第34話前の屋敷ですか?

僕は家に帰りどのような家にするか悩んだ。

悩んでいるうちに疑問が出来たのでセツラに聞いてみることにした


「水とかってどうやって出せばいい?」


「水や火は魔石を使えば出せますし、その魔力はドラグノフが出してくれます。光の魔石も同じですね。雨も降るので」


「え?雨降るの?」


「は、はい。ただ周りから見えなくなっているだけなので、今いる地域によって天候は左右されます。ただし、嵐などの時に墜落するということはありませんでしたが、風は来るので飛ばされない家を立てないといけません。」


「なるほどね…」


どのような屋敷にしようかと考えていると、ふと前の世界でやっていたゲームのことを思い出した。


(確か、あのゲームでクランに入っててその時に屋敷を建てたのをそのままそっくり建てようかな。あれ、結構凝って作ったからなぁ。)


家具とか部屋配置や家具は変えることにして外観はそっくりそのまま作ることにした。


作る屋敷は簡単にいうとホワイトハウスを横長にしたイメージだ。前のゲームでは素材を集めるのにも短くて4ヶ月、長くて1年もかかって作った。それを今では魔法を使って一瞬で作れてしまう。


「決めた!」


「何が決まったのですか?」


「家の構造と外装だよ。白色をメインで使って作るつもりだよ。」


「内装はどうなさるのですか?」


「買っても良いし、作ってもいい。どんなのがいいっていうのがあるなら僕にいって作るのもありだよ。」


「分かりました。外装は具体的にはどのようにするのですか?」


「それは出来てからのお楽しみ。」


その日の夜は楽しみで寝るのが遅くなってしまった。


次の日は屋敷を建てて、余力があるなら盗賊の討伐にでも行こうかと考えている。


「セツラ。今日は屋敷を建てたあと盗賊の討伐に行こうかと思っているけど来るかい?」


「はい。お供させていただきます。」


ギルドに向かう途中の道を曲がり裏路地に入る。そこから転移した。

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