灰川真音は規則を重んじる風紀委員長。
誰であっても違反を見つければ注意し改善を要求する。
怪奇事件についても自業自得だと豪語する彼の前に、ある日、一人の少女が現れて……。
ルール違反について細かく言及している部分があるファンタジーでとても面白いです。
真音の家族の辛い出来事が彼の心を今のように形成し、それが原因となりプリファとの出会いへつながる、この設定がダークファンタジーを極めている気がしました。
プリファの口調や傲慢さ、真音の堅物さ、どちらもエッジの効いた個性的キャラで、二人がこの世をどのように導いていくのか?、怖いけれど楽しみです!
それと、ついでに現実の話なのですが。
今の時代に合わない古い規則や法律も、きちんと改正して欲しいものですよね。
2020年に迫る、120年ぶりの民法大改正では、少しでもまともになると良いのですが。。