第19話初めてのテンプレですか?

ギルドを出ていくと、外で待っているはずのセツラがいなかった。


「あれ?セツラどこいったんだろ?」


と呟きながら周りを見渡すと、ギルドを出てすぐ左に人だかりが出来ていた。何をしているのかと見てみると、セツラがナンパされていた。


「ねぇ、いいじゃん!一緒にお茶でもしようよ」


「結構です。私はいま待ち人をしてるので。」


このような会話?をしていた。

セツラにからんでいるのは、顔はある程度イケメンだと思うが、イヤらしい目でセツラを見ており、後ろにゴツイ男が2人たっていた。


(なんか見たことがある気がする…)


そのようなことを思っていると、セツラが僕がいることに気づいた。


「ベル様。すみません、あまり目立たないように端にいたのですが…」


セツラはハッキリ言って綺麗すぎると思う、それがギルドの端に立っていたら、獣みたいな男どもが群がるのは分かっていたことだった。


「ごめんね、僕も配慮すべきだ「そんなガキを待ってたの?そんなガキほっといて俺と遊ぼうぜ?」った…」


僕とセツラが喋っている時に割り込んできた。


「なぁ〜、ねぇちゃん。こんなガキのお守りなんかしずに俺と遊んだ方が楽しいぞ?」


と言われ、イラッとして

「彼女が拒否してるの分からないんですか?子供より聞き分け悪いですね。だからモテないんじゃないんですか?」

と言ってやった。


「このクソガキ!この俺を侮辱しやがって!ぶっ殺してやる!」


(あっ、言っちゃいけないこといった。)


「なんですって?ベル様を殺す?あなた風情が?笑わせないでください。」


「この俺を誰だと思ってやがる!俺はギルドランクCのグラ「どうでもいいです。」


「セツラ」


「はい、なんですか?」


「僕は大丈夫だよ、だから殺気引っ込めてね?」


セツラが「どうでもいい」と言ったと同時に、殺気を放ってしまい、ギルドランクCの絡んで来た奴は、腰を抜かしてしまっていた。


「何事ですか!」


と言いながら、1人の男性が出てきた。

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