第10話 存在の大きさ

穏やかなダイアン、ポジティブなランディ、小さなミハエル。


一緒にいること自体、不自然な三人。


しかし、不思議と調和がとれていました。



「アリス……大好きなものはなに……? 」


「メアリーよ」


「ペットか何かかい? 」


「メアリーは猫だけど友達よ」


「……君のすべてだった? 」


「そうね……すべてというと違うわ。大半……かしら。私のこと、何も言わなくても分かってくれたわ……」


「……心の支え? 」


「そう……彼女がいる、それは……幸せよ」



無表情だったアリスに笑みが浮かびました。

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