第3話 虐殺シンフォニー&エルフ
ゴブリンをお花にした後おれは森を歩き続けていた。
そろそろあの盗賊たちと遭遇するころだろう。
盗賊を見つけたら少しの間はその場から動かずに傍観することにしよう。
木の陰に隠れて少し経った頃、剣戟が聞こえてきた。
そろそろ行こうかな。
「さぁ、悪人タイムの始まりだ」
美少女の姿で言っても可愛いぐらいだろう。まだ男の姿でもよかったかもしれない。
一応顔を見られてもいいように仮面をつけておく。
即座に鋸弐丁を取り出して脳を叡智に接続して戦禍の中へ突っ込む。
騎士が6名盗賊が13名だが盗賊が押され気味である。既に4人やられている。
剣が振り下ろされたところに突撃したせいか、剣が体に直撃するが攻撃無効が自動発動してゴムボールを叩いたかのように跳ね返る。
動揺している騎士の首を左の鋸で横なぎに切り落とす。まずは一人目。
突然の仲間の死に驚いた騎士たちはこちらに向かってくる。
血を払ってから構える。丁度一人一人の感覚が三メートルほどだったので余裕で倒せるだろう。
脳を叡智に接続したことにより思考加速効果が付いているので普段より物事が遅く見える。今なら銃弾もよけれるだろう。
二人目が切りかかってくるが、右ではじいて左足を踏み込んで左で首をとらえる。
勢いもあったせいか一人目より軽く斬れた。
三人目は大剣で斜め下から切り上げてくる。右足で踏み込んで大剣を右ではじいて回転の勢いを使って左で回転切り。右で縦切りを繰り出すと十字に血が噴き出て倒れた。
四人目は俺と同じ双剣だ。相手は剣をクロスさせて切りかかってくる。
少し無理矢理だが右の切り上げで両方を弾いて振り下ろして頭から胴の途中まで切り込む。右を引き抜いた直後に左を逆手に持ち替えて殴る勢いで相手の首を刈り取る。
その後バックステップで五人目から距離をとる。
五人目は細剣だ。容赦のない突きを繰り返してくる。左の鋸の腹で受けて、右で弾いて四人目と同じ方法で首を刈る。
六人目は弓矢のようだ。飛んでくる矢が遅く見える。そしてそれをなぞるように切ればこちらに当たるようなことはない。
二の矢を物体操作で六人目の方向へ転換させて打ち込む。すると頭にクリーンヒットする。これによって騎士たちは全滅した。
頭領はハッとしたようにこちらにお礼を言ってきた。
「どこの誰だか知らねえがありがとよ。おかげで助かったぜ。」
「いえいえ、困ったときはお互い様ですよ。」
「なにか礼ができるといいのだが」
「なら、私の願いを聞いてくださりません事?」
「ん?なんだ?」
「あなたたちの命をください」
「は?おいおい冗談きついな」
「冗談じゃありませんよっ!」
そう言った俺は右の鋸で頭領の首を刈った。
ついでに残りの盗賊は物体操作で華にしておいた。
荷馬車の荷物に興味はないが一応覗いてみる。
すると中には少女たちが入っている檻があった。
どうやら彼女たちはエルフのようで、高く取引されているとのこと。
そしてこの荷馬車は奴隷商のものみたいだ。
しかし残念なことにその持ち主はすでに息がない状態だ。
ならば私が代わりに売りさばいてやろうそう思ったのだ。
しかしその前にエルフの観察といこう。
あっ叡智で見ればいいか。データを読み込んだ後創造でエルフを生み出す。
喋らないし、自我がないのが何とも言えないのだが自分好みのナイスバディである。
命令権限は俺だけだ。当たり前。
見た目は典型的なエルフである。金髪で耳がとがっていて美しくて、ボン・キュッ・ボンのスタイルである。服は清楚なメイド服を着させている。身体能力は俺以上なのでロングスカートでも大丈夫だろう。
さ、やることやったしマキスの街へ行こうかな。
ちなみに、我が眷属の名前はスズナ(菘)だ。
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