル様のこと若干わかってきた気がするわ。ウィル様って照れると俺様になるんだなー。ごまかしか…
ツンデレだなー!もー
「シルヴィーそろそろ戻っておいで。」
あ!お父様!!
「これはこれはマリリーズ王女・ウィルフレッド王子。シルヴィーと遊んでくださっていたのですか?ありがとうございます。」
「ホイッスラー公爵そのように畏まらなくて良い。いずれは私の父となるお方なのだから。いつものように、マリー、ウィルと呼んでくれ。」
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